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【ドラニュース】

根尾、初めての経験にガチガチ 2軍読谷にファン最多1200人

2019年2月11日 紙面から

快音を響かす根尾=読谷球場で(黒田淳一撮影)

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 根尾フィーバーにスーパールーキーもさすがに緊張!? 右ふくらはぎの肉離れからの完全復活を目指す中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が10日、2軍キャンプの読谷球場でファン500人が見守る中、初めて屋外でのマシン打撃に臨んだ。32スイングで安打性の当たり13本という内容にも、本人は納得のスイングとはいかなかったようだ。

 2日連続で悪天候で延期となり、待ちに待った屋外での打撃練習。柵越えこそなかったものの、4割以上の確率でボールを捉え、右翼フェンス直撃の鋭い当たりもみせた。2カ月ぶりとなった屋外での打撃を終えると、口を突いたのは不満の言葉だった。

 「距離感がずれているところがあった。納得のいくスイングはなかったですね」。打球の伸びや、球場で打席に立った時の距離感。屋内では分からない感覚を試そうとして打席に立つと、思った以上に体が動かなかった。

 3連休の中日となった日曜日。今キャンプ最多の1200人が来場し、500人ものファンが根尾の打撃練習を見守った。バックネット裏は2階席と3階席のフェンス際にはびっしりと人、人、人…。その中で一挙手一投足に注目された根尾は「初めての経験。こういう場に慣れていかないといけない」と、甲子園で春夏連覇の経験をもってしても、特別な緊張感があったようだ。

 極めて異例な状況を、首脳陣も理解している。打撃ケージ裏で見守った森野2軍打撃コーチは「だいぶ緊張していたよね」とニヤリ。普段見ている根尾とは懸け離れた打撃に、「お前も人の子だな」と声を掛けたという。

 もちろん持っている物は折り紙付きだ。小笠原2軍監督は軽くうなずきながら「時折、いいものが見られた。だんだんなじんでいくんじゃないかな」とこれからの適応力に期待。根尾も「次に打てる時にはきょうよりも自分のスイングができるようにやっていきます」と持ち前の向上心をあらわにした。

 

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