(cache)SHOWROOM前田裕二がAKB48・大西桃香を絶賛する理由(特別対談) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)


SHOWROOM前田裕二がAKB48・大西桃香を絶賛する理由

彼女の躍進から学べること
特別対談

なぜ二人は5時に起き続けられたのか

前田 朝の5時半、早朝という文脈で言うと、僕も新卒で入社したUBS証券時代は毎朝5時に出社していました。なので大西さんにはシンパシーを感じるというか…。

大西 確かに!一気に親近感が湧きました。

前田 そこで聞きたいなと思ったのが、「なぜ5時半に配信し続けることができたのか」ということです。

人が何かをやり遂げて成果を出そうと思ったとき、成否を分けるのは「熱量」です。

そして、その熱量には2つのタイプがある。一つは「楽しさ」。楽しくて周りが見えぬほど熱中・熱狂してしまう、というものです。もう一つは「モチベーションの源泉の強さ」。こちらがあれば、仮に目の前の課題が楽しくなくても、何とか気合いで乗り切れます。

僕にとって、5時に会社に行くことは楽しいことではなかった。むしろ苦痛だったと思います。睡眠時間も2、3時間だし、毎日夜の12時ぐらいまでずっと働くんで。けれど、「これを乗り越えて、目標に到達するんだ!」って思えるモチベーションの源泉があったから頑張れたんですよね。

 

大西 どんな源泉だったんですか?

前田 僕の場合は、「兄を喜ばせたい」という気持ちでした。8歳の時に両親を亡くしてから、ずっと10歳上の兄があらゆる面で支えてくれたんです。彼がいなかったら今の自分は存在しません。

大西さんは配信を楽しいからやってるんですか?それともモチベーションの源泉があるからやってるんですか?

大西 モチベーションの源泉があるから、ですかね。私の人生の目標は、今の家族を幸せにすることなんです。頑張ろうって思う理由はそこにあります。

デビューして初めての「生誕祭(各48グループの劇場で行われるメンバーの誕生日を祝うイベント)」直前にパパが急逝して、ママが1人になってしまって……。だから、パパの代わりに私がママを支えていかなくちゃ、そのために仕事を頑張ろうって思って配信を続けてきました。

でも、楽しいからやっている、という面もあります。

私は低血圧で朝起きるのが苦手だし、飽き症だし、何度か寝坊もしてしまったし、しんどくないって言ったら嘘になります。

それでも朝配信が続けられたのは、幻冬舎の見城徹社長が755というトークライブアプリに投稿されていた「しんどいことをいかに楽しむかが大事」という言葉に支えられたからなんです。

なので、しんどいことも楽しいことも、結局することに変わりはないんだから、それなら楽しんでやった方が得だなって思うようにしています。自分が楽しそうにやっていたら、ファンの方も楽しんでくれるはずなので「楽しんでやること」は大事にしてますね。

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