イラストレーターのさゆ吉です。
私はココナラでイラストや漫画のサービスを出品しているのですが、先日 依頼者とトラブルになり仕事をしたにも関わらずキャンセル要求をされるという理不尽な出来事がおこりました。
仕事をしたのに、報酬が貰えない。本来なら、あってはならない出来事です。
どうしてこのような事になってしまったのか?
自分の対応の仕方に問題はなかったのか、今後このような事が起こらないよう、反省点も含め記事にまとめてみました。
今後、ココナラで出品を考えているイラストレーターさんや依頼する側の方の参考になればと思います
依頼者には何パターンか特徴がある
在宅イラストレーターとして活動を始めて二年程たちますが、ココナラに限らず依頼者さんには何パターンか傾向がある事がわかってきました。
私の場合ですが、大体以下の4つの傾向に分かれます
②イメージはぼんやりしているが、こちらが提案したもので喜んでくれる
③イメージがあやふやなので修正回数が多い。こちらが明記している注意事項をちゃんと読んでいない
④こまかい、こだわりがあるのに指示がわかりにくい。ダメ出しが多く自分目線で物を言う
①は企業からの依頼に多く、指示もしっかりしているのでとても仕事がやりやすいです。また、修正も比較的少ないので納品時期の計画が立てやすく一番助かるパターンです。
②は個人からの依頼に多く「さゆ吉さんのイラストが好きだから」という理由の方がほとんどなので、これも修正がほぼありません。イラストやブログの感想も貰えるので、一番モチベーションが上がる依頼パターンです。
③は主にココナラから依頼してくる方です。恐らくイラストの労力がわかっていない慣れてない方だと思うのですが、着色後でも平気で修正依頼をしてきます。
④は今回トラブルになった依頼者です。
ほとんどが①か②のパターンなんですが、稀に③がいらっしゃいます。
でも、③の方は慣れてないだけで「修正にはこれだけ時間がかかる」という事をきちんと説明すると、追加料金にも応じてくれるので問題ありません
さゆ吉
トラブルになった経緯
①着色後、大幅な修正依頼がくる(ほぼ塗り直し状態)
②追加料金を請求するが、応じて貰えなかった
③追加料金なしで修正依頼をする
④一箇所、修正ミスがあり依頼者に責められる
⑤「もう少し具体的な指示を出してほしい」とお願いすると激怒された
⑥修正するが、今度はラフの時点で言うべき事の修正要求をされる
⑦もうここまで来たら…と理不尽に思いながらも修正に応じてしまう
⑧「今回の仕事に対して、この金額は高すぎる」と言われキャンセルを要求される
今回、トラブルになったのは漫画の依頼です。
依頼者はヒーリングサロンを経営していて、お店のホームページに載せる広告漫画を描いて欲しいという依頼でした。
「育児と仕事で疲れ気味のママが、ヒーリングサロンでアロマオイルの香りを嗅ぎ元気を取り戻す」といった内容のものです
さゆ吉
と、私なりに精一杯漫画を描きましたがトラブルは起こってしまいました。
「着色後の大幅な修正は追加料金を頂きます」と注意事項に書いてあるにも関わらず、今回の依頼者は以下の修正を希望してきました
・主人公の服がおばさんくさい
・全体的に色が暗いのでもっと明るくして欲しい
・もっとキラキラにしてほしい
・試香紙の色が茶色になっている
さゆ吉
(というか、そんなにおばさんくさいかな?子育て中のママなんてそこまでオシャレな格好できると思わないけどなぁ…キラキラの表現もよくわからないし)と不思議に思いながらも、修正には時間がかかる事を説明して追加料金をお願いすると
「この程度の修正は追加料金を払うレベルではない、修正できないなら事前に色味確認をもっと丁寧にやるべきだ」と言われました
確かに、依頼者の言うようにラフの時点で丁寧な色味確認ができれば良いのですが、漫画はイラストと違って何コマも描かなければいけません(今回、依頼された漫画は全3Pでした)
色の雰囲気はサンプル画像を見て貰えればわかるだろうという認識だったので、ラフは線画のみで提出していたのです
主要人物ラフイメージ
こんなカンジで、一番最初に登場人物のイメージを決め問題なければ漫画の下描きに入っていきます。
私はココナラで四コマ一万円で出品していますが(2019年2月現在)、ここから更に手数料をひかれるので、サービス価格でやっている方だと思います。
これに丁寧な色味確認を加えるとなると時給1000円を切ってしまうし、正直厳しいのでやるとしたらオプションでつけるしかありません
とも吉
さゆ吉
でも、イラストを描かない人の立場からするとわからないですよね。
「サンプルで色の雰囲気はわかるだろう」と思ってオプションをあらかじめつけておかなかった自分も甘かったし、今回は追加料金なしで修正することにしました。
ところが、私、ここで一つミスをしてしまい依頼者を怒らせてしまったのです
依頼者「試香紙の色が茶色のまま、直ってないんですが」
私「え?ちゃんと直しましたよ。試香紙って〇〇コマ目の、この紙の事ですよね?」
依頼者「違います!こっちのコマのこれです!!!(怒)」
さゆ吉
そう思いながらも、ミスしたのは私なので必死に謝罪しすぐに修正しました。
ところが、依頼者は「わからないなら適当に色を塗らず、ちゃんと調べるか聞いてください!!相手に対して失礼ですよ」と…。
確かに勘違いした私が悪いので、これに対し、私は素直に自分の非を認めました
さゆ吉
すると依頼者は更に激怒し
「修正が多いのは貴方の実力不足とリサーチ不足のせいでしょう!その言い方だとこちらの指示が悪いと言ってるみたいです。責任転嫁をしないでください!」と…
さゆ吉
それでも、ミスしたのはこちらだし途中で投げ出すわけにもいかないので、私はひたすら謝り修正に応じていました。
依頼者はその後も色々「ここはこう描いて欲しかった」など難癖をつけてきて「それ、ラフの時点で言ってください…」というような修正にも、私は言い返す気力もなく応じてしまっていたのです。
そして、ようやく終わりが見えた頃に「今回の仕事に対して、この値段は高すぎます」と依頼者が文句を言ってきました
ここまでさんざん修正させておいて、謝っているにも関わらず「キャンセルしろ」と言ってきたのです。
その瞬間、今まで我慢していたものが爆発して「もう、こんな人からお金貰いたくない!!!!!」と泣く泣くキャンセルに応じました
勢いで自分からキャンセルに応じたものの「もしかして、この人お金を払わずに画像だけ使う気じゃ…!?」と心配になって依頼者のサイトをのぞいてみたら、ブログで思いきり悪口を書かれていました。
「今、とあるイラストレーターに漫画の依頼を頼んでるんですが手抜きもいいところです」
「クリエイターのくせに創造力が足りないのを私の指示が悪いからと人のせいにするし、知らない事の下調べもろくにしない」
「何でも人のせいにするこーゆう人は、今まで適当に生きてきた人です。こーゆう人にはジャスミンがおすすめです(笑)」
「こんな人の漫画をホームページに載せるわけにはいかないので、今、知り合いの信頼あるイラストレーターさんに漫画をお願いしています」
数々の暴言を吐かれていて、これまで自分のしてきた事って何だったのかと悔しくて泣いてしまいました
さゆ吉
トラブルにならない為に今後、注意すべき事
今回の場合、私の方にも落ち度はあります。
勘違いのミスをして依頼者を怒らせてしまったのは事実なので、そこは反省すべき点だと思っています
②資料は依頼者側に用意してもらう
③こちらが追加料金を請求した時に応じてくれない依頼者には注意する
さゆ吉
【最後に】それでも、報酬未払いは許せない
やり取りが終わった直後は悔しくて悔しくて涙が止まらず、三日間くらい眠れませんでした。
いくらこちらにも落ち度はあったとはいえ、何度も謝罪と修正をさせて挙句の果てにキャンセル要求をしてくる、ブログでも悪口を描くなんてひどすぎます
さゆ吉
長々と書いてしまいましたが、イラストレーターやクリエイターの方に伝えたいのは「修正が多いという事は相性が合わない。追加料金に応じてもらえない時点で断った方が良い」これに尽きます。
私も、変な責任感にとらわれずさっさと早目にキャンセルしておけばこんなに消耗しなかったのに・・・と後悔中です。
めげずに、これからも頑張っていきます!
おしまい
★私、さゆ吉のココナラプロフィールページです★
参考 さゆ吉プロフィールココナラ 【ココナラトラブル】悪質購入者のせいでサービスが載らなくなってしまった話