変えんとアカン…
でも、戦いはこれからが本番、激烈な地方選挙(名古屋市議会・愛知県議会・大阪市議会・大阪府議会)が待っているのですから、そして大阪の場合、我々大阪維新の会が信任されれば、大阪市役所の大改革がスタートいたします。
今回の愛知・名古屋の選挙と議会解散の住民投票によって、既存政党の地方議員では大改革は無理、まして議会改革なんて・・・というご判断をされたのでしょうね。
現在、僕は大阪維新の会の幹事長として、先頭に立って、既存政党と戦っていますが僕自身の政治家としてのスタートは既存政党の代表格である自民党であり、大阪府議会自民党府議団の政調会長のころに現知事である橋下徹さんと政策協議を重ねてまいりました。
橋下知事が実現してきた、財政再建、出資法人改革、公務員改革等の政策の原点は自民党議員団の頃にまとめたものであり、その自民党議員団がいまや民主党と一緒になって、役所改革・議会改革に大反対やるせないもんであります。
僕が自民党を出たきっかけは、2年前の2月議会であります。当時大議論になった庁舎移転議案、現在の大手前庁舎を南港のWTCビルへ移転するか否か、自民党内でも賛成反対、真っ二つの大激論、二日二晩徹夜議論でもまとまらずに最終的には党内での多数決での決着となりました。
結果は移転に賛成が27人、反対が21人、白票が1人自民党議員団の過半数は移転に賛成だったのであります。となれば党内民主主義のルールによって議場での自民党の態度は49名が移転条例に賛成となるはずだったのですが・・・
しかしどうしても移転条例反対派の大物議員の先生方はなんと党内手続きの結果を反故とし、あろうことか他会派の民主党・公明党・共産党との野合のより、庁舎移転という重要議案の採決方法を府民に見せないための無記名投票とされたのであります。
政治家は政治信条や理念の違いにより、それぞれが自らの政策実現のために様々な政党・会派に所属し活動いたしますが、ひとつだけは誰であろうとも政治家として同じ公約、約束を住民のみなさんといたします。それは「皆さんの声を行政に反映させる」ということです。すなわち住民代表として議会に送り出してほしいということであります。であれば、送り出された議員はみずからの政治姿勢、議案に対する態度はすべてオープン、府民市民に見えるものでなければならないと僕は考えております。でなければ、みなさんの声を伝えているのか否かを住民みなさんがチェックすることが出来ないのです。
そして、WTCビルへの庁舎移転条例の採決の行方は、まず採決方法の投票が行われ、記名投票に賛成票が35票、無記名投票に賛成票が76票となり、庁舎移転というきわまて重要な案件が無記名でおこなわれ、移転賛成票が46票、反対票が65票となり、庁舎移転案は否決されたのであります。
庁舎移転推進派である、僕にとって移転条例否決はもちろん残念でしたが、それよりも政治家としてどうしても納得できなかったのは、無記名投票であり、自民党は記名投票を主張したにもかかわらず、記名投票賛成票はわずか35票、自民党議員団の数は49人、このときの思いをあえて言うなら、ハンマーで頭を殴られたという感じでしょうかね。
このとき議会の制度と体質を根底から変えなければ大阪を変えることは出来ない事を確信し議会終了後ただちに自民党府議団を離団したのであります。
二年前の話です。お忘れになっているかもしれません、そして半年前の9月議会、我々維新の会は議員定数削減の議案も提出いたしております。大阪府議会においては現在の112名から880万府民に対して10万人に一人88名まで削減すると議案提出いたしましたが、自公民共の連合により、委員会付託省略、議論すら拒否され否決されました。このことも府民のみなさんの記憶からは消えかけているのでしょうかね。
2月8日の読売新聞に地方議会が住民意思を反映していない64%、チェック機関として機能していない57%との記事がありました。だから変えたいんです。我々維新の会は議員団としての意思決定のプロセスをすべて公開いたしております。府議会において各会派が意思を決定する場は所属議員全員が集まる、議員団総会という会議ですが、この会議をすべて報道のみなさんに公開しているのは大阪維新の会のみであります。
地方議会こそが住民に一番近い政治であります。住民のみなさんがもっともっと興味と関心をもっていただき議会をチェックしてください。
2月21日大阪府議会2月定例会開会です。
- 2011.02.09 Wednesday
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- 11:31
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- by matsuichiro
大阪維新の会は府議選の藤井寺選挙区に候補は出さないのですか?