中日の根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が12日、読谷球場に訪れた阪神の掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(SEA、63)から「1年目はまず守備を磨け」とのアドバイスを受けた。
通算349本塁打を放ったスラッガーの口から出たのは意外な言葉だった。「守りがよければ勝ち試合は最後まで代えられない。27個目のアウトを取るときまでグラウンドに立つことを目標にしてほしい」。掛布SEAもプロ生活をスタートしたころには同様の目標を立て、出場機会を増やしていったという。
その言葉を聞いた根尾は「守りのミスを一つでも減らせるように取り組みたい」と口元を引き締めた。この日は負傷後初めて全体のウオーミングアップに合流。最後のダッシュ系のメニューは回避したが、順調に回復している。 (長森謙介)