☆☆マイノリティーII☆☆#rumblin'figure22


「勧めてくれたバンド、良かったよ。人気も出てきたみたいだね。」
「ああ、あのバンドなんかもうどうでも良くなっちゃった。」
「ええ?なんで?」
「売れたらみんな聴いてるし、なんか方向性変わった気がするんだよね。」

すごくよくありそうな会話。

果たして彼は「みんな聴いてる」のが嫌になったのかそれとも
「方向性が変わった」のが嫌になったのか。
両者はまったく違う意味があり、大抵は前者の理由で後者を無理矢理持ち出している。






彼はそのバンドの支持者が少数派であることが好きなのか。
だとしたら、彼はその程度しかそのバンドを好きでしかなかった、と言うこと。

マイノリティーであることそのものを好きになるのは、やっぱり損をして る。

マイノリティーであることを隠すことは愚かだと思うけれど、
それをひけらかすこともそれと同じレベルで愚かだと思う。


好きになったものが少数派で、だからすごく共感してくれる人もいないけど
ぼくはすごく好きだから応援するよ。




いろいろ肩身狭いけど、間違いなくぼくの好きなそれだから、みんなに何を言われても好きでいるよ。

有名になっちゃったら、たしかに寂しいけどそれはぼくの目が確かだったという証拠。
これからもがんばってね。


大事なのは好きなことを好きだといつまでも言えること。
ぼくは強くそう思っている。




JUN@Mar 2008