sunchild てつがくカフェ@ふくしま 2018年11月10日   2018年 作成 佐藤敏宏
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佐藤:僕私案があります。まずヤノベさんもやっていない事なんですけども一番欠けている点は、原子力災害って特殊な災害なんですけども関連死の鎮魂。発電所の事後が起きて、2千数百人の関連死者がいるんです。彼らの鎮魂を誰もやっていない。だからヤノベさんの作品は、僕たちは関連死という特殊な死与えてしまった事に対して、その人たちを鎮魂・慰霊すべきだと思います。そも慰霊する施設というのと吉田さんの福島市美術館というのをセットにして、何ていうか宗教施設のような、アート施設のような、神道みたいな昔に戻らないとしょうがないので、美術作品として機能させるだけでは不可能なので、みんなバラバラの欲望になっているから、誰でも合意できる、祈るんだ。ばかばかしいとは思いますけど。その祈る場所に時々、サンチャイルドを出没させて、あとトらやん地蔵を2千200数体並べて、死者一人当たり千円ぐらいだと思うので、買っていただいて、それをやってから、どうするかと、しないとまた同じことが起きると思います。
 先ほど後ろの方がこむこむの前を通るのや見せられるから嫌だとういっていました。傷ついる人はたくさんいる訳ですよ。一番傷ついていて一番困っている人っていうのは実は自主避難して、いてパパだけが福島市に残っている。その人たちには何の手当も無いし、何も言えない訳ですよ。だから関連死した人は一人500万円ぐらいもらって、そういうことでお金の補償はされているんだけど、精神的鎮魂はまずされていないので。ヤノベさんも未来に向かう前に死んだ人を鎮魂すべきだったのではないかととうのが僕の考えです。それをネグってしまった事によって非常に、アートはそんなことをやらなくっていいという発想もあるけれど。原子力災害は特殊なものなので、誰も体験した事も無いし、どうしたらいいか分らないので、まず僕は起きた事に対して、僕たちのおじいちゃんおばあちゃんたちが誘致してこうなってしまったのですけども、彼らに謝れと言ってもどうしようもないので、僕たちはとりあえずみんなで謝る。ごめんなさいと。そこから考えていくしかないんじゃないかというのが僕の考方なんですけど、何かいい案ないですかね
 やはり福島に置いておくべきだし、でも福島市の財産なので、ここに福島市役所の人が居るかどうかわかりませんけど、あれは福島市の財産だから、ヤノベさんが俺が持って行くと言ってももっていけないですよね。ヤノベさんが「俺が自由にしたい」言ってもできませんね

小林:あれは福島市の財産として移っちゃったんでしょう

佐藤:ですよね。だからあれは福島市の財産なので福島市の人が考えるべきだし、先ほどの言われたように、福島から考えるだし、それに鎮魂というのを加えたらどうでしょうか。


:アートと鎮魂というテーマで入って来て。そのサンチャイルドが設置されて、立ち上がったことを思い出したら。やってないのが指摘して・・ ってないというので片付けられちゃった流れを。
 私は展覧会とかで、そういう過去に起こった事件とか、そういうのをテーマにした作品、現代アート作品たくさんあるんですよね。アーテストの前で知識を披歴するみたいで恰好が悪いんですけども。クリスチャンボロヤンスキーという現代作家の人が、ユダヤ人の虐殺をテーマにして作っていてる作品。あったりとか。
 あとはアジアのポルポト政権とか文化保護をテーマにして作品を作ってアジアの現代アーテストあったりというのを、それは展覧会で観れるんですね。でもそれをこれを展覧会でテーマ有りますといって、実際行った時に、それを観てこういう関係が起こって、殺されましたということははないです
 このの問題、震災が起こって7年経って、このような今起こっちゃっているというのは、7年ていう時間が短すぎて、皆の記憶が生々しすぎるから。何十年か前起った戦争とか、革命の問題とは違って、まだ新しすぎるので、こういう事になってきてしまった。展覧会は観たい人が行って、何千円かお金を払って、見るので。それは観たい人が見てる情況です。 これはパブリックアートだから、そういう処に置かれているということが問題なんだというのか、私が・・うまく判断が出来なかったんですが。どう思われているのかなーと気になって。・・・と思いました。

小林:学生さん放射能の記憶が、マイナスイメージを与える、そういう事を考えるればどうなのかという話をされていた。
 負のイメージというのも、やはり、3・11の福島にはもたらされて(低線量)現存被曝状況の中に。それはやはり我々の現実認識としてシッカリ受けとめて、裏も表の無いものとしてやっていかなきゃいけないんではないか。私は思うです。
 私は浜通り出身ですけれども。あれだけの、高い津波が押し寄せるといのは子供時代からまったく自分の中に刻みが無くって、大変ショックを受けました。これはやはり次の時代、100年後あるいは、200年後の同じようなものが起こるとすれば、それを語り継いでいかないいけない。じゃなぜ我々は子供時代にあそこにそのような15.7mの津波が来るという事実を誰からも聞いた記憶が無ったんだろう。いう思いがずーっとあるわけです。その結果としての全電源喪失というのを起きたわけですから。それは結果的に起きた、しかし地震でその事態がおきていたかお起きたという思いもある。
 だからサンチャイルドが負のイメージをもたらすとすれば、負のイメージも含めて福島の現状として我々学ぶべき、それだけの覚悟もしなければいけないんじゃないかと私は個人的には思いってます。
 それでもって外の人たちが「そうか福島はやっぱりまだ危ないんだね、」、原子力規制庁の言葉を借りれば「充分放射線量は低くなっていますよ」と言うけども、震災前の0.04までまだまだ戻ってないわけです。その現実はしっかり受け止めてそのうえで我々はどうするのかということを考えて。ですから、今日たまたま、てつがくカフェさんですね。この討論を設けていただいたんだけども、本当は私ももっと力があれば、もっと早い時期に、例えば、そちらにいらっしゃる佐藤さんたちの力を借りながら、あるいは福大の先生の力を借りながら、このような場をもっと早い時期に作るべきだったとかなーと思っています。ですから今日、本当にこういう場をつくっていただいて大変ありがたいと思いますし。
 実はこれっきりだけじゃなくって、実際市民サイドから木幡市長のけつを蹴飛ばしていくような。そういうふうな事をしていかないと、たぶんちょっと難しい。というのは昨日も少し、一昨日もそうでしたけども。福島市の中心市街地再開発の老朽化している、恒久公共施設の建て替え問題にすでに福島市は軸足が移っちゃった。市民懇談会昨日まで4つ行って。今年中に駅前再開発のコンベンションホールを含んだ駅前再開発と、市役所の西庁舎を含めた、そういう箱モノをどうするか青写真を作ちゃった。

 実を言うと、ここから先は下世話な話をします。サンチャイルドを早々と撤去しなきゃいけなかった理由の一つに、市役所庁内から聞こえて来る噂の話は、早くこれに幕を引いて、もう福島駅再開発とコンベンションホール、それから市役所西棟の建て直しに進んでいるんだと。市役所の職員の中から聞こえて来る。裏付けはとってないので、これをそういうふうなんだってよと、風聞の流布はやめていだだいて。、ただ私の言ったのはそうなるかも知れないけども、でもさもありなんとも思うんです。
 本当にヤノベさんに失礼な言い方だけども、だから市民サイドから声を盛り上げて、あれはどうなっているのだ、とそれが非常に重要だと私は思います。答えになってないですけど、学生さんには。

学生男:僕は思うに、市民で合意形成してやって、でもアートってアーテストがつくるものだから、みんなのの意見全部と言うけど、結局はアーテストがつくる。それはけっこう大事なんだろうなと、

佐藤:今ある情報は新聞とかニュースしかない。自分たちでここでしゃべったやつを記録作りしかない。そうじゃないとここでも何も無かったことに成って、はいはいで終わっちゃいます。それで今小林さんが提案されたように、僕と小林さんと一緒に何か考える会とか、もう一回再設置させる案みちたいなものを僕が事務局やってもいいですけども、そういうのをやらない限りは本当に今言われた下世話な、邪推だと思いますどもそちらの方に行ってしまって、そう思わない限り、あんな短い時間で撤去するっていうのは考えられない。だからそう邪推するのは、させるのは市長が悪いのでありますけども、やっぱり私たち市民は渡辺晃一先生の力を借り、それでヤノベさんにも協力いただいて、サンチャイルドをどこに持って行くんだとう研究会みたいなのを延々やって、ここでこういうふうい今日は喋った、来週中ぐらいにはwebにアップして、またはどこに持っいけばいいのか分かりませんけれども、そういうモノをもっていくためにも何か組織をつくらないと相手にしてもらえない。というのがありますよね。この問題をつくるには何か組織をつくって反対だろうが、賛成だろうが、共産党の議員団は反対だと言ったから、すっきりしているんでしょうけれども、賛成だと思っている人も、考えようと思っている人もいます・これでは生煮えですよね。
 そのためにもここに集まった人で、そういうふうに協力しようという方が居れば、みんなで集まるなり、SNSを使ってとりあえず、僕の持っている情報を全部見せますけども、かなりヤノベさんのデータは採ったので、それを観ていただいて、その後二ケ月後ぐらいに議論するという形に、定期的にやって行かない限りは、消えてしまいます。
 本当にそれはヤノベさんに大変失礼なことであって、ヤノベさんあんたおかしいよとも僕たちは言えない訳ですよね。本当にヤノベんさんの考えに反対しようとしても、印象でしか言えないので。ヤノベんさん実はここがこういう問題だったんだという事を福島市民として、言わない限りは、意味が無いし。ヤノベさんの何て言うですかね凄い前の向きな、一生懸命さ、たぶん間違えてとは思うんですけども。それに僕たちはきちんと受け止めて、ヤノベさんに問いを投げかけたり、こういう投げかけ合ったりしない限りは、やっぱり皆バラバラな、もちろんバラバラの方が社会は都合がいいわけですよね。グローベル社会ですから。繋がられると困ちゃうんですよ。
 でもそれに抗うためにはここで小林さんが提案されたように、皆で協力して何かやろう。ということをここで決まることが僕の願いなので来たんですけども。僕の勝手な願いなんですけども。そういう場所を提供すしていただいた、てつがくカフェの先生方には感謝申し上げたちゃう。、それを一番最初に言わなければいけなかったんですけども時間が無いと思ったのですが、けっこうあるので、ここで言っておきます。どうもありがとうございます。

学生男:サンチャイルドの置き場所、今後どうしたらいいかというのが、課題になっていたと思うですけども、僕たち学生で、福島大学から来ているんですけど、福島大学では松川事件の関連資料室みたいなのが、誰かが起動させて、そういった設置されている。だからあれも福島大学に設置した
佐藤:市から国に行っちゃうですか
学生男:一案として、
佐藤:それは僕は反対です

老人男:、まあ、パブリックスペースにね、こういいう芸術作品を設置する場合の合意形成に話が出てたんですけども。合意形成の場合、まずは作品の意図。意図というものを理解する必要がある。前回も、てつがくカフェでサンチャイルドについて、戦闘服みたいだなーと。あるいは股間にああいふうな、あんなの見たくない。あんなのは置いておいては困るよっていうような議論も出てたんですね。要するに作者の意図を理解しないと見た感じ、で好き嫌い、というふうになってしまいますから。市民の合意、あるいは、作者と行政が絡む場合、その合意形成の手続きについて、すこし深化しいくさせる必要があんのかなーと。その場合に基本はその作品のモチーフというか意図と言うか、願いというものを、ちゃんと理解したうえでの議論が大前提になるのかなーというふうに思いました。


若男:それは誰が、コンセプトなり思いを理解しなければ、結局はサンチャイルドに反対している人でしかということに成つちゃいですね
老人男:全部
若男:でもそれは、不可能じゃないですかね、合意形成が困難だからじゃどうしようかと言う話合いなんで。
老人男:ようするに、それを出来るだけ広げて行こうといことだけを
若男:それは大事だと思います。コンセプトを広げていくのは、支持している人がだだ支持だけじゃなくって、こういう思いがあったんだね、サンチャイルドってこういうふうに作られて来たんだと、というのを何か話してみたり、シェアしてみたり、する。凄く大事な事です
 最近何かヤノベさんのユーチュブでサンチャイルドを作っている時に、何か女性の歌が流れていくる動画がありますよね。あれ凄い癒されるんですよね。あの空気感を何か福島にあったら、いいなーと思うんですよ。何かその反対している人たちはじゃまなのかと言うと、それもまた違う。やっぱり反対している人も県民だし、何か意見が違うくて、正直僕からみたら、腹立つですけど。そんなことだけ言っていてもしょうがないしなーというのがあって。だからさっきのように看取るというか、片方は進歩と言っている、片方が対立と言っている、それが、合意形成に役立つんであれば、ということなんです。片方は、相手が言っていることをとにかく吸収していくんです。片方は吸収しない。分断はある意味ではポジティブに捉えている。個性として、それで進でいくといことで

老人男:私が言っているのは要するに作品の意図とか思いというものを、まずは反対する人も理解し合ましょうと、理解し合ったうえでの手続きをどうするかという話であって、そうでないと、作品というのは思いがある、メッセージがあるわけですね。それに対してそういうメッセージ嫌いだという人は必ず居るわけですよ
若男::そうです

老人男:居るんだけど、そういう人はまた別の表現をしたわけですから、そういう反対の意見とか表現も、拒否されるてしまうわけですね。ちゃんと理解したうえでの議論をやらないということは。

若男::なんていうか僕が思うに、 批判も一つの表現であるととらえて、たとえ万博にね反対した人が反博とかやっていたらしい。こないだ千葉に行って丁度千葉の美術館でやっていたですよ。万博の時も万博に反対した、それが反博と言われている
佐藤:あと目玉男と言う人もいます
若男:そんなんありました
佐藤:目玉に住ンじゃった人 一週間。
若男:色々あるんですね。数えきれないぐらい色々あって。そういうのもありだなとと僕は思います。
老人男:だから先ほど 避難した人たちの慰霊という事も考えたらという
佐藤:鎮魂です

老人男:鎮魂ですね。だから例えばそういう処に鎌倉に大仏がありますけれども、そういう大仏さんを設置するなんて言う事だってないわけではない、鎌倉に大仏がある、あれはまあ、仏教的なあれだけど。今は何の問題もない。観光客が一杯来るわけですね。あるいは須賀川にゴジラのあれを作った、あんまり反対はない。ゆるキャラに対して変わらない話だと思うんですね。だから今サンチャイルドで議論しているわけですけど。もそうじゃなくって、 パブリックスペースに設置する場合にどういうことを考えて、どういう手続きを確認とうか、もっていったらいいかという話を考えるべきじゃないかとなーと

小野原:僕の理想はですね、こうやて合意を最初から作って、もう一度あそこに置くって。あそこに置きたいなーということが目的ですね。そういう合意がつくれるかどうか福島市民の成熟度の問題だろうと思うんですけども。僕はなにかそういうふうにしたいなーと思っているんですけど

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