• 地域:

    東京

    よくご覧になる地域を選択してください。
    選択した地域の「番組表」が自動的に表示されます。

    現在設定中の地域 :東京(首都圏放送センター)

    一括設定

    閉じる

2019211

月・祝

12

13

10:00〜17:00 ※入場は終了30分前まで

NHK放送センター(東京・渋谷)正面玄関ロビー

展示内容

左右にスワイプして展示内容を閲覧できます。

【技術移転】

25
活用してみませんか? NHKの技術
NHK技術の移転(技術協力とライセンス)
放送技術研究所/(一財)NHKエンジニアリングシステム

概要
NHKの研究開発成果は、放送での利用に加え、放送以外の分野においても、業務用から民生品まで、幅広く活用されています。
NHKの研究開発成果は、「技術協力」や「ライセンス」という方法によって、みなさまに有償でご利用いただけます。
NHKの研究開発成果を、技術力アップや製品開発にご活用ください。
技術移転の方法
  • ・技術協力 NHKの技術者が技術指導します。
  • ・ライセンス NHKの特許・ノウハウを実施許諾します。
お問い合わせ先
契約手続きは、NHKから委託を受けた
(一財)NHKエンジニアリングシステムがお手伝いします。
http://www.nes.or.jp/contact.html

【4K8K】

1
スペクタクルな宇宙の映像を8Kでお届けします!
国際宇宙ステーションからの8K映像
放送技術局 制作技術センター/制作局

概要
上空約400kmにある国際宇宙ステーション(ISS)は、1周約90分というスピードで地球を周回しています。
ISSに滞在している宇宙飛行士が、小型の8Kカメラで美しい地球の映像を撮影しました。
アメリカ大陸の地形や雲の流れはもちろん、巨大なハリケーンなども8K画質で撮影されています。8Kならではの高精細、広色域映像をお楽しみください。
機材
  • ・8Kカメラ:RED社製「WEAPON Helium」
  • ・レンズ:(株)ニコン製レンズ(写真用)
放送実績
2018年12月1日のSHV開局特番で使用しました。
その後、フィラー映像として使用しています。

【4K8K】

2
8Kカメラシステムで深海の高精細映像の撮影に成功しました!
深海8Kプロジェクト
放送技術局 制作技術センター/
技術局 開発センター/デザインセンター

概要
NHKは、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)と共同で深海用の8Kカメラシステムを開発しました。無人探査機に搭載し、深海の超高精細映像の撮影に世界で初めて成功しました。
2018年7月に小笠原沖の海底(水深約1,300m)で深海の生物群や熱水噴出孔(チムニー)を撮影しました。
専用のカメラ用カラーチャートを製作し、深海用のLED照明で深海における解像度や色再現性の検証も実施しました。
機材
  • ・8Kカメラ:(株)日立国際電気製「SK-UHD8060B」
  • ・レンズ:キヤノン(株)製「CN7x17 KAS」
  • ・耐圧容器:広和(株)製
実績・予定
2018年2月に沖縄沖の海域で実施した撮影テストの様子は8K試験放送で放送しました。
2018年7月に実施した本潜航の様子は、2019年2月にNHK BS8Kで放送予定です。

【4K8K】

3
大河ドラマ「いだてん」で活躍
4K-HDRドラマ制作技術
放送技術局 制作技術センター

概要
大河ドラマ「いだてん」は、BS4Kで4K-HDR(High Dynamic Range)の美しい映像をお届けしています。
ハイビジョン放送では、4K-HDRの世界観を損なうことなくSDR (Standard Dynamic Range)に一括変換する手法を開発し、制作の効率化を実現しています。
撮影現場でも、この変換手法を用いてそれぞれの完成イメージを確認しながら、収録を進めています。
特長
  • ・独自の一括変換カーブを作成
  • ・色域を含めた変換を3D-LUT(Look UP Table)として出力
  • ・LUTBOXで変換結果を確認可能
今後の展望
上記の手法では専用ソフトで一括変換カーブを作成する必要があります。そこで、あらゆる一括変換コンバータのパラメーターを3D-LUTファイル化するシステムを開発しました。これによりどんな変換も、LUTBOXひとつで、変換結果の視聴環境の統一ができます。
使用予定
2020年 大河ドラマ 連続テレビ小説

協力:TVLogic (Vidente Co Ltd)

【4K8K】

4
4K一体型マルチカメラ収録の必須アイテム
4K一体型カメラ取付型光リンクと収録部集中コントローラー
放送技術局 制作技術センター

概要
複数の4K一体型カメラを使用したドラマ制作が増加しています。しかし、従来の2K用光伝送装置による2K映像のモニタリングではピントなど細部の確認が困難でした。
また、各一体型カメラの収録/再生コントロールを各カメラリモコンで個別に行うために収録と試写の同時操作や同期再生ができませんでした。
そこで今回、4Kカメラ取付型の光リンク(伝送装置)による各種信号の長距離伝送と各カメラの収録部の一括コントロールによるワンマンオペレーションを可能にしました。
光リンクの特長
  • ・4K信号、カメラ制御、RET(リターン)、タリー、TC(タイムコード)、電源等の長距離伝送
  • ・小型軽量でロケに適したバッテリー駆動も可能
集中コントローラーの特長
  • ・各カメラの収録部を一括コントロールすることで操作のタイミングずれをなくすことが可能
  • ・キューアップ(頭出し)機能による各カメラの収録映像の同期試写(再生)が可能
今後の展望
4K一体型カメラを使用した様々なドラマロケや中継などに使用予定

共同開発(4K光リンク):(株)須川映像技術研究所

【番組制作】

5
いつものイヤホンが立体的に! 臨場感溢れるオーディオドラマ!
立体音響再現技術を使ったオーディオドラマ
放送技術局 制作技術センター

概要
インターネットサービス「らじる★らじる」や「radiko*」によって、ラジオ番組を手軽に高音質で聴くことができるようになりました。こうした状況の中、増加傾向にあるイヤホンやヘッドホンでのリスナーがより楽しめるよう、立体音響再現技術を駆使したオーディオドラマを制作しました。
従来手法であるダミーヘッドマイクでの録音に加え、近年、開発が進んでいる立体空間を再現するソフトウェアを利用することで、作業時間の削減と新たな音声表現を実現しました。
イヤホンやヘッドホンで聴くと、前後左右、あるいは上下方向から立体的に音を聴くことができます。この技術を活用することで、より臨場感・迫力のある番組制作が可能となりました。
*radikoは株式会社radikoの商標です
放送実績
  • ・FMシアター
  • ・青春アドベンチャー
今後の展望
22.2ch音響との相互変換により、22.2ch音声で制作したコンテンツを、一般のステレオヘッドホンでも豊かな臨場感で楽しむことが可能になります。

【番組制作】

6
ロケ音声機材の軽量化 市販のUSB電源アダプターが使えるロケミキサー用バッテリー
ロケミキサー用バッテリーと専用充電器
放送技術局 制作技術センター

概要
(1)バッテリー
従来、ロケミキサー用バッテリーは専用充電器で充電していました。この度開発したバッテリーを使用することで専用充電器のほかにUSB充電を可能にし、移動中の車などでも手軽に充電できます。さらに、バッテリーのUSB放電にも対応し、携帯電話などのモバイル機器の充電ができます。
(2)専用充電器
従来の専用充電器はバッテリーを1個だけ充電できるものでした。新しく開発した専用充電器はバッテリーを同時に2個まで充電が可能です。また、バッテリーの受座が90度回転する機構とし、スペースに応じた設置ができます。
特長
  • ・バッテリーはUSB充電可能
  • ・バッテリー単体で残量表示が可能
  • ・バッテリーからモバイル機器の充電が可能
  • ・専用充電器で2本のバッテリーを同時に充電可能
  • ・専用充電器の受け座を90度回転させて充電可能
使用予定
2019年4月からロケ収録番組で使用予定

共同開発:(株)アイ・ディー・エクス

【番組制作】

7
豪雨でも確実に防水!
伸縮素材を用いたカメラ用防水カバー
技術局 開発センター

概要
集中豪雨や台風などの大雨時の撮影では、カメラへの浸水による機器障害が課題となっています。これまでのカメラ用防水カバーは手を入れてレンズを操作するための操作口が必要で、そこから雨水が入り込んでいました。
そこで伸縮性のある防水素材を用いて防水カバーを形成することで、カバーの上から直接レンズを操作できるようにしました。操作口がなくなることで雨水の侵入経路がなくなるため、浸水を防ぐことができます。
特長
  • ・伸縮素材により装着したままカメラを操作可能
  • ・手を入れるための操作口なし
  • ・屋外で使用する他の放送機器にも応用可能

【番組制作】

8
離れた場所から編集結果を共有!
遠隔試写システム
遠隔試写実現プロジェクト/情報システム局/技術局 開発センター/放送技術局 制作技術センター

概要
「働き方改革」を推進するツールとして、セキュリティを確保した遠隔試写システムを開発しました。
編集室などからライブストリーミングを通じて、本部や地域放送局などの離れた場所で同時に番組試写に参加できます。
また、アップロードされた編集済み参照動画を、地域放送局や自席、在宅勤務中の自宅、出張先などで確認し、修正点を担当者間で共有できます。
特長
  • ・ダウンロード不可、ウォータマーク(透かし)付加等のセキュリティを担保するシステムと運用ルールの整備
  • ・低遅延のライブストリーミングシステムにより、遠隔地での同時試写を実現
  • ・動画ファイルをアップロードし、業務スケジュールに合わせた時間・場所で視聴
  • ・参照動画に対し注釈や要望などを書き込み、番組担当者間で共有
運用予定
2019年1月~ システム試行運用中(検証後に本格運用開始予定)

共同開発:メモリーテック(株)

【番組制作】

9
さようならクロマキーセット!既設のスタジオや屋外でもバーチャル!
クロマキーレス背景分離・合成システム「Keydream」
松江放送局

概要
今や当たり前になったCG合成。そのためにはクロマキーセットと呼ばれる青や緑単色の背景を用い、色情報によって被写体を分離する必要があります。しかし、スタジオ内にクロマキーセットを設置するスペースの確保、加えて屋外での運用が不可能という弱点があります。本システムでは、色ではなく距離情報によって背景との分離を行うため、場所や色を気にする必要はありません。また、人物の骨格情報を用いて出演者の動きに追従したCG合成も可能なため、視覚的に楽しい演出が簡単に可能です。
特長
  • ・独自の境界補正処理で、精度の高いマスクを生成
  • ・任意の距離にある被写体を抜き出し可能
  • ・センサーの視点を放送用カメラの視点に変換
  • ・人の動きと連動したジェスチャー演出が可能
  • ・分かりやすいユーザーインターフェースで簡単操作
放送実績
①しまねっとNEWS610の気象コーナー
② 360°ARカメラと合成(JR三江線の思い出)
③特集 明日へ つなげよう~震災から7年~(よみがえれ“青春列車”)

協力: キヤノンマーケティングジャパン(株)、(株)エム・ソフト

【番組制作】

10
重たいケーブル・機材はもういらない! IP技術で楽してモニター接続!
映音同時伝送・IP技術を設定なしで楽して活用
(株)NHKメディアテクノロジー

概要
制作現場では出先確認モニター等の急な要望や、演出手法等の多様化のため、多系統の映音モニタ出力が求められています。
一方、現場では準備・撤収等の時間短縮が求められており、ケーブル・機材量の削減や系統の単純化が必須となっています。そこで、PA業界で成功例のある「IPマルチキャスト技術」を利用し、放送業界用の映像・音声伝送規格「SMPTE ST 2110」を応用したモニター用映音分配ボックスを開発しました。
布線が楽なイーサネットケーブルを使用することで、長距離でも軽量かつ汎用IT機器を利用でき、面倒な設定をすることなく運用可能です。
特長
  • ・通信にIPマルチキャストを使用
  • ・光ケーブルやイーサーネットケーブルを利用可能
  • ・IT汎用機器を利用し、コスト削減が可能
  • ・面倒な設定なしで利用可能
  • ・既存のSDI信号、アナログ音声で接続可能

【番組制作】

11
信号フォーマットも一発表示
小型SDIペイロードチェッカー
(株)NHKメディアテクノロジー

概要
4K、8K映像は複数本の同軸ケーブルで機器を接続します。現場ではケーブルに信号の名前を張り付け、接続ミスの軽減に努めています。SDI規格では複数信号で構成する場合、属性を示す情報が付加しています。
本機は、SDI信号の付加情報を表示し、接続する信号を確認できます。
特長
  • ・SDI信号の付加情報表示だけに機能を限定
  • ・小型、省電力化を実現
  • ・手に収まる大きさ、機器ラック裏での作業を考慮
使用実績
中継、マルチ収録現場準備で活用

共同開発:アストロデザイン(株)

【AI利活用】

12
超簡単! マンパワーいらず! リポート動画をSNSへ!
AIを用いた動画要約システム
青森放送局

概要
10分程度のリポート動画を、人工知能(AI)を用いて自動要約するシステムです。
動画を用いたSNSによる情報発信はテレビ視聴に導く大変有効な手段であることが知られており、NHKでも全国放送の番組は広報局を中心に、Twitter*などで番組PRが行われています。
本システムを利用することにより、誰でも簡単に全国放送並みの情報発信ができます。
*TwitterはTwitter,Inc.の商標または登録商標です
特長
  • ・ドラッグ&ドロップのみで作成可能
  • ・パソコン1台で使用可能
  • ・実尺よりも短時間での要約が可能(10分程度のリポートは4分程度で出力可能)
今後の展望
  • ・青森局公式Twitterでの運用
  • ・より長尺で一般的な番組で利用できる精度の向上
  • ・アーカイブにおけるサムネイル動画の生成

協力:京セラコミュニケーションシステム(株)

【AI利活用】

13
AIが多言語字幕制作を強力にサポート!
スピード翻訳システム
国際放送局

概要
国際放送「NHK WORLD-JAPAN」ではインターネットを通じて多くの番組を無料見逃し配信(VOD;Video On Demand)しています。一部の番組では字幕や吹き替えによる多言語化にも対応していますが、英語から多言語への翻訳は人手と制作期間がかかることが課題でした。
そこで、翻訳作業を効率的にサポートする「スピード翻訳システム」を開発しました。AI音声認識を使用し、英語の番組動画から英語字幕を作成します。次に、英語字幕をもとにAI翻訳を行い、多言語字幕を制作します。
経済番組「Biz Stream」では人手による修正確認作業を行いつつ、ワークフローの大幅な見直しを行うことで、従来3週間かかった制作期間を4日に短縮できました。また、複数名の翻訳者が同時に翻訳作業が行えます。
特長
  • ・直感的でわかりやすく、同時並行作業できるUIを開発
  • ・音声認識で字幕とタイムコードを同時に認識
  • ・効率的な多言語字幕制作が可能
  • ・フルクラウドシステムとして構築
  • ・様々な場所に住む翻訳者が共同利用可能
  • ・中国語をはじめとする8言語に対応
今後の展望
AI翻訳を活用したライブストリーミングでの多言語字幕サービスの検討、技術検証を進めています。

協力: (株)日本国際放送/(株)NHKメディアテクノロジー

【AI利活用】

14
バックスクリーンの球速をAIが瞬時に読み取ります!!
AIを利用したスピードガン球速表示システム
熊本放送局

概要
野球場のバックスクリーン上の球速表示をカメラで撮影し、その数字を人工知能(AI)が読み取って放送に使用します。
今回開発したシステムを使うことで、球速データを配信していない球場でも中継映像に球速情報のサービスを表示することが可能となりました。
AIに数字を学習させることで、難しい画像調整を必要とせずに自動的に画像を解析し、球速をデータ化するシステムを開発しました。
今後は球速データ以外にも得点情報、BSOデータ、ランナー位置の解析に発展させることで試合情報の完全自動取得も期待できます。
特長
  • ・AIを使用するため複雑な設定の必要なし
  • ・自局開発のため低コストで導入可能
  • ・球場設備の制約なし
  • ・少ない学習量で高い認識精度を持つ機械学習の手法(サポートベクターマシン)を採用
使用実績
・2018年度全国高等学校野球選手権熊本大会
 (福岡放送局、沖縄放送局でも使用実績あり)

【AI利活用】

15
AIによる顔認識で編集作業を効率化!
AI顔ぼかし加工システム
特許取得済
放送技術局 制作技術センター/放送技術研究所/技術局 開発センター

概要
最近の個人情報保護意識の高まりにより、編集での顔ぼかし加工が急増しています。一方で、画像解析や人工知能(AI)技術の進歩により、人物の顔認識及び追尾の精度が向上しています。そのような状況を踏まえ、業務の効率化を目的として、最新のAIプログラムを編集システムに組み込むプラグインを開発しました。
特長
  • ・放送技術研究所の顔認識AIプログラムを利用
  • ・配慮が必要な人物の顔を認識して自動追尾
  • ・動く被写体に対して、自動的に顔ぼかし加工を実施
  • ・顔認識モデルからシーケンス全体にぼかし加工を適用
  • ・Media Composer*1、 Prunus*2のプラグインとして開発
  • *1 Media Composerは、Avid Technology, Inc.の登録商標です
  • *2 Prunusは、さくら映機(株)の登録商標です
今後の展望
  • ・他の編集ソフトウェアにプラグインとして実装を検討
  • ・精度向上に向けたアルゴリズム改善

共同開発:(株)クオリス、さくら映機(株)

【AI利活用】

16
AI技術が構築! NHK独自の出演者データベース
顔認識技術による“番組権利情報 作成基盤”
放送技術局 メディア技術センター/知財センター

概要
顔認識技術を利用して、映像内容から出演者を抽出・分類し、出演者権利情報データベースを構築できます。
  • 1)映像素材を分析して人物が写っている画像を抽出
  • 2)顔の特徴量を使って、似ている人物をグループ化
  • 3)権利入力担当者が、 2)のグループ単位に出演者名ほか権利情報を入力することで、認識モデルを構築
  • 4)以後、分析対象素材に 3)の認識モデルが適用できる場合は、権利情報を自動的に付与可能
特長
  • ・AI(人工知能)技術が出演者権利情報入力業務をサポート
  • ・未知の映像から、出演者の自動抽出が可能
  • ・番組や素材の映像フレームとリンクした出演者データベースが構築できます
今後の展望
  • ・コンセプトの検証
  • ・実運用化

共同開発:(株)NTTデータ

【緊急報道・放送確保】

17
IP伝送の“みはり番”
IP伝送 モニタリングシステム
札幌放送局

概要
多数の中継・取材現場からのIP伝送時に受信状態を常時監視し、受信レートが低下した際の映像・音声を簡単に試写できるシステムを開発しました。
これにより、伝送素材の確認がより簡便に、より短時間で実施できるようになりました。
特長
  • ・受信レート低下をアラーム通知
  • ・アラーム時刻の映像・音声をワンクリック再生
  • ・IP伝送中は自動監視
  • ・収録中でも追っかけ再生可能
  • ・8系統のIP伝送を同時監視

共同開発:(有)ビービーシー

【緊急報道・放送確保】

18
伝送回線を使わずロボカメの静止画監視が可能
ロボカメ元気モニター
長野放送局

概要
これまで可搬型のお天気カメラ(ロボカメ)は携帯電話通信による制御が主流でしたが、現在はモバイルルーターによるIP制御ができるようになりました。
本システムはこのIP制御にカメラの静止画伝送機能を追加することで、放送前の天候確認やカメラ映像の障害監視が可能となりました。また、タイムラプス収録機能を持たせて一日の天候の変化や番組の特殊効果を可能にしました。
効果的な機能を備えながら、カメラ制御の遅延がほとんどなく、操作性も向上しました。
特長
  • ・ロボカメ映像を一定間隔で取得することで映像監視や放送前の天候確認が可能
  • ・タイムラプス機能による特殊撮影機能
  • ・モバイルルーターを用いたIP回線のみ使用
  • ・ロボカメ操作の制御レスポンスを改善
今後の展望
カメラ側で連続録画した映像を必要な部分だけ切り出して伝送することで、緊急報道などへの活用も期待できます。

共同開発:(株)イメージネット

【緊急報道・放送確保】

19
4K画質で全ての方向の映像を撮影・3日間収録、どこでも切り出し・生放送可能!
全方位カメラを使用したサーバーシステム
放送技術局 報道技術センター

概要
全方位4K映像から任意の画角を切り出して生放送できるサーバーシステムです。サーバー収録も可能で、後から切り出して放送に利用できます。さらにこのカメラの全天候型ハウジングを開発しました。
特長
  • ・全方位4K映像からリアルタイムで好きな画角を切り出すことが可能
  • ・サーバーには全方位4K映像を3日分収録
  • ・サーバーシステムは全方位カメラ2台の同時接続に対応
  • ・全天候型(冷却機能付き)ハウジングを完備
今後の展望
  • ・ヘッドマウントディスプレイ(HMD)でのトリミング操作に対応予定
  • ・空港や火山監視など緊急報道現場やスポーツ等の中継番組での活用を検討

協力:(株)クロスデバイス

【緊急報道・放送確保】

20
災害時の伝送路を確保せよ
FPU基地局スピードスター
名古屋放送局

概要
FPU基地局(無線中継局)の制御回線を容易に、かつ即座に構築できるアダプターを開発しました。「スピードスター」は、誰でも簡単に接続設定ができ、PCやスマートフォンから各機器の制御が可能です。
特長
  • ・インターネットブラウザーだけで各機器の設定・操作が可能
  • ・小型(1Uハーフ)で、どこにでも設置可能
  • ・全ての機器をIPで制御できるため、制御回線の種別を選びません
今後の展望
  • ・災害時・非常時にFPU基地局で適用するための検証を行います。
  • ・ロードレースなどの番組での運用を検討しています。

共同開発:(株)加藤電気工業所

【緊急報道・放送確保】

21
電力、通信インフラ喪失時でも動作する!
公共インフラ不要の遠方監視システム
特許出願中
徳島放送局

概要
公共インフラ(電力、通信)を使用しない遠方監視システムです。これまでの監視システムは、商用電力と公共パケット通信を用いていたため、大規模地震などによるインフラ喪失時に監視ができません。
そこで今回、太陽電池と免許不要の特定小電力無線モジュールによる多段リレー中継が可能な中継器を開発し、公共インフラ喪失時においても遠方にある放送所の各種情報を放送会館まで無線伝達することを実現しました。
特長
  • ・共通基板を使用して保守性とコストダウンを実現
  • ・免許不要で使用可能
  • ・さまざまなセンサー類と接続可能
  • ・太陽電池とバッテリーで運用
今後の展望
  • ・GPSによる位置情報伝達機能の追加
  • ・各種センサー類の情報伝達機能の追加
  • ・放送システム以外の監視への活用

協力:(株)サンシステムエンジニアリング

【緊急報道・放送確保】

22
雨から放送を守ります!
放送回線の降雨減衰予測システム
特許出願中
京都放送局

概要
放送波は、放送局から放送所(送信所)を経て視聴者の方々にお届けしています。放送所まではギガヘルツ帯の回線で信号を送りますが、降雨による電波の減衰(降雨減衰)が大きく、豪雨の際に回線が途切れてしまう懸念がありました。そこで、気象業務支援センターが配信する降雨データを用いて降雨減衰を予測し、警報を出すシステムを開発しました。
降雨データは一定間隔で配信されていますが、配信と次の配信までの間の降雨量をリアルタイムで把握することはできません。このため、本システムでは回線周辺の雨雲の動きを推測することで、予測精度向上を図っています。
また、システムには放送所周辺に強雨域が接近したことを注意喚起する機能も持たせ、落雷による停電に備えた自家発電装置の事前起動など、放送の安定確保に役立てています。
今後の展開
現在は降雨減衰の予測精度の検証段階であり、改善を重ねて精度を高め、実用化を目指します。

共同開発:クロスイメージング(株)

【緊急報道・放送確保】

23
監視はお任せ、作業に集中
放送所ALLチャンネルモニター監視装置
広島放送局

概要
TV放送所において機器の保守や整備を実施する場合、通常、放送局の電波を受信しているテレビ(監視用テレビ)で映像と音声を確認しながら作業を行います。しかし、民放と設備を共有している放送所では、スペースに余裕がないことから全波分の監視用テレビを用意することが困難です。さらに作業中は作業箇所から目を離せないため、設備の異常を即座に気づくことが難しいという問題があります。
そこで、民放波も含めた放送所の全チャンネルを監視し、異常発生時にアラーム機能で作業者に異常を知らせる装置を開発しました。
特長
  • ・監視チャンネル構成の変更だけで各放送所で使用できる高い汎用性
  • ・アラーム発報閾値は3種類の信号品質(レベル、CN、BER)から個別に設定可能
  • ・信号測定部は既製品の測定器を活用し、開発コストを低減
今後の展望
  • ・FMの監視機能の追加
  • ・バッテリー機能を追加し屋外での監視の実現

【4K8K受信相談】

24
皆様の疑問にお答えします!
4K8K受信相談
技術局 送受信技術センター

概要
2018年12月1日に開始した、NHK BS4K、NHK BS8Kの受信方法を紹介します。
「見るためにはどうしたらいいの?」「どんなマークが目印なの?」「アンテナはそのまま使えるの?」など、4K8K受信方法に関する質問にお答えします。

【技術移転】

25
活用してみませんか? NHKの技術
NHK技術の移転(技術協力とライセンス)
放送技術研究所/(一財)NHKエンジニアリングシステム

概要
NHKの研究開発成果は、放送での利用に加え、放送以外の分野においても、業務用から民生品まで、幅広く活用されています。
NHKの研究開発成果は、「技術協力」や「ライセンス」という方法によって、みなさまに有償でご利用いただけます。
NHKの研究開発成果を、技術力アップや製品開発にご活用ください。
技術移転の方法
  • ・技術協力 NHKの技術者が技術指導します。
  • ・ライセンス NHKの特許・ノウハウを実施許諾します。
お問い合わせ先
契約手続きは、NHKから委託を受けた
(一財)NHKエンジニアリングシステムがお手伝いします。
http://www.nes.or.jp/contact.html

【4K8K】

1
スペクタクルな宇宙の映像を8Kでお届けします!
国際宇宙ステーションからの8K映像
放送技術局 制作技術センター/制作局

概要
上空約400kmにある国際宇宙ステーション(ISS)は、1周約90分というスピードで地球を周回しています。
ISSに滞在している宇宙飛行士が、小型の8Kカメラで美しい地球の映像を撮影しました。
アメリカ大陸の地形や雲の流れはもちろん、巨大なハリケーンなども8K画質で撮影されています。8Kならではの高精細、広色域映像をお楽しみください。
機材
  • ・8Kカメラ:RED社製「WEAPON Helium」
  • ・レンズ:(株)ニコン製レンズ(写真用)
放送実績
2018年12月1日のSHV開局特番で使用しました。
その後、フィラー映像として使用しています。