【芸能・社会】小百合、見つけた「最高の相棒」 映画「最高の人生の見つけ方」京都ロケ2019年2月13日 紙面から
女優吉永小百合(73)の主演映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督、今秋公開)の撮影がこのほど京都市内で行われ、報道陣に公開された。吉永は18年ぶりの共演となった天海祐希(51)と息の合った演技を披露。プライベートでも親交のある天海について、吉永は「最高の相棒」とタイトルになぞらえ絶賛した。 今作は2008年に日本で公開された米映画のリメーク版。がんによる余命宣告を受けた平凡な主婦・幸枝(吉永)と大金持ちの社長・マ子(天海)の2人が、同じ病院に入院する少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を代わりに実行し生きる喜びを見つける物語。 ロケではリストにある「日本一のジャンボパフェを食べる」シーンを市内の老舗カフェで行い、さらに鴨川に架かる五条大橋で2人が会話する場面などを公開した。五条大橋ではあいにくの曇天で、近くを車がひっきりなしに往来する中での撮影となったが、2人は橋の欄干に寄り景色を眺めながらスムーズに撮影を進めた。 吉永と天海は映画「千年の恋 ひかる源氏物語」(01年)以来、18年ぶりの共演だが、私生活でも食事に行ったり芝居を見に行く仲だという。撮影の合間にはスマートフォンで自撮りに興じるなど和気あいあい。 吉永は天海について「ある時は兄貴のように、ある時は娘のように私を励ましてくれる」と評価。天海は吉永との再共演に恐縮しながらも「『小百合ちゃんはボクが守る』と言いながら現場にいます」と元宝塚男役トップスターらしく勇ましく答えた。 2人が撮影した五条大橋といえば、牛若丸と弁慶が出会った伝説の地。平家を討伐した名コンビのように、吉永は相棒・天海とともに「最高のパフォーマンスを見せられるよう頑張っています」と胸を張った。
吉永と天海は会見も行い、京都ロケへの思いなどを披露した。撮影で着けていたボブのウィッグ姿で会見場に現れた天海は冒頭「中森明菜です」とちゃめっ気たっぷりに自己紹介し、爆笑させた。中森が1980年代にヒットさせた「DESIRE-情熱-」を歌っていたころの髪形にそっくりで、報道陣の反応に天海もしてやったりの表情。 吉永は京都で撮影を行うのは「千年の恋-」以来。プライベートでは「毎年、初冬の京都で落葉や紅葉を楽しんだり、フグを食べたりしている」というが、久々の京都ロケを満喫しているようで「映画のメッカなので、とてもうれしい」と喜んでいた。
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