侍ジャパンの稲葉監督は京田以外にも期待の言葉を口にした。昨年11月の日米野球に招集した笠原については「順調そうでいい顔をしていた。昨年以上に期待される部分が大きいと思う。しっかり見ていきたい」と言い、同じく日米野球に参加した佐藤に関しては、「ストレートの強さが非常に素晴らしい。日米(野球)で何かを感じていると思う。今年につなげてほしい」と述べた。
同監督はブルペンも視察。投球していた又吉を真剣なまなざしで見つめた。U-24侍ジャパンで臨んだ一昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップではオーバーエイジ枠で招集。昨年は不振だったとはいえ、力強い球を投げ込む姿に、「ブルペンで見ても順調そうですし、彼もこれから見ていきたいと思う選手」と高い評価を口にした。
笠原と佐藤は投内連係の前に、稲葉監督にあいさつした。笠原は「また選ばれたら頑張りたい。まずはチームでローテに入らないと」と口元を引き締め、佐藤は「チャンスがあればまた呼ばれたい。まずはチームでしっかり抑えないといけない」と話した。又吉も「チームでの結果が最終的につながればいい。最終的に(結果の)ご褒美で入れれば」と言う。ジャパンの経験がある竜戦士たちは、まずはチームでの活躍を誓っていた。 (島田明)