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【グラニュース】

シミッチ、V宣言 新戦力から頼もしい言葉 完全移籍発表 練習に初参加

2019年2月7日 紙面から

チームの練習に合流したシミッチ(中)=沖縄・黄金森公園陸上競技場で(浅井慶撮影)

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 期待の新戦力から頼もしい「V宣言」だ。沖縄県南風原(はえばる)町で2次キャンプ中の名古屋グランパスは6日、MFジョアンシミッチ(25)がポルトガル1部のリオ・アベから完全移籍で加入すると発表した。背番号は「8」。初練習で約1時間、汗を流した元U-21ブラジル代表は目標を優勝に設定した。ブラジル・サンパウロの下部組織などで同僚だったMFガブリエルシャビエル(25)は全力サポートを約束。活躍に太鼓判を押した。

 クラブの目標はアジア・チャンピオンズリーグ出場権を獲得する3位以内。だが、シミッチが目指すのは頂点のみだ。右股関節のけがで離脱しているエドゥアルドネットの穴を埋めるどころか、V宣言をしてみせた。

 「偉大なクラブなのでプレーや日本での生活が始まるのがうれしい。クラブのために全力を尽くして、いろんなタイトルを獲得したい」

 母国ブラジルのサンパウロの下部組織でもまれ、イタリア・セリアAのアタランタでプレー。そんなレフティーを誰より知るのが、同級生のシャビエルだ。

 「パスの質、ビルドアップがすごくいい選手だよ。彼(シミッチ)の特長とチームは合うと思う。なじむのが大切だから、彼をサポートしていこうと思っている」

 2人はサンパウロ時代を含めて5年以上チームメートで、家族ぐるみの付き合いもある。来日3年目を迎え、今や大黒柱の一人となったシャビエルがお墨付きを与えたのだから、期待せずにはいられない。

 シミッチと日本は赤い糸で結ばれていたのかもしれない。静岡県内でのホームステイ経験があり、サンパウロの一員として鹿島と戦った。日本を愛し、世界各国で和食レストランを見つけると、ついついのれんをくぐるのだという。

 この日のミニゲームでは早速主力組でプレーし、「みんなすごく明るい。新しく来た人もなじみやすい」と話した。クラブの歴史上、リーグ優勝は2010年の1度のみ。昨季はギリギリのJ1残留。でも、もしかしたら…。今季13人目の新戦力の活躍で、10カ月後、風間監督の胴上げが見られるかもしれない。 (牧原広幸)

 ◆表記変更 6日付紙面では「ジョアン・シュミット」と表記していましたが、今後は「ジョアンシミッチ」とします。

 

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