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【プロ野球】

さすが4番! 巨人・岡本の特大弾に原監督「見事ですね」

2019年2月11日 紙面から

紅白戦でバックスクリーンに特大の2ランを放った巨人・岡本=宮崎で(梅津忠之撮影)

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 新戦力だけに、話題をさらわれるわけにはいかない。巨人・岡本和真内野手(22)が10日の紅白戦に白組の「4番・三塁」で出場し、8回に特大のバックスクリーン弾。生え抜きの主砲として意地を見せ、原監督を「昔のバッター原辰徳としても、すごいなあというのはあります」と驚愕(きょうがく)させた。

 新戦力の活躍で紅組に大量リードを許す終盤に、一振りで主役の座をかっさらった。7点を追う8回無死一塁、岡本が池田の真っすぐをフルスイング。白球は高い放物線を描き、サンマリンスタジアム宮崎のバックスクリーンに飛び込んだ。

 「とりあえず真っすぐ狙い。良い感じで捉えられた。飛んだ方向は良かった」。あまりの豪快な一撃に、一塁走者だった坂本勇の方が本塁付近で飛び上がって出迎えるほど大興奮。打者としての本能を刺激された原監督も「この時期にあそこの場所に放り込む。見事ですね」とうなった。

 盛り上がる周囲と裏腹に、当の本人は「まだまだ。もっともっと打てるようにしていきたい」と慢心はない。ただ、試合序盤の打席で多くの拍手を浴びた新加入の丸よりも、1人だけ3安打した主将・坂本勇よりも存在感を発揮。3回の守備では三塁からマウンドに近づいて苦しむ今村に声をかけ、チームを引っ張る姿勢を見せた。

 4番当確を明言してきた指揮官も「彼の中ではサラッと打ったんじゃないの。またサラッと打ってほしいね」と絶大な信頼感と期待を寄せる。プロで活躍したのは昨季1年だけだが、既にチームの中核。主力級が初めてそろった紅白戦で、岡本のさらなる進化を垣間見た。 (小林孝一郎)

 

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