【競馬・ボート・競輪】[競馬]フェブラリーS ノンコ連覇の夢! 得意の府中で豪脚全開2019年2月13日 紙面から
「第36回フェブラリーS」(GI・17日・東京・ダート1600メートル)で昨年の覇者ノンコノユメが連覇達成へ盛り上がりを見せている。前走のチャンピオンズCは前が残る展開。追い込み脚質で不器用なところがあるだけに厳しい競馬だった。今回は全8勝のうち6勝をマークし、昨年の優勝を含む重賞4勝の東京コース。明けて7歳となったベテランホースが、得意の舞台で再び存在感を示す。 連覇を狙うノンコノユメが調子を上げている。昨年はチャンピオンズC9着から、根岸Sを制して本番につなげたが、今回は2着した3年前と同じく、チャンピオンズCからの直行で向かう。昨年とはローテこそ違えど、浅利助手は「状態は昨年と同じ。いや、昨年よりいいかもしれません」と手応えをつかんでいる。 状態を判断する上で重要となるのが、6日の1週前追い切りだ。気分屋で実戦に集中できないところがあった。そこで1年前の根岸Sから取り入れたのが美浦北Cでの追い切り。1週前に実戦さながらのケイコを課すことで、戦闘モードへ突入させる。昨年はレース間隔が詰まっていたため本番前には行わなかったが、前哨戦で実施したことが勝利への要因となった。 今回の1週前追いも北Cで敢行。実戦を想定した3頭併せで、7F94秒1-36秒1-12秒1の猛時計を記録した。「競馬に近い形で追い切りを行い、息は完全にできています。ダートでやると気持ちのスイッチが入るし、前向きさが出ていますね」と出来の良さを強調した。 連覇達成となれば14、15年コパノリッキー以来、史上2頭目となり、騙馬としてのJRA・GI2勝は初の快挙。同助手は「東京は得意だし、楽しみです」と期待を膨らませる。衰え知らずのベテランホースが、今年も“自分の庭”で豪脚を全開させる。 (美浦取材班)
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