ボクシングのWBAバンタム級世界王者・井上尚弥(25)=大橋=の次戦が5月18日、英国のグラスゴーで行われる可能性が高くなった。8日(日本時間9日)にプエルトリコの全国紙プリメーラ・オラ(電子版)が伝えた。同級4王者集結トーナメント・ワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)バンタム級準決勝で、IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=との王座統一戦になる。
ロドリゲス陣営のオレンゴ・プロモーターは同紙に日程を明かしたうえで「ロドリゲスはキューバで合宿中。勝利のため全て完璧に進んでいる」と自信を見せた。井上も既にロドリゲス対策を進めている。
同日はWBSSスーパーライト級準決勝・IBF同級王者バランチュク(ベラルーシ)-テイラー(英国)戦も行われる予定。ただバランチュク陣営はファイトマネー遅配などからWBSS側と対立し、トーナメント離脱を示唆。この試合が消滅すれば興行自体が中止される可能性もある。不確定要素が多い中、大橋ジムの大橋秀行会長もこの日は「このことについては話せない」と話すにとどまった。