目次
1.基礎中の基礎用語
2.実際にチャートを見てみよう
1.用語
pips
為替相場における単位。クロス円(円絡みの相場)に関しては、1pips=1銭
トレンド相場
対義語:レンジ相場
相場が大きく動いている状態。
完全に自分解釈だけど、相場が動くというのは、瞬間的な値動きではなく、市場の参加者の大勢的なポジション比率が変動して、相場の標準価格とでも呼べるものが変動することを指します。
端的に言えば、2上がって・1下がる を繰り返す相場状態(これは上昇トレンド。下降トレンドはその逆)。
トレンドの終わり方の定義にも色々あるが、
一例として上昇トレンドの際に「1上がって・1以上下がる」をやってしまうと、トレンドがレンジ相場になる(ことが多い)(反発のトレンドが形成されることもある)
レンジ相場
一定の値幅で行ったり来たりする相場。相場の大半はレンジ相場。
レンジの上端を上回る/下端を下回ることを「ブレイクする」といい、(ちなみに上端をレジスタンス・下端をサポートとも言う)
ブレイクするとトレンド相場になる(ことが多い)(単純にレンジの幅が広がるor上下に平行移動するだけのこともある)
相場の参加者は値動きに意味を求めているので、長く続いたレンジ相場の上端・下端ほど強く意識されるようになり、
その値をブレイク
エントリー
売り/買いで資金を相場に晒すこと。
エントリーして資金を相場に晒している間は資産の時価総額が変動する。
資金を相場に晒している間は「売り/買いのポジションを保有している」などと言う。
イグジット(決済)
決済には「利確(利益確定)」と「損切り」がある。
気持ち的には利確の方が嬉しいけど、トレード手法の期待値の観点で見れば損切りも必要経費なので受け入れる。(後述)
チャート ローソク足
チャートは、相場の値動きを表したもの。
チャートはローソク足によって表される。
ローソク足とは一定の時間内における値動きを表したもの
例えば5分足は5分に一度生成され、その5分以内における始値(Open)、終値(Close)、最高値(High)、最安値(Low)を表示する。
テクニカル
チャートの情報をあれやこれやとこねくり回して、ローソク足だけでは見えにくい情報を視覚化したもの。
僕の手法ではMACDというテクニカル指標を軸に戦っていきます。
MACDは、現在から数えて過去a個のローソクの終値平均と、過去b個のローソクの終値平均の差をとったもの。
2.チャートを見てみよう
以下の画像を例に取って用語の復習。
用語をおさらいしつつ、チャートから見える情報を少しだけ掘り下げてみます。
このチャートはドル円8時間足のチャートで、テクニカル指標としてMACDが表示されている。
6月全体の大雑把な値動きとしては、109円台前半~110円台後半の間を揺れ動くレンジ相場だと言うことができる。
111円台へと上へブレイクしそうになるたびに押し戻されてしまっているが、
6月末になって今までのレンジの上端を少し更新しているので、
7月の相場見通しの焦点は、このまま本格的に上へブレイクし、上昇トレンドが始まるかどうかである。
ちなみに、表示を1時間足等に変えたら、このレンジ相場の波一つ一つが上昇or下降トレンドになるのは分かるよね。
例えば6/25~6/30にかけては、1時間足や2時間足で見ると、きっと上昇トレンドになっているはず。
現在カーソルを合わせているのは6月29日0時00分~7時59分までの値動きを表したローソク足。
もし0時00分に買いでエントリーをして7時59分にイグジットしたなら、
始値と終値を参照すれば、49.2 - 36.9 = 12.3pipsの利益が出る。
この8時間以内に完結するトレードでの1回の最大利幅は、
高値と安値を参照して、64.6 - 27.7 = 36.9pipsとなる。
以上、基礎用語と、チャートの見方について。