【芸能・社会】岡田准一、映画「燃えよ剣」主演 来年公開予定2019年2月11日 紙面から
アイドルグループ「V6」の岡田准一(38)が、司馬遼太郎の同名小説を原作とした映画「燃えよ剣」に主演することが決定した。公開は来年の予定で、「関ヶ原」でもタッグを組んだ原田眞人監督(69)がメガホンを取る。 新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の幕末を描く作品。1964年の刊行から現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が500万部を超える大ベストセラーになっている。 岡田が演じるのは、今年で没後150年となる土方歳三。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画「蜩ノ記」「関ヶ原」「散り椿」と本格時代劇で研鑽(けんさん)を積み、再び原田監督と手を取り合う。撮影にあたっては「関ヶ原」のスタッフが再集結するという。 新選組副長の土方は、日本の伝統的な社会・価値観が覆ろうとしている動乱の時代のさなかで、友人の近藤勇や幕府に対して深い忠誠を誓い、何が起きてもブレずに自らの信念を貫き通した剣豪だ。 殺陣の技術は役者でもトップクラスの岡田に対し、原田監督は「岡田准一さんは超一流の武芸者が俳優のふりをしているような人。今回は主役の土方歳三のみならず、土方が絡むすべての剣技の構築・指導も任せている。映画史上最高の土方歳三、時代劇史上最高の立役が生まれると、私は信じている」と絶大な信頼と期待を寄せる。 岡田も「身に余る大役をいただきました。土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたいです。『関ヶ原』に続き日本の変革の1つです。変革の時代を演じることは、やりがいのあるタフな作業になりますが、共演者の皆さん、スタッフの皆さんとこの作品を乗り越えていきたいと思います。原田監督が作り上げる生っぽい激動の幕末をご期待下さい」とコメントを寄せた。 ◆共演陣も超豪華他のキャストも超豪華な顔触れが集まった。新選組局長・近藤勇役を鈴木亮平(35)、沖田総司役を「Hey! Say! JUMP」の山田涼介(25)、芹沢鴨役を伊藤英明(43)、傷を負った土方を介抱し恋に落ちる江戸育ちの女・お雪を柴咲コウ(37)が演じる。山田は「そうそうたる共演者の皆さまの中でお芝居をさせていただくことに緊張する一方、武者震いしています。原田監督、そして先輩の岡田君と共演するのは初めてで、先輩方の背中を見て、この作品の中で多くのことを吸収して、沖田を生き抜きたいと思います」。
|