留学をきっかけに初めて海外に行かれる方の中には、「海外に行くとき、やっぱり保険って必要?」と心配している方もいるのではないでしょうか。
海外に行くのであれば保険は必ず入るべきです。国外で医療処置を受ける場合、日本の健康保険制度は使うことができず、全額が自己負担となってしまうからです。また、文化の違いや治安状況によって、日本では考えられないようなトラブルに巻き込まれることもあります。
しかし、数ある保険の中から自分ひとりでベストな保険を選ぶのは少し難しいですよね。そこで今回は、海外に行くときに入る保険のメリットやデメリット、おすすめの保険をご紹介します。なぜ海外保険に入るべきなのか、入るとしたらどんな保険が自分に合うかなどを理解すると保険選びがとても楽になります。
[目次]
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海外に行くときに入る保険は大きく「留学保険」と「海外旅行保険」の2つに分かれます。実際のところこの2つの保険に大きな違いはなく、ベースに「海外旅行保険」があり、「留学保険」はさらにそこへ留学の事情を考慮した特約がつく、という見方で問題ありません。
なので一般的な海外旅行の場合は「海外旅行保険」を、留学の場合は「留学保険」を選びましょう。
基本となる海外旅行保険には、どのような補償があるのでしょうか。海外旅行保険の補償は以下の3つに絞られます。
海外旅行中は食生活や文化などの違いによって、体調不良や思わぬ賠償事故、盗難事故に巻き込まれることがあります。賠償事故が発生した場合や手荷物が盗難された場合なども、該当する補償に加入していれば保険でカバーすることが可能です。
留学保険は、海外旅行保険の補償内容に加えて以下の特徴があります。
詳しく見ていきましょう。
海外旅行中に「日常生活に起因する事故」、または「居住施設の所有・使用または管理に起因する事故」で他人にケガをさせたり、他人の物に損害を与えて賠償責任を負ったときに補償されるものです。
海外旅行保険の賠償責任では対象外になっている、「居住施設の所有・使用または管理に起因する事故」が、この留学生賠償責任保険金では対象に含まれます。例えば、「アパートで床を水浸しにしてしまった」というケースでも、この保険に入っていれば補償されるので安心です。
海外留学中に「生活動産」が、盗難・破損・火災等の偶然な事故にあって損害を受けた場合に補償されるものです。
「生活動産」とは、被保険者が所有している物、留学のために他人から無償で借りた物、宿泊・居住施設に保管中の物を言います。
例えば、「アパートに置いていたテレビが盗まれてしまった」という場合でも、この保険に入っていれば補償してもらうことが可能です。
留学生継続費用保険金は被保険者が留学中に、事故によるケガがもとで、被保険者の扶養者が事故に遭い、その日を含めて180日以内に死亡した場合、または重度後遺障害が生じた場合に補償されるものです。
例えば、家計を支えていた父親が事故で急に亡くなった場合、この保険に入っていなければ留学を継続することは難しいでしょう。この保険は、留学生が経済的な基盤を急に失い、学業を継続できない状況に陥ることを回避するためのものです。
保険に入るのを迷っている方は、実際に海外でどのようなトラブルが起こる可能性があるのか知っておくのがよいでしょう。ここでは、海外でよく起きるトラブル事例をいくつかお伝えします。
海外に行ったときに最も多いトラブルが、健康にまつわるトラブルです。
このトラブルは主に、
の3つに分かれます。慣れない土地での生活は、肉体的にも精神的にも普段より多くのストレスがたまるため、病気にかかりやすくなるのです。
加えて海外の衛生状況は日本もよりも悪い場合が多く、水や食事が原因で体調を崩すケースも多いです。忘れがちなのが虫歯ですが、これも治すには医療機関にかかる必要があるため、無保険では高額な費用を請求されてしまいます。
手荷物にまつわるトラブルも留学に行く際多く発生するトラブルの一つです。海外に行く場合、普段よりも多くの荷物を持ち運ぶことになります。そのため、いつもよりも手荷物が被害に合う可能性が高まることをまず自覚しなければなりません。
実際にトラブルとして多いのが、
の3つです。カメラやスマートフォンを落として破損してしまったり、パスポートを落として紛失してしまったりするケースがあります。加えて、海外で気を付けなければいけないのが盗難です。日本ではあまり意識しないかもしれませんが、海外では置き引きやひったくりなどは当たり前のように起きています。危機意識の低い日本人は、そういった犯罪者に狙われやすい傾向もあるので注意が必要です。
最後に飛行機にまつわるトラブルを紹介します。これも普段の生活ではまず遭遇しないので、イメージがしづらいかもしれません。海外へ渡航するとき、実際によくあるトラブルとして、
などのケースがあげられます。飛行機が天気の影響やトラブルで遅延・欠航する場合や、スーツケースなどの手荷物を預けて、いざ現地に着いてみたら手荷物は別の国に運ばれていた、などという場合のトラブルです。
その場合、その日の宿泊費や食費、必要品の追加購入などで出費が発生してしまいます。保険に入っていれば、そのような不要な出費をカバーすることが可能です。
渡航先や補償内容、補償金額によって保険費用は変動しますが、ここでは代表的な保険会社が提示している基本セットの相場を確認します。
保険会社が提示している相場は15,000円~30,000円となりました。
もちろん保険会社によって、補償内容は異なりますので個別に確認が必要です。
留学保険の場合は補償範囲が広がるため、海外旅行保険よりもやや割高となります。25,000円~40,000円程度が相場のようです。
海外へ渡航した後に、予定していたよりも長く滞在しなければならないケースが発生することがあるでしょう。その場合、すでに加入している保険の期間を延長することは可能なのでしょうか。
結論から言うと、各保険会社によって延長の審査が行われるため、保険期間を延長できるかどうかは一概には言えません。審査基準は保険会社によって異なりますが、「保険期間中の保険金請求履歴」や「延長の希望期間」などによっては、延長を断られてしまう可能性があります。
もちろん延長が可能なケースもありますので、必要な場合はなるべく早めに保険会社へ問い合わせるようにしてください。延長の申請には以下の8つを伝える必要があります。事前に準備しておきましょう。
<必要なもの>
留学期間の長さに関わらず、保険は必要です。日本で医療を受ける場合は保険が適用されるため、医療費の支払いで高いと感じることは少ないかもしれません。しかし、海外での支払い事例を見てみると、その金額の大きさに驚くでしょう。
【海外での支払い事例】
保険に入らない場合は、万が一のときにそのリスクを背負わなくてはなりません。また留学の場合、受け入れ先の学校から「保険加入の義務」が課されているケースがありますので、その点も踏まえて検討しましょう。
ここでは「補償やサポートの手厚さ」、「費用の安さ」という2つの切り口から、おすすめの保険をご紹介します。
<留学保険ベスト3>
順位 | 会社名 | プラン名 |
---|---|---|
1 | t@biho | おすすめプラン |
2 | 東京海上日動 | L2 |
3 | AIG損保 | ブロンズAプラン(IR3) |
t@bihoは、基本的な補償内容がしっかりしつつ生活用動産が手厚い点、弁護士費用等も含まれている点が評価できます。
<海外旅行保険ベスト3>
順位 | 会社名 | プラン名 |
---|---|---|
1 | AIG損保 | ブロンズプラン(IN3) |
2 | Chubb | BY1 |
3 | 三井住友海上 | タイプC |
AIG損保は基本的な補償内容を押さえつつ、「治療・救援費用」無制限はもちろん、「緊急歯科治療費用」や「旅行事故緊急費用」も補償内容に入っており、充実しています。
<留学保険ベスト3>
順位 | 会社名 | プラン名 |
---|---|---|
1 | t@biho | 保険料節約プラン |
2 | AIG損保 | ブロンズBプラン(IR4) |
3 | 東京海上日動 | M2 |
t@bihoは、利用頻度が高い「治療・救援費用」と「生活用動産」が手厚い内容ながらも、費用を抑えているので大変おすすめです。
<海外旅行保険ベスト3>
順位 | 会社名 | プラン名 |
---|---|---|
1 | 三井住友海上 | タイプK |
2 | t@biho | 保険料節約プラン |
3 | Chubb | AL3 |
三井住友海上のタイプKは、「傷害死亡・後遺障害」、「個人賠償責任」などを大胆に削り、その分を病気での死亡や治療にサポートを特化しています。本当に最低限の保険でOKという方におすすめです。
クレジットカードには、会員向けのサービスの1つとして、カード会員を保険対象とした海外旅行保険が付帯されていることが多いです。ここでは、クレジットカードに付帯している海外旅行保険のメリットとデメリット、おすすめのカードをご紹介します。
1番のメリットは、カード会員であれば加入手続きも保険料を払う必要もないため、手間なく、お得に保険を利用できることです。複数のクレジットカードを所持していれば、加入しているすべての補償(ただし死亡・後遺障害補償を除く)が合算して支払われるため、さらにメリットは高まります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は長くても90日までとなっており、海外に長期間滞在する場合はおすすめできません。また補償内容・補償金額ともに一般の保険と比べて低く、海外旅行保険で1番重要とされる医療費補償は、多くても300万円なのが現状です。
そんな海外保険が付いたクレジットカードの中で、特におすすめな「年会費無料」かつ「キャッシュレス診療」をクリアしたカードをご紹介します。キャッシュレス診療とは、保険が適用される際に医療費用の立て替えを行う必要がないサービスのことです。
「エポスカード」の1番良いところは、海外旅行保険で重要な「傷害・疾病補償額」が手厚い点です。「死亡・後遺障害補償」や「救援者費用」では、他のカードにやや遅れをとりますが、最も利用頻度が高い「傷害・疾病補償額」を手厚くし、キャッシュレス診療にも対応しているところは高く評価できます。
「JCB EIT」も年会費無料かつキャッシュレス診療に対応しているカードでおすすめです。JCBはハワイでワイキキトロリーバスが乗り放題になったり、提携店を優待価格で楽しめたり、旅行に特化した特典が多い点も評価できます。
「横浜インビテーションカード」もエポスカードと同じく年会費無料で海外旅行保険が自動付帯しており、キャッシュレス診療にも対応しています。必要な補償がバランスよく入っています。
年会費が発生するため番外編としてご紹介しますが、家族がいるのであれば「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」がとてもおすすめです。
これまで紹介したクレジットカードは、カード契約者本人しか保険の対象になりませんが、このカードでは家族も保険の対象とすることができます。カードを持つことができない、小さなお子様がいる場合などに大変メリットのあるカードです。
いかがでしたか?今回は海外旅行保険と留学保険の特徴や、メリットとデメリットについてお伝えしました。保険は海外での生活を安心して過ごすうえで必要なものであり、「補償内容」と「保険料の相場」を押さえておけば、適切な保険が選べることを理解できたと思います。渡航先が決まったら、まずは保険の無料見積もりを取ることからはじめましょう。
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