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【プロ野球】

巨人・メルセデス、11人ピシャリ 外国人枠争い熾烈

2019年2月8日 紙面から

シート打撃で打者重信の打球が左すねを直撃し痛がる巨人・メルセデス=宮崎で(梅津忠之撮影)

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 サバイバル競争は若手だけじゃない。巨人が第2クール初日の7日、キャンプ2度目のシート打撃を行い、外国人選手が猛アピールを繰り広げた。支配下64人の中に投手5人、野手3人がひしめき、1軍の4枠を争う現状。原監督は「外国人は非常に少ない枠の中での勝負。絶対に高いレベルで競争してほしい」と目を細めた。

 もっとも目を引いたのは昨季育成から昇格し、5勝を挙げた左腕メルセデスだ。いきなり先頭の重信の打球が左膝付近に直撃して降板を余儀なくされたが、気合で再登板。その後は2度の登板で計11人を完璧に抑えた。5三振のうち3つを苦手の左打者から奪い「左打者の内角に投げ切るのがテーマだった。自分の望むピッチングができた」とうなずいた。

 キャンプ初日に原監督から直々に個別指導を受けたゲレーロは痛烈な2安打を放ち、新加入のビヤヌエバは幸運なポテンヒットで実戦形式での初安打を記録。「幸いペナントレースは長いから、(外国人で)5、6人使える選手がいるのはマイナスではない」と指揮官。このまま熾烈(しれつ)でハイレベルな争いが続いていけば、外国人枠の起用法でうれしい悲鳴が聞こえそうだ。 (小林孝一郎)

 

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