沖縄を歩いていてしみじみ思うのは、日本でここだけが「上り調子」ではないかということだ。文化が明らかに日本本土とは異なるため、本土の人々の差別意識は強く、米軍基地を押し付けられたこともあり、経済発展が遅れた。今も失業者は多いが、とにかく、子供が多い。

私は例年通り、宮崎から沖縄に移動したのだが、宮崎やしょっちゅう行く四国4県などとくらべても、沖縄の賑わいは別物だ。
鉄道はゆいれーるがあるだけだ。延伸の計画はあるが、今のところ那覇市内を外れれば、車での移動しかなくなる。しかしバス便は発達している。昨年、那覇バスターミナルが完成して、バスでの移動はさらに良好になった。

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今は春節の時期だからとりわけそう感じるのだが、街を歩く人の半分くらいは外国人だ。重いゴロゴロを押し歩き、あちらこちらで大声で騒いでいる。今年は、和服姿で嬉しそうに歩く中国人を何人も見た。沖縄の民族衣装は日本伝統の和服とは別物だが、そういうことはお構いなしではあろう。
こういう人々が落とすお金はかなりのものだろう。

そして、沖縄の人は本有にスポーツが好きだ。Bリーグの琉球ゴールデンキングスは、素晴らしい人気だし、サッカーのFC琉球も人気がある。
とにかく、日本で唯一若い人が増えている地域だから、スポーツの勢いもあるのだ。

私は沖縄県に「プロ野球」をしっかり根付かせるべきではないかと思う。

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エクスパンションがあれば、沖縄は手を挙げるべき地域だろう。遠隔地だというが、飛行機で東京、大阪から2時間弱。北海道にプロ野球チームが作れて、沖縄にできない道理はない。球場も巨人が春季キャンプで使っている沖縄セルラーフィールド那覇という素晴らしい球場がある。

台風のことを心配するかもしれないが、縦に細い沖縄本島には、台風は長くはとどまらない。1日、2日で通り過ぎる。昨今の甲子園の雨天中止よりもひどいことにはならないだろう。
経済的には心もとない部分もあるが、那覇市ではなく、オール沖縄でバックアップすればいい。理想的にはバスケとサッカーとプロ野球が、同一企業で経営されればいいと思う。
亜熱帯だから冬暖かいが、それだけでなく夏も、日本の大都市のような凶暴な暑さにはならない。
ぜひ、球団を設立すべきだと思う。山川穂高など、移籍を希望するかもしれないが。

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それともう一つ。2月20日ころから、沖縄県でキャンプを張っている10球団で「沖縄スプリングリーグ」をやってはどうかと思う。
単なるオープン戦ではなく、各チーム総当たりの9試合で勝敗を競えば、注目度は上がると思うが。
那覇セルラーフィールド那覇、コザ信金スタジアム、浦添市民球場、宜野湾市民球場など、それなりのキャパがある球場がある。
私など米軍キャンプの選抜チームも入っていいと思う。さらに今、ロッテが台湾のLamigoと試合をしているが、台湾勢も加えて12~13球団でやってもいい。

とにかく、沖縄は「野球にやさしい」。もっと沖縄で野球をすべきだろう。

沖縄の可能性はなかなか大きい。


1979年藤沢公也、全登板成績【ドラフト指名5度目で入団した27歳の新人王】

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