ちょっと長くなりますけどいいですか?
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もちろんです(*´∇`*)
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今回のケースですが、すでに副反応を訴える被害者と、そうではないサンプルに有意差はない、つまり副反応とされているものは存在しない、そこまではしっかり統計でとれています。これは統計のルールに則って、行われています。
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しかし、それはあくまで「副反応」と呼ばれる症状の実態がないことを数字で証明しただけで、それ以外の推論、例えば「ワクチン説に固執してる患者は適切な治療から遠ざかる」「副反応の実態がないなら心因性」ということを証明するためには、また別の調査をしないと断言できないんです。
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例えば、ある都市の人口が少なくなったということを証明するなら、役所のデータを使いますよね。そこから、「人口が少なくなったのは女性が積極的に子どもを産みたがらなくなったからだ」という推論は言えるかもしれません。でも、それを断言するなら、やはり当事者の女性を調査しないと言えないんで。
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統計調査は結果を出すと同時に、常に推論や仮説を産むのが当たり前です。統計のプロ、つまり社会科学者なら、その二つ(断言できること/推論・仮説)は分けます。一緒にはしません。 宗教やお守りの話はまたあとで。すいません。
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不自然というか端的に駄目です。証明されていない仮説なので。先生方が責任をちゃんと取られるなら止めはしませんが。 人間、社会相手の統計って逆に科学的であることが厳しく問われます。言えることと言えないことはしっかり分けろ、とわたしも学部生に教えますね。
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ちなみに社会学には専門調査士資格という、社会調査を教える資格があります。八時間×5日間×3回の講座プラス、数本論文を出していることが条件です。別に社会学部出身でなくても取れるので、そんな統計好きなら誰か取ればいいのに、とは思いますけどねー。
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お守りや宗教に関しては、統計調査で意識や価値観を大規模に取っているものもあります。なぜ行くのですか?とか信じていますか?みたいなレベルですね。効いているとか信じてるという「内容」を調査するなら個別にインタビュー調査をします。
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語られたものは、どんなに荒唐無稽でも「本当である」とするのがこれも社会調査の原則です。例えば「神が降りてきた」なんて客観的には証明できませんが、「そう語る人がいる」という前提でインタビューを取ります。
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