こんにちは。
以前manaveeというサービスがありました。
しかし、2017年3月31日をもって終わってしまいました。
manaveeというサービスとは何だったんでしょう。
活動内容
「地理的・経済的な教育格差の是正」が目標。
代表は東大出身の花房孟胤氏です。
NPO法人manavee代表理事として務めました。
YouTubeで無料の動画授業を提供していました。
主な活動スタッフは大学生であり、全国30大学、300人近い学生らが協力していました。
講師らは1円もお金をもらわずにボランティアとして活動していました。
生物に現役医師の講師もいましたね。
2015年には10,000本以上の動画が投稿されており、約5万人が視聴していました。
こちらの記事でも触れましたが、学歴というものは信用に繋がりますからね。
現在でも残っている動画はあります。
可愛い講師が多かったイメージですw
当時の思い出としては可愛い講師のコメント欄は荒れていましたねw
※現在はコメントできないようになっています。
この人は離散の超有名な方ですねw
評判は?
「正直授業のクオリティが低かった。」っていうのが本音でした。
やっぱり予備校講師や塾講師はプロです。
テキストからカリキュラムや授業の板書や声のトーンまで、プロ意識を持って完璧にこなしているのです。
やはりボランティアでやっている大学生には厳しかったです。
板書が間違えていたり、内容が完結していないものが多かったです。
教科書に書いていることそのまま言うだけの高校教師は結構いますw
なぜ終わってしまったのか?
なぜ終わってしまったのかはよくわかりません。
一応公式で理由を述べていますがよくわかりません。
追記:
2019年現在「manavee.com のサーバーの IP アドレスが見つかりませんでした。」となっています。
恐らくドメインの更新をしていないのでしょう。
その理由の一つに著作権関係があったようです。
ボランティアで講師をして貰っていたので、著作権は講師が持っていました。
しかし、講師をしていた大学生の就活が始まり、就活でマイナスになると考え動画を削除することがあったようです。
(自己アピールになりそうですが)
こちらの生物を担当していた「とらますく氏」のブログによると大きな理由は「人がいなくなった」からだそうです。http://genuinestudy.seesaa.net/article/441254361.html
ちなみにですが、その「とらますく氏」は新しくMANAVIEというサービスを作りました。
こちらの記事で解説しました。
目標は叶ったのか?
manaveeが目標とする「地理的・経済的な教育格差の是正」は達成できたのでしょうか?
これは出来たと断言できます。
現在スタディサプリ
をはじめとする格安の動画講義が多々あります。
リクルートという大企業が莫大な資本を使って優秀なプロの講師に依頼して、
低価格でどこでも誰でも講義を見られる仕組みを作りました。
私はリクルートの人間ではないので、わかりませんが、
恐らくスタディサプリを導入する背景にはmanaveeの存在があったからではないかと考えられます。
また、スタディサプリについてはこちらの記事で詳しく解説したのでご覧ください。
他社では学研プライムゼミやN予備校がありますね。
この状況は「地理的・経済的な教育格差の是正」は達成されたと言えるでしょう。
まとめ
私が高校生の時【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服はまだありませんでした。
正確にはありましたが、まだ動画講義はなく、過去問しか閲覧できませんでした。
しかし、manaveeがあり参考書で理解できない箇所はmanaveeを見て理解していました。
非常にmanaveeにはお世話になりました。
そして大学生になり、実際にmanaveeの講師の人にたまたまお会いすることもありました。
私が「(manavee)見てましたよ」って言ったら凄く嬉しそうでしたw
そんなmanaveeが終わってしまったのは寂しいですが仕方ないでしょう。
YOU TUBEにボランティアの講師が動画授業をアップしているだけの事業が長続きするわけないでしょう。
本人はサイトでいろいろ反省点があったと述べています。
- 財団法人ではなくNPO法人にしてしまった
- 補助金の問題
等挙げています。
いくらこれが解決できても、大手のリクルートがスタディサプリ
を作った以上オワコンだったのでしょう。
月額1080円で教えているのはプロの予備校講師ですからね。
余談ですが、もう勉強するシステムは出来上がっています。
あとは勉強する場所です。
都会には有料自習室が普及していますが、田舎にはまだまだありません。
これからは有料自習室の促進をするべきなのではないでしょうか。
ですが、花房さんの思いは現在も繋がっています。
それがMNAVIEです。
ちゃんと企業が間に入っていてビジネスとして成り立たせています。
MANAVIEについて詳しくはこちらの記事で詳しく解説しました。