根尾は絶好調、中畑さん太鼓判　開幕ＯＫ「今からでも使いたい」

　スーパールーキーの存在感に、あのキヨシもうなった！！　右ふくらはぎの肉離れから復帰を目指す中日ドラフト１位・根尾昂内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が７日、野球評論家で元ＤｅＮＡ監督の中畑清さん（６５）と初対面。テレビ東京系列のスポーツ情報番組「ＳＰＯＲＴＳウォッチャー」の収録で足を運んだ中畑さんは、実際の根尾の動きを見て「今からでも十分開幕スタメンに間に合う」と太鼓判を押した。

　１８歳の秘める可能性に「絶好調男」もほれ込んだ。読谷球場に訪れた中畑さん。リハビリメニュー中の根尾の動きを一通り見るとこう続けた。「今は慎重にやっているけど実戦が始まればすぐに（メンバーに）入ってくるだろうね。今からでも使いたいくらいだよ」。２０１５年まで現場の指揮を執っていた野球人の血が騒いだ。

　特に注目したのは打撃だ。屋内でのマシン打撃をじっくり観察。感想を問われると「絶好調だったね。めちゃくちゃ振れるね」と即答。さらにメイングラウンドでのゴロ捕球ではすぐ後ろに立ってアドバイスする場面も。最後には「開幕にも十分間に合うよ」と太鼓判。根尾も「たくさん意見を言っていただきました」と独特な雰囲気を味わったようだ。

　うなったのは中畑さんだけではない。この日はブルペンに向かうと投球練習をする谷元の許可をもらい左打席へ。「ボールのキレとか、今まで見てきたものと違った」。直球、変化球を計４４球じっと見続けた。球を受けていた武山は「西武で一緒にやった森みたい。すぐに振り出せる位置にバットがあって、慎重に攻めないといけない」と底知れぬ雰囲気を感じ取った。