■深淵■#rumblin'figure03

ブラックホールは、光を出さないのではなくて、光を引き付けて放さないらしい、です。
光さえ抜けだせないほど質量をもった『重い』天体なのだそうです。
ぼくは宇宙で光が一番凄い!と思っていたけれど、どうやらそうでもないと言うことで。

でも人類はいまだに光より速いものを見つけられなく、見つけたところで利用することは無理なんでしょうね。
でも、それがあれば、時間旅行もできるらしいじゃないですか。人類の飽くなき欲望はぼくらに発展と衰退をもたらし、どこまでも飛んでゆく。
それは神に対する愚かな冒涜行為?

そんなの関係ないから、時間旅行させてくれぃ。

実を言うと、ぼくは光を超える方法を知っています。
まず用意するのは、めっちゃ長い棒。
たとえばこれを地球から月に向けて伸ばしてみる。
地球からこの棒を動かしたら、月にある棒の先も動く。
あら、不思議、簡単に光の速度を超えちゃった~。

阿呆。

そもそも、ぼくらが人間であり、生命であると言うことはそんなにも凄いことではないのかもしれませぬ。
生命体って言ったって、結局はアミノ酸であり、原子であり、物質であって、なんら特別なことはないんです。

この宇宙には、宇宙人よりもっとすごくて面白いものがわんさかあるに違いありません。
関係ないですけれど、ぼくらの住んでいる3次元だって、4次元の『影』だとか言う話もあります。
『3次元の物』を光に当てると『2次元の影』ができるようにぼくらの見えているものは全て4次元の影らしい。と言うことは、その4次元だって5次元の影と言うわけで、それはどこまであるのでしょうか?

嗚呼、どこまでも飛んでゆく。
広がってゆく。

いつか、ぼくらが宇宙の深淵に佇むアザトースに出会う日が来た時、神様、あなたはぼくらを許してくれますか?

JUN@Feb 2002