ヤクルト先発陣のアピール合戦が、13日からの浦添キャンプ第3クールで本格化する。14日の韓国・KIA戦に小川、16日のDeNA戦に高梨、17日の中日戦は石川と寺原が登板予定だ。
開幕投手候補の小川は10日に200球以上を投げ込み、新フォームをチェック。「打者と対戦することで課題が出てくる。競争を勝ち抜いて開幕投手を任されるようにしたい」という。田畑投手コーチも「状態はチームの中で上の方。順調にきている」とうなずく、いい仕上がりだ。
高梨、寺原の移籍組も準備は万端。前日本ハムの高梨は実戦初登板となった9日の紅白戦で2イニングを1安打無失点。2年ぶりの先発調整で再出発した前ソフトバンクの寺原は、連日のブルペン入りで表情は明るい。18年目の39歳・石川も含めて、ローテ枠や開幕の座を争うバトルが熱を帯びる。