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アイテム番号: SCP-1686-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-1686-JPはサイト-8200の低危険度物品用収容室に保管され、常に当該オブジェクトの各地に異常がないか47台の倍率が自由に変更可能なカメラによって監視してください。もしSCP-1686-JPに何かしらの異常が確認された場合、速やかに映像による記録を開始し、サイト管理者まで報告を行ってください。
追記: SCP-1686-JPは事例: SCP-1686-JP-Aより、タイマーが停止し、未来予測を行わなくなったことから異常性が喪失したと推測され、2006/08/14にオブジェクトクラスがNeutralizedに変更されました。現在、SCP-1686-JPが予測を行った未来への対策が進められています。
説明: SCP-1686-JPは3m×3m×3mの透明なケース内の空中に浮遊している平面な日本列島のミニチュア(以下SCP-1686-JP-1と記述)と、そのミニチュアの表層に存在する超小型の日本人と酷似した生態系を有している人類のミニチュア(以下SCP-1686-JP-2と記述)、及びケースの外側に取り付けられた今より未来の日付を表示し続ける電子時計からなる、未来予測装置です。電子時計には一般的な電源と呼ばれる装置は付随しておらず、常に我々の体感している時間の約12倍速で日付と時刻を示します。SCP-1686-JPはその日付時刻をSCP-1686-JP-1とSCP-1686-JP-2に反映しているものと推測されます。なお、ケースと電子時計は未知の素材により構成されており、あらゆる破壊行動に対して耐性を持ちます。そのため、素材のサンプルの確保は困難です。
SCP-1686-JPは2003/07/06に東京都██区で発見されました。発見当初は電子時計は起動しておらず、日本列島のミニチュアが内部で浮遊しているガラスケースのAnomalousアイテムとして保管される予定でしたが、サイト-8200に移動が完了した数分後に電子時計が2003/07/06(██:██)の日付時刻で起動、その時点で未来予測を開始した事が後に証明され、正式なオブジェクトとして収容されました。
| 日付 | 内容 |
| 2003/██/██ | 本日よりSCP-1686-JPの観察を開始する。何か気になった事があった場合は、映像記録と共にその様子をこちらに記述せよとの事だ。現在、SCP-1686-JPは2004/10/23を示している。監視中、SCP-1686-JP-1が微弱に左右運動を行っている様子が監視される。するとSCP-1686-JP-1の表層において、新潟県に相当する箇所の家屋群の一部が突然崩壊し始めた。恐らく新潟県付近を中心とする地震が発生したものと思われる。 |
| 2003/██/██ | SCP-1686-JPが2011/03/11を示した時、再びSCP-1686-JP-1が左右運動を行っている様子が確認された。一回目の左右運動と比べ、揺れ幅が大きく、SCP-1686-JP-1の表層における東北地方に相当する箇所の家屋群と建造物の一部が崩壊、尚且つ突如SCP-1686-JP-1の表層部分に現れた水によって、崩落せずに存在していた家屋群及び建造物もほぼ破壊された。加えて、崩壊した建造物の中には福島に存在している原子力発電所と思われる物も存在している。 |
| 2004/10/23 | 新潟県付近を中心とする地震が発生。当該日時にSCP-1686-JP-1の表層で見られたように、新潟県内の家屋群の一部が崩壊している様子が確認された。これにより、SCP-1686-JPは未来予測を行っているオブジェクトであると推測される。現在、SCP-1686-JPは20██/██/██を示しており、 2011/03/11の予測以来、東北地方に相当する箇所ではSCP-1686-JP-2の存在や建造物及び家屋群は確認されておらず、バリケード等で一切の進入が禁止されている。また、東京都内の国会議事堂に相当する建造物に、何万体ものSCP-1686-JP-2が押し寄せている様子も確認された。我々は現在、SCP-1686-JPが予測した未来の事情への対策を行う事を視野に入れ、尚且つSCP-1686-JPの監視を強化する事を検討している。 |
| 2005/██/██ | SCP-1686-JPは電子時計が20█5/██/██を示している。自衛隊の制服を着用したSCP-1686-JP-2の姿がSCP-1686-JP-1の表層のどの地域においても非常に多く確認され、中には女性や10代前後と見られるSCP-1686-JP-2の姿も見られる。いずれのSCP-1686-JP-2においても、我々の世界では見られない形状の銃器を装備している。また、各地の海岸付近に対空ミサイルと見られる爆発物を搭載した車両及び、戦車と見られる物体が計████台確認された。これらの事情より、将来的に日本は諸外国との戦争行為に突入する可能性がある。 |
| 2005/██/██ | 電子時計が20██/██/██を示した時、東京都に相当する箇所で大型の爆発が確認された。その際、突如異空間から発生した戦闘機のミニチュアが上部を横切り消失する様子が見られたため、この戦闘機が爆弾を落下させたものと考えられる。その後すぐにSCP-1686-JP-1の表層からも多数の戦闘機のミニチュアが飛翔と同時に消失。なお、このミニチュアは未だに発見されていない。この様子が見られた後、度々SCP-1686-JP-1の表層で小規模の爆発が確認されるようになった事から、日本が諸外国との戦争行為を開始したものと推測される。 |
| 2006/08/06 | 事例: SCP-1686-JP-Aを参照。 |
事例: SCP-1686-JP-A
2006/08/06、SCP-1686-JPの電子時計が20██/08/06(08:15)を示した瞬間、長い重低音と共に、SCP-1686-JP-1の表層の広島県、長崎県、及び東京都に位置する箇所にて激しい閃光とキノコ型の雲が確認されました。その数時間後、電子時計は電源が落ちたかのように日付時間を示さなくなり、SCP-1686-JPは変化を表さなくなりました。現在、SCP-1686-JP-1の表層は全体が黒く焼き焦げ、SCP-1686-JP-2の姿はSCP-1686-JP-1全土において未だに確認されていません。
補遺1: 事例: SCP-1686-JP-Aの数日後、1枚の未知の言語で書かれた文書がSCP-1686-JPのガラスケースの内部に存在している事が確認されました。現在、この未知の言語で書かれた文章の解読を進めています。
我々は繰り返す事で失敗を続けてきた。
今回もそうだ。我々は繰り返した。その結果、失敗した。
【下】の世界もそうだ。【下】の世界は、こいつを見つけるのが余りにも遅すぎた。遅すぎたんだ。
その結果、繰り返す未来は観測された直後に、彼らを襲った。
我々の世界もそうだ。きっと、見つけた時には既に、遅すぎたのだ。
どうか、この手紙が【上】の世界に届く事を祈る。
ルール上禁忌としているが、【過去】や【未来】に干渉する手段をいくつも保有している我々でも、この試みは初めてだ。
だから、もし君たちにこの手紙が届いたのであれば、どうかこの問いと共に、愚かな彼らに教えてやってくれ。
「また、繰り返すのか？」とな。
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アクセスが完了しました。SCP-1686-JPの情報の開示を行います。
アイテム番号: SCP-1686-JP
オブジェクトクラス: Euclid
初めに: この報告書は一部変色している箇所が存在しますが、それは財団による意図的な物ではありません。当該箇所の編集及び消去は全て失敗に終わりました。現在、この現象とSCP-1686-JPとの関連性を調査しています。
特別収容プロトコル: SCP-1686-JPはサイト-8200の低危険度物品用収容室に保管され、常に当該オブジェクトの各地に異常がないか47台の倍率が自由に変更可能なカメラによって監視してください。もしSCP-1686-JPに何かしらの異常が確認された場合、速やかに映像による記録を開始し、サイト管理者まで報告を行ってください。
追記: SCP-1686-JPは事例: SCP-1686-JP-Aより、タイマーが停止し、未来予測を行わなくなったことから異常性が喪失したと推測されるため、Neutralizedクラスへの格下げに関する審議が進行中です。現在、SCP-1686-JPが予測を行った未来への対策が急務で進められています。
説明: SCP-1686-JPは3m×3m×3mの透明なケース内の空中に浮遊している平面な日本列島のミニチュア(以下SCP-1686-JP-1と記述)と、そのミニチュアの表層に存在する超小型の日本人と酷似した生態系を有している人類のミニチュア(以下SCP-1686-JP-2と記述)、及びケースの外側に取り付けられた今より未来の日付を表示し続ける電子時計からなる、未来予測装置です。電子時計には一般的な電源と呼ばれる装置は付随しておらず、常に我々の体感している時間の約12倍速で日付と時刻を示します。SCP-1686-JPはその日付時刻をSCP-1686-JP-1とSCP-1686-JP-2に反映しているものと推測されます。なお、ケースと電子時計は未知の素材により構成されており、あらゆる破壊行動に対して耐性を持ちます。そのため、素材のサンプルの確保は困難です。
SCP-1686-JPは2010/07/06に東京都██区で発見されました。発見当初は電子時計は起動しておらず、日本列島のミニチュアが内部で浮遊しているガラスケースのAnomalousアイテムとして保管される予定でしたが、サイト-8200に移動が完了した数分後に電子時計が2010/07/06(██:██)の日付時刻で起動、その時点で未来予測を開始した事が後に証明され、正式なオブジェクトとして収容されました。
| 日付 | 内容 |
| 2010/██/██ | 本日よりSCP-1686-JPの観察を開始する。何か気になった事があった場合は、映像記録と共にその様子をこちらに記述せよとの事だ。SCP-1686-JPの電子時計が2011/03/11の時点で監視が開始された。開始して数時間後、SCP-1686-JP-1が激しく左右運動を行っている様子が確認された。するとSCP-1686-JP-1の表層における東北地方に相当する箇所の家屋群と建造物の一部が崩壊、尚且つ突如SCP-1686-JP-1の表層部分に現れた水によって、崩落せずに存在していた家屋群及び建造物もほぼ破壊された。加えて、崩壊した建造物の中には福島に存在している原子力発電所と思われる物も存在している。 |
| 2011/03/11 | 東北地方を中心とした、大規模な地震が発生。 地震と津波による家屋群と建造物の崩壊が確認された。しかしながら、一人の職員の奮闘により、原子力発電所の全壊は免れた。相応の被害は出たものの、最悪の結果にはならずに済んだと言える。これにより、SCP-1686-JPは未来予測を行っているものと推測されるため、SCP-1686-JPが予測した未来への対策を行う事を急務とし、尚且つSCP-1686-JPの監視を強化する事を検討している。現在SCP-1686-JPの電子時計は20██/██/██を示しており、福島県に相当する箇所にあった原子力発電所は修復され、地震の被害にあったとされている東北地方は完全に復興を果たしたように見える。推測になるが、SCP-1686-JPは予測された未来が何者かの介入によって変更された際は、その変更点も未来予測に反映するのではないかと |
| 2011/██/██ | 突如、現実に置ける福島県の原子力発電所が未知のプロセスによって破壊及び崩壊し、東北地方に放射線に対する避難勧告が出された。それと同時に、SCP-1686-JP-1の福島県に相当する箇所に存在していた原子力発電所のミニチュアも崩壊した。その後、SCP-1686-JP-1内の東北地方が急速に荒廃し、SCP-1686-JP-2の姿が確認できなくなった。その一方、東京都内の国会議事堂に相当する建造物には、何万体ものSCP-1686-JP-2が押し寄せている様子も確認された。SCP-1686-JPは本当に、未来予測を行うだけのオブジェクトなのだろうか……？ |
| 2011/██/██ | SCP-1686-JPの電子時計は20█5/██/██を示している。自衛隊の制服を着用したSCP-1686-JP-2の姿がSCP-1686-JP-1の表層のどの地域においても非常に多く確認され、中には女性や10代前後と見られるSCP-1686-JP-2の姿も見られる。いずれのSCP-1686-JP-2においても、我々の世界では見られない形状の銃器を装備している。また、各地の海岸付近に対空ミサイルと見られる爆発物を搭載した車両及び、戦車と見られる物体が計████台確認された。これらの事情より、将来的に日本は諸外国との戦争行為に突入する可能性がある。 |
| 2012/██/██ | 電子時計が20██/██/██を示した時、東京都に相当する箇所で大型の爆発が確認された。その際、突如異空間から発生した戦闘機のミニチュアが上部を横切り消失する様子が見られたため、この戦闘機が爆弾を落下させたものと考えられる。その後すぐにSCP-1686-JP-1の表層からも多数の戦闘機のミニチュアが飛翔と同時に消失。なお、このミニチュアは未だに発見されていない。この様子が見られた後、度々SCP-1686-JP-1の表層で小規模の爆発が確認されるようになった事から、日本が諸外国との戦争行為を開始したものと推測される。 |
| 2012/08/06 | 事例: SCP-1686-JP-Aを参照。 |
事例: SCP-1686-JP-A
2012/08/06、SCP-1686-JPの電子時計が20██/08/06(08:15)を示した瞬間、長い重低音と共に、SCP-1686-JP-1の表層の広島県、長崎県、及び東京都に位置する箇所にて激しい閃光とキノコ型の雲が確認されました。その数時間後、電子時計は電源が落ちたかのように日付時間を示さなくなり、SCP-1686-JPは変化を表さなくなりました。現在、SCP-1686-JP-1の表層は全体が黒く焼き焦げ、SCP-1686-JP-2の姿はSCP-1686-JP-1全土において未だに確認されていません。
補遺1: 事例: SCP-1686-JP-Aの数日後、1枚の未知の言語で書かれた文書がSCP-1686-JPのガラスケースの内部に存在している事が確認されました。現在、この未知の言語で書かれた文章の解読を進めています。
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「また、繰り返すのか？」
補遺2: 東京都██区にて、透明なケース内の空中に浮遊している平面なアメリカのミニチュアが発見されました。SCP-1686-JPと同等の異常性を持つと推測されるため、現在アメリカ本部との話し合いが進められています。
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http://ja.scp-wiki.net/SCP-1686-JP-2にアクセスしております…………
アクセスが完了しました。SCP-1686-JPの情報の開示を行います。
アイテム番号: SCP-1686-JP
オブジェクトクラス: Keter
初めに: この報告書は一部変色している箇所が存在しますが、それは財団による意図的な物ではありません。当該箇所の編集及び消去は全て失敗に終わりました。現在、この現象とSCP-1686-JPとの関連性を調査しています。
特別収容プロトコル: SCP-1686-JPはサイト-82██の高危険度物品保管室に保管され、常に当該オブジェクトの各地に異常がないか47台の倍率が自由に変更可能なカメラによって監視してください。もしSCP-1686-JPに何かしらの異常が確認された場合、速やかに映像による記録を開始し、サイト管理者まで報告を行ってください。
追記: SCP-1686-JPは事例: SCP-1686-JP-Aより、タイマーが停止し、未来予測を行わなくなったことから異常性が喪失したと推測されますが、SCP-1686-JPが停止した時点で現在から余りにも近い日付を予測していたため、SCP-1686-JPが予測を行った未来への対策が急務で進められています。
説明: SCP-1686-JPは3m×3m×3mの透明なケース内の空中に浮遊している平面な日本列島のミニチュア(以下SCP-1686-JP-1と記述)と、そのミニチュアの表層に存在する超小型の日本人と酷似した生態系を有している人類のミニチュア(以下SCP-1686-JP-2と記述)、及びケースの外側に取り付けられた今より未来の日付を表示し続ける電子時計からなる、未来予測装置です。電子時計には一般的な電源と呼ばれる装置は付随しておらず、常に我々の体感している時間の約12倍速で日付と時刻を示します。SCP-1686-JPはその日付時刻をSCP-1686-JP-1とSCP-1686-JP-2に反映しているものと推測されます。なお、ケースと電子時計は未知の素材により構成されており、あらゆる破壊行動に対して耐性を持ちます。そのため、素材のサンプルの確保は困難です。
SCP-1686-JPは20█5/07/06に東京都██区で発見されました。発見当初は電子時計は起動しておらず、日本列島のミニチュアが内部で浮遊しているガラスケースのAnomalousアイテムとして保管される予定でしたが、サイト-8200に移動が完了した数分後に電子時計が20█5/07/06(██:██)の日付時刻で起動、その時点で未来予測を開始した事が後に証明され、正式なオブジェクトとして収容されました。
| 日付 | 内容 |
| 20█4/██/██ | 本日よりSCP-1686-JPの観察を開始する。何か気になった事があった場合は、映像記録と共にその様子をこちらに記述せよとの事だ。SCP-1686-JPの電子時計が20█4/██/██を示した時点で監視が開始された。開始直後から、自衛隊の制服を着用したSCP-1686-JP-2の姿がSCP-1686-JP-1の表層のどの地域においても非常に多く確認され、中には女性や10代前後と見られるSCP-1686-JP-2の姿も見られる。いずれのSCP-1686-JP-2においても、我々の世界では自衛隊が保持しているような、一般的な銃器を装備している。また、各地の海岸付近に対空ミサイルと見られる爆発物を搭載した車両及び、戦車と見られる物体が計████台確認された。去年から実施された徴兵令において、財団は優秀な人材が兵役によりいなくなってしまい、人手不足が続いている事からも、SCP-1686-JPは未来予測を行っていると推測される。 |
| 削除済 | 余りにも主観的な観察が行われたため削除 |
| 20█5/██/██ | 担当者が徴兵令による招集を受けたため、代わって私、██がSCP-1686-JPの観測を引き継ぐ。現在、SCP-1686-JPの電子時計は20██/██/██を示している。本日、東京都に相当する箇所で大型の爆発が確認された。その際、突如異空間から発生した戦闘機のミニチュアが上部を横切り消失する様子が見られたため、この戦闘機が爆弾を落下させたものと考えられる。その後すぐにSCP-1686-JP-1の表層からも多数の戦闘機のミニチュアが飛翔と同時に消失。なお、このミニチュアは未だに発見されていない。この様子が見られた後、度々SCP-1686-JP-1の表層で小規模の爆発が確認されるようになった事から、日本が諸外国との戦争行為を開始したものと推測される。もしSCP-1686-JPが報告通り未来予測を行っているならば、日本は諸外国から先制攻撃を食らうという事であろうか。こちらはSCP-1686-JPの未来予測を元に、諸外国への対策としてSCP-███-JPも秘密裏に投入しているというのに。 |
| 20█5/08/06 | 事例: SCP-1686-JP-Aを参照。 |
削除済みのデータが一件発見されました。完全に削除はされていないため、復元が可能です。復元しますか？ | 20█4/██/██ | 本日から女性や子供にまで徴兵令が下された。財団から除々に人が減っていく。そのうち記録係である私にも徴兵令が下るだろう。この事から、SCP-1686-JPは未来予測を行っていると断定してもよいだろう。しかし、不可解な事に、徴兵令が下された時、今まで徴兵令に反対していた財団の人間や一般人は異を唱える事もなく、むしろ進んで軍人学校へと通い出した。……もし、徴兵令に反対していた人間が各地で招集を無視していたとしたら、SCP-1686-JPが予測した未来は訪れなかっただろう。実際に我々はそう推測していた。しかし現実はそうならなかった。……我々はもしや、大きな勘違いをしているのではないだろうか。SCP-1686-JPは、未来予測のオブジェクトではなく、SCP-1686-JPが予測した未来になるために現実を捻じ曲げるオブジェクトでは[削除済] |
事例: SCP-1686-JP-A
20█5/08/06、SCP-1686-JPの電子時計が20██/08/06(08:15)を示した瞬間、長い重低音と共に、SCP-1686-JP-1の表層の広島県、長崎県、及び東京都に位置する箇所にて激しい閃光とキノコ型の雲が確認されました。その数時間後、電子時計は電源が落ちたかのように日付時間を示さなくなり、SCP-1686-JPは変化を表さなくなりました。現在、SCP-1686-JP-1の表層は全体が黒く焼き焦げ、SCP-1686-JP-2の姿はSCP-1686-JP-1全土において未だに確認されていません。
補遺1: 事例: SCP-1686-JP-Aの数日後、1枚の未知の言語で書かれた文書がSCP-1686-JPのガラスケースの内部に存在している事が確認されました。現在、この未知の言語で書かれた文章の解読を進めています。
「もう、繰り返しはしない」
補遺2: 東京都██区にて、透明なケース内の空中に浮遊している平面なイギリスのミニチュアが発見されました。SCP-1686-JPと同等の異常性を持つと推測されるため、現在同盟国であるイギリス支部との話し合いが進められています。
アクセスが切断されました。
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