ゆっくり魔理沙「ゆっくりして行ってねだぜ」
「うーーーーーん」
「どうしました天龍さん?」
綾波と暁と合流して保護した菊月を駆逐イ級の背中に乗せて帰路に着いてる中で唸る天龍に吹雪は話しかける。
「いや、あの川内に似た奴…ロイミュードの事が気になってな」
そう返して天龍は思い出す。
戦艦レ級eliteと戦う綾波と暁を見つけて倒す所だったがもしもを考えて合流しようとした時に起こった事…
提督だった自分が見ていた仮面ライダードライブであった重加速(どんより)、それを起こした川内を模したロイミュード。
ほとんど重加速に対応していない自分達を倒さずにレ級の魂を回収して行ったのを見るからに余裕の表れかもしくはただ回収する為に来たのか…
天龍としては何もされずに去ってくれたのは不幸中の幸いだったと思った。
何分、重加速なんて想定してないと言うか現実にあるなんて予測など出来てるわけないからだ。
「確かにあの川内さんに似た人は何者なんでしょうね?」
「そこなんだよな…お前は…知らないよな」
首を傾げる吹雪に返してから腕組みとしつつ駆逐イ級に聞いてそう呟く。
回収したからには深海棲艦側だろうが駆逐イ級も受けていた事から第3勢力の一員かもしれないとも考える。
それだったらややこしいよな…とも天龍は内心ぼやく。
「ぷー全然動けなかったよ…」
「しょうがないですよ。どんよりの中で動けるのは限られます」
「と言うか戦うよりも動く事が大事なのあんた;」
そんな中で付いて来たけど戦えなかった事より早く動けなかった事に不満げな島風にライドチェイサーに乗って後ろに暁を乗せて並走した綾波が宥める。
天龍にしてはまさかバイクで走行してた事自体知らなかったのでもうちょい詳しく聞けば良かったなと考えてからたらればだなと切り替える。
「しっかし、まさか現実にどんよりを発生させる奴が出て来るとはな」
「確かにこの先も出て来られると普通にやばいですからね」
頭の上で腕で組みながら言う天龍に綾波も困った顔で同意する。
「はぁ…短い期間で色々とあったからか肩が重く感じちゃうぜ」
「確かに短いですけど色々とありましたね…「その中にお前の伊19揉み事件も含まれるからな」…あはは;」
ふうと深い息を吐く天龍に同意した吹雪は言われた事に目を逸らす。
そんな吹雪から目を放して空を見上げながら天龍は不安になる。
特撮の存在が持っているのが現実にあると言う事…それは自分の様な存在がいて、しかも開発できる技術力を持っていると言う事…
何が目的かは分からないがもしも相手が自分達へ重加速を起こせる集団で襲い掛かるなら…とんでもない大災害になりうると天龍は思った。
数が少なければ良いんだけどと天龍は心の底からそう思った。
次回を待て
ゆっくり霊夢「と言う訳であとがきだよ~作者代行のゆっくり霊夢だよ~」
ゆっくり魔理沙「助手のゆっくり魔理沙だぜ☆」
ゆっくり霊夢「いやー、まさかあっち側でロイミュードが出るとは…」
ゆっくり魔理沙「確かにこれは予想外だったんだぜ」
ゆっくり霊夢「あっち側で対抗策を考えるんだろうけどホントそこら辺は気になるよね」
ゆっくり魔理沙「だよな」