†見えざる神†#rumblin'figure13

実はぼく、13の頃に死んでいます。
虫垂炎で(笑)。

・・・って、もちろんそれは現代でなかったらのお話。
でも、そうでなかったら?
ぼくなんかはやっぱり自然淘汰されていたのかもしれません。

科学はもはや淘汰どころか生命のシステムさえ解き明かそうとしています!
ヒトゲノムは解読され、ロボットはパラパラ踊る!

科学、最高!
医学、万歳!

淘汰されるべきだった身としては、崇めます!
科学こそは現代の神!


そう言えば、誰かが言っていました。
科学と宗教は日常、誰もが利用しているのに、その正体について知っている人間が非常に稀なことでよく似ている、と。

実際、TVがどのようにして映像を映し出しているのか、本当に理解している人間なんているのでしょうか?

電子銃から電子ビームが放出され蛍光面を発光させることで映像を映し出す・・・

専門家ならそう答えるでしょう。
でも、その専門家でさえ本当に理解しているのでしょうか?

電子・・・見たことあります?

人が根本的に理解するには見えなくてはならず、現代ではほとんどの専門家でさえ科学と言う神に仕える司祭なのかも知れません。



肉眼で見えざるもの、その手で触れ得ざるものは記号に置き換えられ、ぼくら信者のもとへ教典として受け継がれます。




アリガタヤアリガタヤ。
ナンマイダナンマイダ。
シュハキマセリ。



JUN@May 2003