8時間前
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撮影動画が“決め手”に、あおり運転で男逮捕
相次ぐあおり運転、被害者がスマートフォンで撮影していた映像が逮捕につながりました。
「あおってる、あおってる!やばいね・・・ガチですね」
これは去年10月、福岡市中心部の幹線道路、通称「大博通り」で撮影された映像です。後続の白い軽乗用車が前を走る車の真後ろに異常に近づいたり、幅寄せしたりする様子が写っています。
この映像などをもとに、警察は7日、軽乗用車を運転していた福岡市中央区に住む風俗店従業員・高倉大成容疑者(30)を暴行の疑いで逮捕しました。
「おい(ドアを)開けろ!みたいな感じで・・・。そこからエスカレートして幅寄せとかクラクションとか割り込みとか、さんざんされましたね」(前の車の男性)
前を走っていたのは大学生ら4人が乗る車。
「110番しましょう!」
およそ1.5キロ、5分間にわたって続いたという「あおり運転」の一部始終を携帯電話で撮影し、博多警察署に駆け込みました。高倉容疑者は車を何度も急接近させ、ライトをハイビームにしてクラクションを鳴らし続けた疑いが持たれていて、警察はこうした行為が「暴行」容疑にあたると判断しました。取り調べに対して、高倉容疑者は「覚えていません」と容疑を否認しています。
去年、福岡県内のあおり運転の検挙は819件と前の年のほぼ2倍に増えていて、警察は専門の対策室を近く設けるほか、上空からヘリで監視するなどして、取り締まりを強めています。