YouTubeにトインビー・池田対談(邦題「21世紀への対話」)の録音動画(静止画+声)があった。(URLは文末)
SGI会員用に編集されたものらしく、全体のほんの一部だが、「対話」の様子が伺える。
A-1,2,3 B-1,2,3の6編に分かれており、
A1-A2は池田氏から博士への質問。池田氏の質問は事前にメモしておいたものを棒読みしている感じ。ただのインタビュー。
A3,B1-B2は、池田氏による十界論の説明。書籍では自然な語り口に書き換えられているが、テープを聴いてみると、完全な原稿棒読みで、段落変わりのトーンの変化などは本幹講演などで御なじみのものだ。どうみても大学者を目の前にした自然対話の口調ではない。
池田部分と博士部分で背景ノイズが異なるので、池田部分はホテルの自室で録音したのかも知れない。博士の話に相槌を打つ箇所がいくつかあり、その背景ノイズは博士のと同じ。
池田氏が新人間革命で白状しているように、対談に同席した学会側通訳のレベルが低かったため、「対話」の進行には相当の「工夫」がなされていたようだ。
Youtubeの録音と書籍「二十一世紀への対話」を比較すると、奇妙な相違があった。
池田氏の十界論「講義」は、書籍(下巻)の279P以降にある。
書籍では、十界のうち六界を説明したのち、以下のようになっている。
(池田)“地獄”から“天”までを“六道”といい、一般に生命活動という場合、この“六道”を出ることはありません。これを“六道輪廻”といっているわけです。
トインビー そして、仏教で説く実践目標の一つは、その“六道”内での輪廻をやめることにあるのですね。
池田 そうです。そのようなはかない生を乗り越えて、恒久的な幸福を追求しようとするのが、仏法における実践です。
(p280)
ところが、録音(A3/3の4:00あたりから)では、上記黄色部分すなわち、トインビー博士が口を挟んだ部分と、それを受けた池田氏の「そうです」というくだりが全くなく、「これを“六道輪廻”といっているわけです」から「そのようなはかない生を乗り越えて、」に切れ目なく連続して語られているのだ。
もし黄色部分が実際はあって、編集でカットされたのだとすると、それならそこは、アフレコ通訳を挿入する絶好の編集ポイントになっているはずだ。しかしそれもなく、何より、上記水色部分は録音では極めてなめらかに口述されている。原稿をめくるノイズまでもきれいに連続している。
つまり、黄色のトインビー発言は書籍化の段階で学会側が捏造して挿入したということではないか。だとすると、そんな捏造が許されるのだろうか。
もう一箇所。同じ録音(A3-3)の4:40あたり、アフレコ通訳が終わった時点で、トインビー博士が「Yes,yes」とのみ相槌を打っているところがある。これは非常に不自然に聞こえるので、おそらく編集で挿入されたのだろうと思うが、まあ、実際にそういう相槌があったとしても、書籍化すると以下のようになってしまうのは、どういうわけか。
(池田)人間としての高次元の目標をめざすことにより、“六道”に支配されている人生を変革する努力のなかに、恒久的な幸福への道が開けてくるのです。
トインビー では、そうした実践は、現実世界における行動に基盤がおかれるわけですね。
池田 その通りです。この“六道”に続くのは“声聞”ですが、漢字では「声を聞く」と書きます。・・・・・
(p281)
ここでも黄色部分が録音にはない。「Yes,yes」はどう翻訳しても上の黄色文のようにはならない。
「Yes,yes」以外を編集でカットした可能性はあるが、そんな馬鹿な真似をするだろうか。池田氏の話の流れを助ける博士の当意即妙の相槌は(それが本当にあったとしたら)貴重であり、カットするより残す方が効果的だし、そもそもこのような形のカットは博士に失礼である
したがって、録音を編集したのではなく、もともと黄色部分の発言はなかったのだと思われる。とするとここも捏造挿入ということになる。
学会に捏造癖があることは周知であり、今さら驚くことでもないが、世紀の大学者を利用してここまでやるとは、いやはや恐れ入る。
A1/3 http://www.youtube.com/watch?v=EFTAnfgY7rI
A2/3 http://www.youtube.com/watch?v=JPGm7G5FdEY
A3/3 http://www.youtube.com/watch?v=ZY3GcuTL0IY
B1/3 http://www.youtube.com/watch?v=UYykj3ORh2w
B2/3 http://www.youtube.com/watch?v=9OWz3DBPvpI
B3/3 http://www.youtube.com/watch?v=PNDuqH6J9Lc
(削除される可能性あり。視聴はお早めに)
SGI会員用に編集されたものらしく、全体のほんの一部だが、「対話」の様子が伺える。
A-1,2,3 B-1,2,3の6編に分かれており、
A1-A2は池田氏から博士への質問。池田氏の質問は事前にメモしておいたものを棒読みしている感じ。ただのインタビュー。
A3,B1-B2は、池田氏による十界論の説明。書籍では自然な語り口に書き換えられているが、テープを聴いてみると、完全な原稿棒読みで、段落変わりのトーンの変化などは本幹講演などで御なじみのものだ。どうみても大学者を目の前にした自然対話の口調ではない。
池田部分と博士部分で背景ノイズが異なるので、池田部分はホテルの自室で録音したのかも知れない。博士の話に相槌を打つ箇所がいくつかあり、その背景ノイズは博士のと同じ。
池田氏が新人間革命で白状しているように、対談に同席した学会側通訳のレベルが低かったため、「対話」の進行には相当の「工夫」がなされていたようだ。
Youtubeの録音と書籍「二十一世紀への対話」を比較すると、奇妙な相違があった。
池田氏の十界論「講義」は、書籍(下巻)の279P以降にある。
書籍では、十界のうち六界を説明したのち、以下のようになっている。
(池田)“地獄”から“天”までを“六道”といい、一般に生命活動という場合、この“六道”を出ることはありません。これを“六道輪廻”といっているわけです。
トインビー そして、仏教で説く実践目標の一つは、その“六道”内での輪廻をやめることにあるのですね。
池田 そうです。そのようなはかない生を乗り越えて、恒久的な幸福を追求しようとするのが、仏法における実践です。
(p280)
ところが、録音(A3/3の4:00あたりから)では、上記黄色部分すなわち、トインビー博士が口を挟んだ部分と、それを受けた池田氏の「そうです」というくだりが全くなく、「これを“六道輪廻”といっているわけです」から「そのようなはかない生を乗り越えて、」に切れ目なく連続して語られているのだ。
もし黄色部分が実際はあって、編集でカットされたのだとすると、それならそこは、アフレコ通訳を挿入する絶好の編集ポイントになっているはずだ。しかしそれもなく、何より、上記水色部分は録音では極めてなめらかに口述されている。原稿をめくるノイズまでもきれいに連続している。
つまり、黄色のトインビー発言は書籍化の段階で学会側が捏造して挿入したということではないか。だとすると、そんな捏造が許されるのだろうか。
もう一箇所。同じ録音(A3-3)の4:40あたり、アフレコ通訳が終わった時点で、トインビー博士が「Yes,yes」とのみ相槌を打っているところがある。これは非常に不自然に聞こえるので、おそらく編集で挿入されたのだろうと思うが、まあ、実際にそういう相槌があったとしても、書籍化すると以下のようになってしまうのは、どういうわけか。
(池田)人間としての高次元の目標をめざすことにより、“六道”に支配されている人生を変革する努力のなかに、恒久的な幸福への道が開けてくるのです。
トインビー では、そうした実践は、現実世界における行動に基盤がおかれるわけですね。
池田 その通りです。この“六道”に続くのは“声聞”ですが、漢字では「声を聞く」と書きます。・・・・・
(p281)
ここでも黄色部分が録音にはない。「Yes,yes」はどう翻訳しても上の黄色文のようにはならない。
「Yes,yes」以外を編集でカットした可能性はあるが、そんな馬鹿な真似をするだろうか。池田氏の話の流れを助ける博士の当意即妙の相槌は(それが本当にあったとしたら)貴重であり、カットするより残す方が効果的だし、そもそもこのような形のカットは博士に失礼である
したがって、録音を編集したのではなく、もともと黄色部分の発言はなかったのだと思われる。とするとここも捏造挿入ということになる。
学会に捏造癖があることは周知であり、今さら驚くことでもないが、世紀の大学者を利用してここまでやるとは、いやはや恐れ入る。
A1/3 http://www.youtube.com/watch?v=EFTAnfgY7rI
A2/3 http://www.youtube.com/watch?v=JPGm7G5FdEY
A3/3 http://www.youtube.com/watch?v=ZY3GcuTL0IY
B1/3 http://www.youtube.com/watch?v=UYykj3ORh2w
B2/3 http://www.youtube.com/watch?v=9OWz3DBPvpI
B3/3 http://www.youtube.com/watch?v=PNDuqH6J9Lc
(削除される可能性あり。視聴はお早めに)
結論下すのが、早いのでは?