2000年、私の裸眼視力、両目0.02で、-9.25。
高校生の頃からハードコンタクトレンズを使用していたが、ゴロゴロ感にどうしてもなじめず、一度はソフトに変えてみたが、涙の量が少なく乾燥が原因で、ソフトレンズが目に張り付き、しょっ中角膜に傷を付けてしまう。
仕方がないので、30歳前頃から牛乳瓶底のようなメガネを掛けていた。


2000年秋頃、新聞で視力回復の新しい治療「オルソケラトロジー」を知り、早速12月に赤坂の三○メディカルクリニックへ初診。
色々な検査をして、テストレンズを入れて2時間程そのままで待つ。
その後、レンズを外して検査を受けて、治療の効果があるかどうかを判断していただく。
角膜に変化があったので、改善の見込みありと言う事で早速治療スタート。
最初に38万円を振り込み、海外にレンズをオーダーし1ケ月程でレンズが到着。
そのレンズを、夜装着して眠り、朝起きた時に外す。

レンズの中央には凹凸があるので、寝ている間に角膜に癖付けをされて、視力が段々upしていく。


裸眼視力0.1位なら、ワンステップで1.0位迄回復するそうだが、私のような強度の近視の場合、段階を踏んで(ファースト、セカンド、サード)ステップアップしていく。
その時に新しく作成するレンズをステップアップレンズと言い、その都度両目で7万円位掛かった。
ステップアップレンズで、段々視力が上がりしばらくすると、その内にレンズがきつくなってきて、目がしみるように痛くなってくるので、調整(レンズを削るそう)してもらうのだが、その時にゆるくなり過ぎたせいか前程視力が上がらなくなり、何度かそれで作り直しになりました。(当時は無料)


最初の1rdレンズが1.2番レンズで、診察の時今何番レンズを付けているかを問診表に記入するのだが、私は22番レンズまでいき、最終的に10年間位で4rdレンズ迄作成して、裸眼視力0.8位迄改善しました。
総額7~80万円は掛かったと思う。(医療費控除受けられた。)


治療を開始してから、飛蚊症が気になるようになった。
寝相が悪いせいか、レンズが角膜にうまくフィットしていないと、朝起きてはずした時に視力が出ない日もあり、その点は不安定。
昼間は裸眼で過ごせる、夜暗くなった時や、暗い店内だとメガネが必要。
プールも裸眼で泳げて感謝しています。



ただ、通院はいろいろな意味で大変でした。

視力が回復すると、今まで使っていためがねは度が合わないので、その都度作らなければならない。

予約がなかなか取れない。


一番のストレスは、三○医院長・・・。

有名人と一緒に楽しそうに笑っている写真を見るが、患者の診察時はとてもそっけなく、にこりともしない。

海外から届いたレンズは油っぽく(謎です・・・はてなマーク)ナースから、よく洗浄してから装用するように言われるのだが、洗浄液を付けて洗ってもまだ油っぽい。
とりあえず装用して医院長の診察を受ける時に
「まだ油っぽいので、見えにくいのですが・・・」と言うと、
「これは、あなたの目から出た油です!!」と、なぜかぶち切れていた。
こんなに目から油が出たら、病気だよ・・・と思うのだが、ものすごい剣幕メラメラなので言い返せず。


ある時は、3rdレンズで裸眼で過ごせる位(0.8位)の視力になったので満足していたのに、医院長から
「新しいタイプのオサートというレンズができましたよ!これで、も~っと視力が上がりますよ!ニコニコ もうワンステップしましょう音譜
とやけに上機嫌で言ってきて、こっちの意思も聞かずカルテに書きはじめて、4rdレンズもオーダーすることになった。
それなのに、レンズが届いて装用してみたら逆に視力が落ちてしまい、1ケ月後の定期検査でその事を相談したら
「元の視力が悪~すぎますからねっ!!むっ」と不機嫌そうに一言。


結局3rdレンズに戻しましたが、このままでは悔しいので、何回かの定期検査の後
「3rdレンズが目に合っていて使い続けたいので、使えない4rdレンズを3rdレンズのスペアーレンズになるようにリメイクして欲しい」と申し出た。
すると、
「今回は特別ですよ。本来は、こんな事引き受けられないんですよ。特別ですよ。」と恩着せがましく何度も言ってきて、リメイクではなく3rdレンズのスペアーを作ってもらえた。


が、3rdレンズのスペアーを付けてしばらくしてきつくなってきたので、調整をしてもらったら、またゆるくなり視力が落ちる・・・。
次の定期検査で医院長にその事を言うと
「でも目の安全の方が優先ですからね・・・」
それはそうだけど。
「4rdが合わなくて、その分を3rdレンズのスペアーを作ってもらった。元々の3rdは目に合い視力も上がったのに、どうしてスペアーが合わないのか?」と聞くと


「レンズは一つ一つ手作りですから、全く同じ物は作れない」
それじゃ、せっかく目に合うレンズで視力があがっても、二度と同じレンズは手に入らないって事?レンズの寿命は、3年だと言われたのに。


しかも、カルテをパラパラめくって
「あー、この4rdレンズは私がデザインしたんじゃなかったんだな。」とぶつぶつ。
いいえ!間違いなく、医院長にデザインしていただきましたよ。
事実と異なる事が書いてあるカルテって、どんだけいい加減なカルテなんだ?
と、呆れ果てて無言。シラー

で、また4rdレンズを新たにデザインして作る事になり、検査を受けた後会計に呼ばれたら、診察料の他に、新レンズ再作成料として7千円取られた。



1ケ月後、4rdレンズが届く頃予約を入れていたが、あの3.11大地震があって病院から「3月一杯休診」と連絡があり、受け取るのがずれた。
そして、4rdレンズをしばらくつけていたが段々視力が落ちてきたので中止。
またまた3rdに戻る。


この3rdレンズ7年以上使用しているので、そろそろ寿命。(とっくにかも)

でも、これ以上通院する気は無いので、これが使えなくなったら普通のハードコンタクトにしようと思う。めがねも作り直し。
シードで、装用感が良いレンズが出たみたいだし。

10年以上前と比べたら、きっと優れたコンタクトが販売されているのだろう。


その後→

http://ameblo.jp/yukino121212/entry-11349461628.html

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