新女房もうならせた!! 巨人の菅野智之投手(29)が8日、今キャンプ5度目のブルペン入り。初めて組んだ新加入の炭谷銀仁朗捕手(31)を「トータルのレベルが高い」と感嘆させた。途中から打者を立たせ、徐々に実戦モードに近づく68球。「ストレートはもっと良くなる。まだまだこんなもんじゃない」と全開ではないが、調整は順調そのものだ。
段階が一つ上がった。球数が40球を超えたあたりから右、左、そしてまた右と、ブルペン捕手を打席に立たせて投球。途中から球を受けた正捕手候補のFA戦士は「全部に自信を持っているし、全部が勝負球になる。外から見ていたイメージ通り、すごい投手」と舌を巻いた。終了後も積極的にコミュニケーションをとり、お互いの考えや感想を伝え合った。
エースは、9日もブルペンに入る予定で「(この日投げなかった)落ち球とか、細かいコントロールを突き詰めていければ」と狙いを明かした。コンディショニングも含めて調整を一任されており、見据えるのは開幕戦のマウンド。20勝と3年連続沢村賞を目指す右腕に死角は見当たらない。 (小林孝一郎)