【芸能・社会】舘ひろし、ブルーリボン賞でガッキーと12年ぶり“父娘”再会2019年2月7日 紙面から
東京映画記者会(在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が主催する「第61回(2018年度)ブルーリボン賞」の授賞式が6日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。「終わった人」で主演男優賞を受賞した舘ひろし(68)は、ドラマで父娘役を演じた司会の新垣結衣(30)から「パパ、おめでとうございます」と祝福されると「ありがとうございます」と照れながら満面の笑み。ステージ上で熱いハグも交わした舘と新垣からは“共演熱望”宣言も飛び出した。 舘は受賞作で演じたさえない元銀行員とは真逆のダンディーなスーツ姿で登壇し「たぶん、運が良かったんだろう。昔から本当に芝居には自信がなくて」と謙虚にあいさつ。ブルーリボン賞が始まった1950年生まれであることにも触れ「たくさんの俳優の中にボクの名前が連なるのは本当にうれしい」と喜んだ。 舘と新垣は2007年にTBS系連続ドラマ「パパとムスメの7日間」で共演し、さえないサラリーマンの父親と女子高生の娘が入れ替わってしまう役を熱演。ドラマと映画で共にさえない役を演じた舘の魅力について新垣は「私は舘さんの情けない顔がすごく好き。今回も映画の中で、仲間の前で本音を吐露した時の顔がすごく好きでした。グッときました」と絶賛した。 新垣から「また共演したいです」と言われた舘は「今年はユイと2人で何かやりたい」と即答。新垣は「急ですね」と驚きつつ笑顔をみせた。新垣をぎこちなく「ユイ」と呼んでいた司会の阿部サダヲ(48)は2人のやりとりに「“ユイ”が自然でしたね」と降参していた。 一方で新垣はドラマ共演時を振り返り「当時のインタビューで舘さんは『ボクの俳優人生は終わった』とよく言ってました」と暴露。阿部も「『終わった人』ですね」とたたみかけ、「裸にバスローブで現場に入るって本当ですか?」と質問。舘があっさり認めると、さらに新垣が「トースターも持参してます」と裏話を次々と暴露。舘は「くだらないこと言うなよ~」とすっかり弱っていた。 来年は主演女優賞の門脇麦(26)と共に司会の大役が控える舘は、さっそく司会席に座り「こういう景色なんだ。なるほど…」と沈黙。台本の方に目を落とす舘に阿部が「字が小さすぎて見えないですか?」と声をかけると、舘は「ハズキルーペを用意して!」と自身がCM出演している商品名を挙げ、会場は大爆笑に包まれた。 ◆結衣、サダヲ 式を盛り上げ昨年の主演男優賞・阿部、主演女優賞・新垣が「ゆる~い」司会コンビで式を盛り上げた。表彰式前に互いの呼び方を確認。新垣が「(愛称の)ガッキーでもユイでもいいですよ。付いていきます」と言うと、阿部は「やば。それならユイ」と照れながらも選択した。一方の「ユイ」は困ったときに「サダヲ~」と呼び掛け、両名優の息もぴったり。和やかな表彰式となった。
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