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【プロ野球】

「新たな巨人軍に」ミスター激励文に丸もG入り実感

2019年2月10日 紙面から

「燦燦会」の御手洗会長(後方右から3人目)らが見守る中、打撃練習で調整する巨人・丸(梅津忠之撮影)

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 新たな巨人軍をつくろう! 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(82)が9日、宮崎でキャンプを張る後輩に激励のメッセージを送った。視察に訪れた山口寿一オーナー(61)が練習前の円陣で代読。選手は一様に表情を引き締めた。10日の紅白戦には新戦力が5人先発出場する予定。いよいよ、新生ジャイアンツがスタートする。

 「ジャイアンツは今年、立派なチームになるように。その意味において、力の限りやるためには、今年の巨人軍の選手をはじめ、コーチ、監督が一緒になって頑張ってもらいたい。今年は新たな巨人軍になると思う。大いに頑張りましょう。 長嶋茂雄」

 曇り空の下で読み上げられた、気持ちのこもった手紙。広島からFA移籍した丸が「あれだけの影響力ある人から言ってもらい、チームみんなが同じ方向を戦っていけるように、また一つ引き締まった」とかみ締め、同じく西武から移った炭谷も「あらためてジャイアンツの一員になったんだな」と実感を深めた。

 原監督は「本人が足を運んで、グラウンドにいたいという思いをひしひしと感じました。頑張ります」と受け止めた。

 10日に行われる今キャンプ初の紅白戦では、先発メンバーに主力級がほぼ勢ぞろいする。紅組は丸、ビヤヌエバ、中島の新戦力でクリーンアップを組み、白組は坂本勇、岡本と昨季の主軸が並ぶ。9日は第2クールの中日ということもあり、練習は午前11時から約3時間の珍しい「半ドン」。紅白戦2連戦で締めくくる宮崎キャンプのラストスパートに備えた。

 指揮官は「徐々に仕上げるという段階。早く90点ぐらいまでには上げていってほしい」と期待を寄せ、選手を見極める眼力を研ぎ澄ますつもりだ。13日からの那覇キャンプ、そしてオープン戦へと続くポジション争いが、いよいよ始まる。 (小林孝一郎)

 

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