【ドラニュース】柳、2・11初対外試合先発へ 新生与田竜の開幕試合任された2019年2月8日 紙面から
初陣は俺に任せろ! 中日・柳裕也投手(24)が7日、今季初の対外試合となる11日の韓国・ハンファ(北谷)との練習試合で先発することが決まった。与田剛監督(53)率いる新生・ドラゴンズの初陣となる大事な一戦で「開幕投手」を任された柳は、早くも闘志満々。ドラフト1位指名されながらプロ在籍2年で計3勝にとどまっている右腕が今季こそ、投手陣の柱としてチームを引っ張る。 今季の行方を占う対外試合の初戦。与田竜にとって初陣となる大事な一戦に、先発投手を任されたのは3年目の柳だ。本人は先発内定の明言は避けたが、隠しきれない意気込みが言葉からみなぎっていた。 「チームにとっても自分にとっても初戦は大事。いい方向に向かっていけるように頑張りたい」 4日後に迫る練習試合に向けて、この日のブルペンから闘志を燃やしていた。「常に実戦を想定して練習はしているので」と左、右、左、右と交互に打席に立ってもらい、計112球を投げ込んだ。両打席の内角を突く直球や低めに制球されたカーブがミットに吸い込まれるたびに、ブルペンには小気味いい音が響いた。「変化球が思うように投げられました。順調ですね」と柳自身も満足げな笑顔を浮かべた。 昨年秋のキャンプから二段モーションに取り組んできた。上半身が早くホーム側に流れていた癖を直すため、左足をもう1度上げて間(ま)を取る。上半身が流れるのを遅らせることで下半身との連動が高まり、より球に力が伝わるようになるということだ。 二段モーションを提案した阿波野投手コーチは「うまくタイミングが取れていると思います」と、ほんの3カ月で新たなフォームを自分のものにした柳に目を細める。「彼には(シーズンでも)長いイニングを投げてほしい。楽しみですよ」と練習試合の先に見据えるシーズンでの活躍にも期待を寄せた。 ドラフト1位で入団した1年目の2017年は1勝、2年目の昨季は2勝とまだ思い通りのシーズンを過ごせていない。同級生の京田、笠原が次々とブレークする中、今季こそドラフト1位の真価を見せるつもりだ。
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