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【最新】世界最強の戦闘機ランキングTOP10(2018)

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世界で最も優れた戦闘機は一体どれなのでしょうか?

現在運用されている世界の戦闘機について【ステルス性、武装、速度、攻撃範囲、機動性、その他技術】の総合スコアに基づいてランク付けをしてみました。

世界の戦闘機ランキングは次の通りです。

選外. サーブ JAS 39 グリペン


スウェーデンのサーブ社を中心として開発されたシングルエンジン、軽量マルチロール(多目的型)の戦闘機です。

JASはスウェーデン語のJakt(戦闘)、Attack(攻撃)、Spaning(偵察)の略称であり、その名の通り、制空戦闘・対地攻撃・偵察などに優れています。また、航続距離やステルス性などの一部性能を妥協することにより、運用体系における高いコストパフォーマンスを実現しています。

同世代機に比べ格闘戦能力や航続距離は劣るものの、整備性が良好で安価、多目的戦闘機ながら小型軽量という特徴を生かし、南アフリカ、ハンガリー、チェコ、タイなどの国々で運用されています。

 

10. F-16ファイティングファルコン


F-16は、アメリカ空軍の次期主力戦闘機として決まっていたF-15イーグルを補完する目的で開発されました。

純粋に戦闘空域の制圧を目的とする大型制空戦闘機であるF-15とは異なり、F-16は全天候対空/対地攻撃能力を有する戦闘機であり、空中戦だけでなく地上のターゲットも攻撃することが可能です。

コスト削減のため既製品の使用や部品の共通化、F-15のエンジンを使用することで、安価で小型軽量かつ高性能な戦闘機として開発されました。

F-16は胴体と主翼が一体化したブレンディットウイングボディを持ち、機内容量の増加や空気抵抗の減少、重量の低減などを実現しています。

操縦系統には航空機として初めてフライ・バイ・ワイヤ機構が採用されており、パイロットの操作をコンピュータ制御で補うことで操作性や安定性が向上しました。

これまでに4,500機以上製造され、世界25ヵ国以上の空軍が採用した実績からベストセラー戦闘機と評されており、多くの導入国では主力戦闘機として運用されています。

 

9. F-15 イーグル


1970年代に米・マクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発した制空戦闘機です。初飛行から既に40年経った現在でも世界トップクラスの性能を誇ります。

F-15は100回以上の撃墜記録を持ち、冷戦時代のアメリカ空軍を代表する戦闘機です。

軽量な機体に大推力のターボファンエンジンを2基搭載し、最高速度はマッハ2.5。高出力パルスドップラー・レーダーと中射程空対空ミサイルの運用能力を持ちます。

非常に高性能な戦闘機ですが、その分一機あたりのコストが約3,000万ドルと高価な機体であり、輸出先も政治・軍事的に親密な経済大国のみに限られました。その為、アメリカ空軍による877機の他、イスラエル・日本・サウジアラビアの3ヵ国の合計356機、総計1,233機で生産を終了しています。

 

8. MiG-35


MiG-35はロシアのRSK「MiG」によって開発された、マルチロール(多目的型)の戦闘機です。第4++世代ジェット戦闘機に定義されており、本機をベースとした第5世代戦闘機の開発も検討されています。

MiG-29M2をさらに発展させた機体であり、レーダー・追尾能力が大きく向上され、空中標的10~30機を追尾することができ、6機同時に攻撃することができます。

また、アメリカ海軍の主要機である戦闘攻撃機F-18と同様に、驚異的なエアロダイナミクスと機動性を持ちますが、エンジンの推力ではラファールやユーロファイター・タイフーン等のヨーロッパ機には多少劣ります。

現在ロシア、エジプトで運用されています。

 

7. Su-35


ロシア連邦のスホーイ社が開発した長距離多用途戦闘機です。Su-27を大幅に発展させた第4++世代ジェット戦闘機であり、Su-27と MiG-29戦闘機の代わりに輸出用として提供され、中国でも運用されています。

Su-27からステルス面で不利とされるガナード翼が取り外され、ステルス性が向上。エンジンには推力偏向ノズルが装備され、持続的な超音速飛行を維持することができます。

また、最新のレーダーを搭載し、30機の空中目標を同時に追尾し、8機と交戦可能など、欧州トップクラスの戦闘能力を戦闘機です。

アメリカ等の専門家の評価ではSu-35の空戦能力は、旧式のF15より優位だとされています。

 

6. ラファール


フランスのダッソー社が開発した戦闘機です。フランス空軍・海軍でマルチロール機として運用されており、クロースカップルドデルタと呼ばれる無尾翼デルタ式にカナード翼を組み合わせた翼が特徴です。

レーダー反射断面積こそタイフーンより劣るものの、高いステルス性、F-22やF-35といった第5世代ジェット戦闘機に匹敵するセンサー・フュージョン能力を持ち、兵装面ではマルチロール機として幅広いミッションを行うべく、これから開発されるものも含めた、さまざまな兵器を使用できるように設計されています。

インド、エジプト、カタールなどの国で運用されている機体です。

 

5. ユーロファイター タイフーン


ユーロファイター タイフーンは、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの4ヶ国が共同開発した戦闘機で、カナードデルタと呼ばれる形式の機体構成をもつマルチロール機です。

F-22「ラプター」に次ぐ抜群の機動力を持ち、滑走路上での静止状態からわずか150秒で高度1万メートルへ上昇し、マッハ1.5に達することができます。

更に加速性、旋回性能、ステルス性、レーダーなど「戦闘システム」の能力も非常に優れており、新型の対空ミサイル「ミーティア」を搭載しています。

イギリスのBAEシステムズ社によると、空中戦能力ではF-35を遥かに凌駕する「世界で二番目に強い戦闘機」だそうで、過去には、日本の航空自衛隊でも導入が検討されたことがあります。(最終的にはF-35を採用)

1機100億円以上と高額な機体ですが、世界的に戦闘能力の評価が高く、開発に関わった4ヶ国以外にもオーストラリア空軍、サウジアラビア空軍、オマーン、クウェート等の国で運用されています。

 

4. F/A-18E/F スーパーホーネット


F/A-18E/F スーパーホーネットは、マクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したF/A-18A-D ホーネットを大幅に発展させた艦上・戦闘攻撃機です。

航続距離や兵器搭載能力の向上、機体の大型化やステルス性を考慮した設計変更が行われており、第4.5世代ジェット戦闘機に分類されます。

アメリカ海軍のF-14艦隊防空戦闘機と入れ替える形で配備が進められ、イラク戦争などの実戦に主力戦闘機として参加したほか、オーストラリア空軍でも採用されています。

さらにアメリカ海軍は、2017年にF/A-18E/F「スーパーホーネット」における大規模性能向上計画を決定しました。これによりステルス性・航続距離の更なる向上、大型タッチパネルによる次世代コックピット化が予定され、少なくても2045年頃まではアメリカ海軍の主力の一端を担うとされています。

気になるベスト3は次のページです。
⇒世界最強の戦闘機ランキング ベスト3

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