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【プロ野球】

ヤクルト・渡辺、満塁弾でアピール 代走要員候補が度肝抜く一発

2019年2月12日 紙面から

KIAとの練習試合で、逆転満塁本塁打を放つヤクルト・渡辺=浦添で

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 高卒4年目のヤクルト・渡辺大樹外野手(21)が「想定外」の満塁弾で自身初の開幕1軍へアピールした。11日、浦添での今季初の対外試合となった韓国・KIA戦に5回守備から左翼で出場。8回2死満塁の第2打席、高めの140キロ速球を豪快に左翼席へ放り込んだ。

 2016年に専大松戸高からドラフト6位で入団。持ち味は、小川監督が「出場登録枠が29人に増える。その1枠が代走になる可能性があるので(1軍キャンプの)メンバーに入れた」とほれ込む脚力だ。

 中学3年時には200メートル走で全国大会出場の実績も。そんな「29番目の代走要員候補」が、「人生で初めてかも」というグランドスラムで周囲の度肝を抜いた。ただ、昨季1軍登録なしに終わった渡辺は、冷静に前を見据えていた。

 「1軍に定着するには守備と走塁。少しでも守備と走塁を磨いて1軍に定着できるように頑張りたい」。浮足立たず、自身の武器を研ぎ澄ませていく。(小林良二)

 

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