外道衆から人々を守る侍として、5人は厳しい稽古の毎日。
しかし、今ひとつ自覚の足りない千明は、稽古をさぼって高校時代の友達と街に遊びに出かける。そこに、外道衆・ロクロネリが出現! 友達にいいところを見せるためにも、一人、変身して戦い始めるのだが、腕自慢のロクロネリはとんでもない技を持っていて…
脚本:小林靖子 監督:諸田敏
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2009年3月1日O.A.
外道衆から人々を守る侍として、5人は厳しい稽古の毎日。
しかし、今ひとつ自覚の足りない千明は、稽古をさぼって高校時代の友達と街に遊びに出かける。そこに、外道衆・ロクロネリが出現! 友達にいいところを見せるためにも、一人、変身して戦い始めるのだが、腕自慢のロクロネリはとんでもない技を持っていて…
脚本:小林靖子 監督:諸田敏
5人の侍のなかで最も現代っ子といえるのが谷千明。逆にいえば、視聴者からすると最も理解しやすい青年かもしれません。 殿? 忠義? 家臣? 何それ? ってそりゃそうだ(^^; しかし、外道衆から人々を守るためには、時代錯誤な関係性はともかく、覚悟というか自覚というか、緊張感は持ってもらわないとね。 腕自慢の外道衆・ロクロネリを相手に、千明が丈瑠と腕比べ? 果たして、ロクロネリ自慢の腕を退治することはできるのでしょうか? |
シンケンジャーの敵、外道衆。三途の川に浮かぶ六門船の中は常に彼らの怒りに満ち、彼らにとって世の中を不幸に陥れることが何よりも生き甲斐です。そして世 にも恐ろしい外道衆を引っぱっていくのが血祭ドウコク、薄皮太夫、骨のシタリです。六門船のシーンのアフレコを初めて聞いた時、「この3人の声はこの人達し かいない!」と元々あった確信は、感動の爆発に変わりました。シンケンジャーサイドに勝るとも劣らない、まさに実力派同士の胸に響く共演です。 | |
血祭ドクコクの声を演じていただくのは西凜太朗さん。93年の『五星戦隊ダイレンジャー』ではこちらも敵の幹部であるシャダム中佐を熱演していただきました 。当時は助監督だった中澤監督も「私、監督になりました」とご報告。実は撮影初期段階から「ドウコクは西さん」と言いつづけていたのは他でもない中澤監督で した。首領としての迫力がありながら、ドウコク自身の凶暴性を見事に表現していただいています。 | |
外道衆紅一点、薄皮太夫の声は朴璐美さんです。数々の舞台をこなす女優でありながら、アニメや洋画吹替えなどで多くの主役をこなす実力派の彼女が満を持して 戦隊シリーズ初参加です。独特の色気と芯のある怖さを合わせもつ力強い声には、アフレコ時に朴さんの声を聴くためだけにアフレコルームに見学者がいたほど… …。歴史ある戦隊シリーズ・敵の女性幹部を演じていただくのに期待して余りある魅力的な美声に酔いしれ恐怖してください。 | |
骨のシタリを演じていただくのはチョーさんです。骨のシタリという研究熱心で執着心の強い、そして少々ズル賢いキャラクターの声にぴったり!と、いうことは 大前提にあるとして、シンケンジャーを見る年頃のお子さんをお持ちのお父さん、お母さん方にはきっとこの声が“ピン!”と来るのではないでしょうか?スタッ フの中でも「あぁ、あのチョーさん!」とちょっとした熱狂が沸き起こりました。チョーさんご本人も戦隊シリーズは初めてながら、シタリのお芝居に合わせて様 々なアドリブを入れて命を吹き込んでくださっています。既にチョーさんとシタリは一心同体と言っても過言ではなく、これからも目が離せません。 | |
そんな外道衆たちはもちろんのこと、シンケンジャーたちを時に冷静に、時に熱く解説してくださるナレーションは宮田浩徳さんです。戦隊シリーズのナレーショ ンは「忍風戦隊ハリケンジャー」に続いてなんと3度目。シンケンジャーの持つ侍という和のテイストを意識的に表現していただきながらも、落ち着きのある言い 回しでストーリーとシリーズ全体の流れをしっかりと支えてくださっています。 |
ということで、シンケンジャーと相対する外道衆。三幹部の下に個性豊かなアヤカシたち、さらにその下にナナシ連中(戦闘員)と大ナナシ連中(巨大戦闘員)。 まさに、超強力な悪の軍団(^^; これらをデザインだけでなく、コンセプトから考えてくれたのが、キャラクターデザインの篠原保さん。本作の企画段階… 敵は隙間を通って神出鬼没に現れる化 物、なんて抽象的な話をしていた頃です… 篠原さんから頂いたアイデアが、三途の川、浮かぶ船、妖怪変異、あれ、現状の外道衆(=この名付け親も篠原さんで す)そのもの? まさに超強力な創造主です(^^; おまけ… シンケンオーのコックピット(なのか?)、5人のコンソールパネル(なのか?)をデザインしてくれたのも篠原さんです。リアルではなく、ファンタ ジックな操縦席って… と企画部一同頭を悩ましていた時に頂いたデザイン画が、あの熨斗と水引きがついた謎の物体。「これだ!」「これしかない」と大爆笑で した。 |
実は、シンケンジャーの放送が始まる前に誕生日を迎えたキャストが3人おりました。今回はようやく「Happy Birthday!」を改めてご報告です。 | |
12月17日はシンケンピンク・茉子役の高梨臨ちゃんの誕生日でした。初めての変身を撮影する日のこと。キャスト一同が緊張の面持ちの中、現場には臨ちゃ んのバースディを祝うケーキが、満を持して「いざ参り」ました。一瞬にして笑顔がこぼれる臨ちゃん。その横の涼花ちゃんの顔も確実にほころんではおりました が…。男性キャストがハッピーバースデーを歌い始め、ヒーローに変身する前にまた一つ大人の女性に変身した臨ちゃんでした。 | |
年は明け、1月2日は彦馬・ジイこと伊吹吾郎さんの誕生日でした。年明け早々に撮影があるわけもなく、伊吹さんのお祝いをできたのはずっと先のこと…。伊 吹さんご自身も忘れかけていた時の出来事だったので、逆に大きなサプライズになりました。「明けましておめでとうございます。誕生日もおめでとうございます 」そんなサプライズに、後ろで見ていた白馬もサプライズしたのか、おしっこ大放出でジイを祝福…。本当にびっくり続きのバースディとなりました。 | |
2月4日はシンケングリーン・千明こと鈴木勝吾くんの20回目の誕生日でした。誕生日当日は、ちょうど5人揃ってのアフレコの日。シンケンジャーの5人が アフレコの開始を待っていると「Happy Birthday♪」の曲が流れ始め、目を丸くする鈴木くんが印象的でした。実は他の4人には、鈴木くんの誕生日をやること を連絡しサプライズのケーキ登場に協力してもらっていたのです。その甲斐あって、本当にびっくりした鈴木くんは「成人になった抱負は?」ときかれると「1年 間よろしくお願いします…」と、嬉しさのあまり(?)ちょっとズレた回答。その純粋さと、フレッシュでストレートなやる気で1年間突っ走ってくれることでし ょう。 | |
以上3人のキャスト誕生日レポート、まずはこれまで…。 |
(文責:宇都宮孝明、大森敬仁) |
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