「他社の中傷書き込み」とウソ説明 “青汁王子”架空広告宣伝費
「青汁王子」としてメディアに出演していた会社社長が、架空の広告費を計上するなどした脱税の疑いで逮捕された事件で、社長が広告費について、「競合他社を誹謗(ひぼう)中傷するネット上の書き込みの外注費だった」と説明していたことがわかった。
「青汁王子」として有名な「メディアハーツ」社長の三崎優太容疑者(29)ら3人は、架空の広告費を計上するといった手口で、法人税などおよそ1億8,000万円を脱税した疑いが持たれている。
三崎容疑者は、任意の調べに対し、広告費について「競合他社を誹謗中傷するネット上への書き込みを別の会社に依頼した外注費だった」と説明していたが、実際には、自社の従業員に誹謗中傷の書き込みをさせていたという。
ほかにも、犯行に協力した共犯者がいるとみられ、東京地検特捜部と東京国税局が調べを進めている。