キン肉マンに登場するゼブラを深く考察
 彼から人生を学びます 
  
 この記事では、ゼブラがいかにすごい超人かを詳しく語ります。
 書いてて熱くなり過ぎてものすごい長文になりました(笑
 
とてつもない行動力で夢を叶え続けた人生
最初に彼の半生について、まとめてみましょう。
 
  
 生まれつき貧乏子沢山の家で、えらい超人になるのを夢見ていた
 ↓
 お金が必要と考えて、がむしゃらに働いた
 ↓
 人の嫌がる仕事もすすんで買って出た
 ↓
 クワ1本と愛馬キッドの協力だけで90億超人ドルためてしまう
 ↓
 この間にマッスルインフェルノを自力で修得する
 ↓
 正義超人協会の会員に裏口入会させてもらう人物の存在を知り会いに行く
 ↓
 お金が足りなくて親友の愛馬キッドをマッスルインフェルノで殺すハメに
 キッドはゼブラの夢を叶えるため、敢えて犠牲になることを選ぶ
 ↓
 この瞬間にお金のためにならなんでもするようになってしまう
 ↓
 おそらくこの間に超人ボクシングのスーパーヘビー級チャンピオンになる
 ↓
 なぜかクワを持ってシマウマと一緒に畑を耕している時に、技巧の神にとりつかれてキン肉マンゼブラとなる
 ↓
 王位争奪戦に参加すべく、お金の力でチームメンバーを集める
 ↓
 敢えて残虐性をセーブして、クリーンファイトのスタイルを身につける
 ↓
 王位争奪戦準決勝でキン肉マンに敗れる
 ↓
 気を失ってる間にカピラリア光線を食らって骨になる
 ↓
 フェイスフラッシュで復活後、オメガ六槍客との戦いに電撃参戦、マリキータマンとの戦い(今ここ) 
…なんという、波瀾万丈の人生でしょうか!
 ゼブラの最大のポイントとしては、王位争奪戦がはじまる以前にすでに活躍していて、タイトルもとってて、お金にも不自由しない状態になってたということでしょうか。
 他の運命の王子と違って、別に王位につかなくても何も困らない状態だったよね、この人。 
 技巧の神にとりつかれたあたりの順番はちょっと前後するかもしれません。
 ゼブラになってメンバーを集めてから、技巧の神にとりつかれて、「ゼブラと名乗るのだ」と言われたのかも。
 「え、オレもうキン肉マンゼブラなんだけど!?」というかんじで(笑
 メンバーの招集やパルテノンとのやり取りから考えて、その方が自然かなーとは思います。
 何度か黒化して戦ってそうだし。
 まぁ本戦前の肩慣らしでやった可能性もありますけどね。 
高い自己評価でゴールを決して下げなかった
 ここで、注目してほしいことがあります。
 彼は決していじけてゴールを下げたりしなかったし、最初から最後まで徹底してお金の力で突き進んだんですよ。 
これ、わたしが最近よく本を読んでいる苫米地英人さんのコーチング理論で説明すると、とてもおもしろいんです。
コーチング理論における夢をかなえるためのステップを超ざっくりいいますと
 1.現状の外側のぶっ飛んだゴール設定をする
 2.エフィカシー(ゴール達成能力の自己評価)を高くもつ
 3.高い視点で物事を見て、自分自身のリーダーになる 
というステップになります。
 彼はコレを全部こなしてるんですよ。
 決していじけることなく、ゴールを下げることもなく、許されない犯罪を犯すこともなく、徹底して「えらい超人になる」夢をかなえるために邁進してたんです。 
 まず、貧乏子沢山の家に生まれて、えらい超人になるというのが基本的に無理と思えそうなことなんですよ。
 でも、彼は敢えてそのゴールを選んだ。
 むしろ、心の奥底から渇望した、というのが正しいでしょうか。
 これが「現状の外側のぶっ飛んだゴール」です。
 普通にしてたら、絶対なれないものになろうとしたんですよ。 
 そして、彼はとてつもなく高いエフィカシー(ゴール達成能力の自己評価)を持っていたんですよ。
 彼は間違いなく「自分は絶対にえらい超人になる!自分はそれにふさわしい超人なんだ」と思っていたでしょう。
 それゆえに、えらい超人を見ても嫉妬していじけたりせず「オレも絶対ああなる」と、情熱に火をつけたに違いません。 
 フェニックスは困難があるとすぐいじけて、行動しなくなりました。
 彼はエフィカシーがとても低かったんだと思います。
 「やっぱり自分には無理なんだ」と考えていたでしょう。 
 まぁ、フェニックスの場合、「頭が良すぎた」というのが逆に不幸だったんだとは思います。
 IQ高すぎるのが裏目に出た典型的例です、アレ。 
 マリポーサは盗みに手を染めました。
 ビッグボディは主体性なく、強力の神にそそのかされるまま戦場に出ました。
 本物のソルジャーはよくわかりません。 
 こんな5王子の中でも、ゼブラだけは別格の存在なんですよ。
 彼はすでに「えらい超人になる」という夢を叶えていたんです。
 これはすごいことですよ。 
 えらい超人になるにはどうすればいいか
 それだけを見据えていた 
  
 大抵の人は貧乏子沢山の家に生まれたら、いろんなことを諦めますよね。
 えらい超人になりたいけど、オレには無理だ、と。 
 でも、彼は違ったんです。
 「えらい超人になるにはどうすればいいんだろう?」
 これをずっと考え続けたのでしょう。 
 そして「貧乏が悪い、お金を稼ぐんだ」と考えます。
 ここでも、貧乏のせいにしていじけないんですよ。
 それもこれも「自分はえらい超人になるのにふさわしい超人だ」と心の底から思っていたからに違いありません。 
 そして辿り着いたシンプルな結論。
 「お金が必要なら働けばいい」
 バカです、普通やりません(笑
 でも、彼は良い意味でバカだったので、すぐに行動にうつしたんですよ。 
 思うに、フェニックスみたいにあんまり利口すぎるとダメだと思うんですよ。
 現実的に考えてしまう。
 適度にバカな方が生きやすくて、ゼブラはそうだったんじゃないかなーと。
 まぁフェニックスの場合、シズ子が毒親過ぎたんだけどね(;´Д`) 
 ゼブラの話に戻して。
 夢をかなえるために今やるべきことはなにか。
 高い視点で物事を見て「必死で働いてお金を稼いで、お金の力で解決すればいい」という答えにいたります。 
  
 そして、彼は他人の嫌がる仕事でもすすんでやるようになりました。
 ゴール達成のためなら、きつい仕事でもすすんでやるそのマインド。
 本来はやりたくないことも、夢をかなえるためなら、やりたいことんいなってしまうんですよ。 
 これは、高い視点で物事をみて「今、自分がこうやっているのは、未来にとってこういう意味がある」ということをきっちり認識できているからです。
 だから、すすんで嫌な仕事を引き受けることが出来るんですよね。
 それそのものが、夢をかなえるのに必要なパーツだから。 
  
 そして、なんと彼は、クワと愛馬キッドの助けだけで、90億超人ドルも貯めてしまうという離れ業をやってのけます。
 夢のためにぜいたくなど見向きもせず、ひたすらに貯めたんですよ。
 彼にはゴールを達成するために必要なこと以外は興味がなかったし見えなかったんだと思います。 
彼には、夢のために命を差し出してくれる友がいた…
  
 そしてゼブラは、どこからか超人協会の裏口入会を紹介している人物の存在を知ります。
 これもすごいことなんですよ。 
 ふつう「お金をためたけど、どうしよう」となりますよね。
 「結局、お金じゃ無理だった、オレには無理なんだ」となると思うんですよ。 
 でも、彼は自分の夢を叶えるためにきっちりとアンテナをたてていたと思うんです。
 24時間365日、えらい超人になることだけを考えていた。
 だから、彼には必要な情報を見逃さず、裏口入会のチャンスをつかんだんです。
 我々はみんな、チャンスはきっちりあるけど、見えていないだけなんですよ。 
 そして、裏口入会のときに、キッドの命と裏口入会の2択をせまられます。
 方法はほかにあったかもしれませんが、彼の選択はとても悲しい物でした。 
 ここで注目すべきはキッドの対応。
 友の夢のために自らの命を犠牲にしたんですよね。
 これもすごいことです。
 キッドは、ゼブラの夢のために自分の命をさしだしてもいいと本気で思ったわけで、ゼブラはそんな友を作ることができたんですよ。
 これがどれだけすごいことか…
 自分の夢を文字通り命がけで応援してくれる友を作れるってすごいことですよね。
 きっと、二人の絆はとてつもないものだったんだと思います。
 なにせ、キッドはゼブラが夢のために働き続ける姿を間近で観ているわけですからね。 
 そもそも、なんでここにキッドを連れてきていたのか。
 わたしは、「自分が夢をかなえる姿を最愛の親友に見せたかった」という理由で連れてきたんだと思います。
 でも、皮肉なことに、それが悲しい結果を産んでしまった。 
 パルテノンは、ゼブラの真の姿は黒ゼブラだと語りますが、わたしは、このときに友を殺した心の闇が残虐な黒ゼブラを生み出したんだと思います。
 彼本来のスタイルは、白ゼブラだったのではないでしょうか。 
 なお、「裏口入会自体がそもそもいけないこと」というのもあるんですけど、それは金持ちの論理かなとも。
 実際に貧乏でどうしようもなかった現場にいたゼブラは、お金の力を頼るという選択肢を選ばざるを得なかったのではないかなと。
 それを必死で働いて貯めた彼を非難することは出来ません。
 他に方法はあったのかもしれませんけどね。 
 また、さらにすごいことに、ゼブラがこのときにキッドを殺した技がマッスルインフェルノだったことですよね。
 なんで使えるねん、と言うかんじですが、「特訓したから」としか言いようが無いですよね。 
 となると、彼は超人協会に入った後のことも見据えて、きつい仕事のさなかに特訓をしていたということになります。
 裏口入会は通過点。
 その後、必殺技のマッスルインフェルノをかかげて、競合超人たちに打ち勝ち輝かしい経歴を築く未来をきっちり見据えていたのです。
 しかも、よりによってキン肉王家の三大奥義なわけですから、インパクトは十分。
 この時点で大王を見据えていたのかもしれませんね。
 もしそうだったら、本当にすごいことです。 
自力でチームメンバーを集めたことは大いに評価
  
 そして、更にその後に超人ボクシングのスーパーヘビー級チャンピオンに輝きます。
 普通はこれでゴールなんですけど、彼はさらにゴールを引き上げ、もっともっとえらい超人になろうとしていました。 
 そんな時に「お前は王位継承候補の1人だ」と言われたんですよ。
 こんな痛快なことはありませんよね。
 「よっしゃ、キン肉星の大王になってやる!」 
そして、彼は金にものを言わせてチームメンバーを集めます。
  
 注目してほしいことは、技巧の神の助けを借りずに自力で強豪メンバーを集めたことです。
 フェニックスなんて、知性の神にたよりっきりで、知性の神チームでしたよね。
 えらそうにしてたけど、チームメンバーがすごいのは、お前じゃなくて知性の神の手柄やん、と。
 それに比べて、ゼブラはまさにゼブラチームでした。
 まぁ技巧の神が候補を出してくれた可能性はありますけどね。
 でも、雇ったのは彼自身であることにはかわりありません。 
 そんな彼が「お金さえあれば王位だってなんだって買えるんだ」と言ったのは、信念を貫き通した言葉だと思います。
 だって、キン肉マンチームは、テリーもロビンもお金持ちのエリート揃いで、最初から正義超人としての活躍をする道を歩んでいた超人ですよね。
 スグルだって苦労はしたけど、キン肉星の王子として戦ってきたわけで。
 ラーメンマンはよくわかんないけど、ウォーズマンはロビンの秘蔵っ子なわけだし。 
 ゼブラは、お金の力で成り上がるしかなかった苦労人で、唯一の親友もお金のために殺さざるを得なかったんですよね。
 それが彼の心の闇であり、つらぬかざるを得ない信念だったと。 
ちゃんと自分で稼いだお金で戦ってるんだから立派だし、ルールにのっとっている
 よく考えると、貧乏人が必死に働いて、お金の力で王位を手に入れてしまえば、それはとてもフェアなことであり、最高のサクセスストーリーですよね。
 王の子供に生まれたら自動的に王子というアンフェアな身分制ではなく、貧乏人に生まれても経済のルールの中で仲間を集めれば王にだってなれるとか、逆の立場から見たら最高に痛快なストーリーですよ。 
 歴史でいえばまさしく豊臣秀吉がそれ。
 百姓の出だけど、才覚でのぼりつめて、最終的にはお金をつんで、藤原摂関家の養子になり、関白の座を手に入れて、日本の支配者になったわけですしからね。
 中国大返しだって、金払いの良さが決め手の1つだったわけだし。 
ゼブラのやってることは、少年漫画的にはイマイチですけど、極めて現実的なんですよ。
どうしても我々はスグル目線で読みますが、ダークヒーローであるゼブラ目線で読めば、最高に刺激的な物語になると思うのです。
 もちろん、スグルの友情物語も魅力的なのですが、「友情のシェークハンド」とか、ロビンはともかくラーメンマンが参加してるのは絶対反則ですよね。
 友情という名のもとに反則を美化するスグルチームは、相手からしたら非常に胡散臭く、押し付けがましい存在です。
 「お金」という、ある意味ではフェアなシステムで戦いを挑んで、王位を買い取ってやろうというゼブラの方が間違ってるとはいえないんですよね。 
 いやまぁ、お金が第一の社会なんて嫌ですけどね。
 ただ、友情という名の下の反則もね…
 準決勝はスグルチームは6人で戦ってたし… 
ゼブラは徹底的にお金にこだわっていましたが、従来の身分制度から、働けば誰でもチャンスのある制度にしたかった思いがあるのかもしれませんね。
 よりによってシマウマのタイツ
 キッドの分まで背負って戦ったのでしょう 
 あと、不思議なのが、技巧の神にとりつかれたシーン。
 シマウマと一緒にクワで畑を耕していますよね。 
  
 実は、クワで耕すこと自体が特訓だったんじゃないかなと。
 ゴールを見据えていた彼は、普段の畑仕事すら特訓として体を鍛えていたのではないかと。
 だから、超人協会に入った後も、畑を耕すことはやめなかったんだと思うんです。
 これが最高の特訓だと知っていたから。 
 そして、キッドを失った悲しみを埋めるべく、他のシマウマと一緒に畑仕事をしていたんですよ。
 そんな彼が、因果なことに「キン肉マンゼブラ」として、シマウマ模様のタイツに身を包むことになるわけです。
 親友を殺した業を背負い、王位を目指して戦うダークヒーロー。
 かっこよすぎです。 
(追記)
 コメントで「初心に戻るために畑仕事をしていた」「シマウマはキッドの霊なのでは」という意見がありましたが、納得!
 おもしろい考察ですねー! 
 ラーメンマン参戦を認めた姿から
 エフィカシーの高さが読み取れる 
  
 スグルたちが6人で戦った話で、ラーメンマン参戦の時の反応が、ゼブラチームのエフィカシーの高さを物語ってると思うんですよ。
 ルール上はラーメンマン参戦は認められませんよね。
 ウォーズマンはアニメ設定では「1人までなら交代OK」でしたが、ラーメンマンは完全に飛び入り。
 でも、ゼブラチームはラーメンマンの参戦を大歓迎しました。
 彼らの考えはこうではなかったでしょうか。 
「ラーメンマンという強豪超人を倒して決勝に進むのが自分たちにふさわしい」
 これもすごいです。
 モーターマンはあっさりやられましたので、身の程知らずという見方もできますが、そういう問題では無いと思うのです。 
 「自分たちは戦いを勝ち抜いて王位につくのにふさわしい」
 「自分たちこそ最強のチームだ」
 「どんな相手が来ても負けやしない」
 「ましてや、ラーメンマンが出てくるとは、最高の舞台だ」 
 チーム全員がこんな思考ですよ。
 めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。 
 彼らはリングの上では少々残虐な悪党ですが、絶対的な自信をもって挑んでるから、フェニックスのようなせこい手は不要なんですよね。
 この考えがチーム内で一致しているんだから、やっぱりすごいやつらと思います。 
 そう考えると、ゼブラは良いメンバーを集めたと思いますね。
 たしかに結果的には負けたけど、それはあくまで結果論ですからね。 
 フェニックスのような、小細工だらけでゴール達成のためになりふり構わない姿は、自信の無さの現れと思います。
 「普通に戦っても勝てるだろうけど、出来れば戦いたくない」ということですよね。
 なんて小さいのでしょう。
 「ぜひ強豪超人ラーメンマンと戦いたい」というゼブラチームとは大違いです。 
 たしかに彼らは敗れましたが、ラーメンマン参戦を歓迎した、その精神性は高く評価したいです。
 そうやって勝ち抜いた上での王位と、せこい方法で勝ち取った王位では、民衆の対応もぜんぜん違いますしね。
 王位を勝ち取ればいいというものではなく、どんな戦いで王位を勝ち取るかで、その後が変わるわけです。
 彼らはそこまで先まで見据えていたんだと思います。 
 コーチング理論に「ゴールのイメージを明確にして、徹底的に臨場感を高めることで、ゴールに近づいていく」というのがあります。
 彼らはまさにこれを体現していて「大臣はパルテノンだ」とまで考え、勝ち抜いた時のイメージをしていたんだから、これまたすごいです。 
彼との決勝戦は熱い戦いだったに違いない
 ここまで考えると、作中最後にあらわれる最強の敵はゼブラのほうがよかったのではないかと思います。
 知性の神頼みで自己評価が低いフェニックスと違い、自分の力で切り拓き、親友を殺し、お金の力で王位を手に入れようとしたゼブラこそ、最後にたちふさがる敵としてぴったりだったのではないかと。 
 そして、キッドの真意を知ったゼブラには、ぜひ立ち上がって欲しかったなと。
 「自らを犠牲にし、オレに夢を託したキッドのためにも、ここで負けるわけにはいかんのだ!」
 キッドの真意を知り、涙を流し立ち上がるゼブラ。
 彼にはもうかつてのような残虐性はありませんでした。
 パルテノンによってまとわれた黒い影は消え去り、もとのクリーンファイトのゼブラに戻ったのです。
 そして、亡き友の思いを受け取った友情パワーで戦うのです。 
 友情パワーVS友情パワー。
 最後に立ちふさがる敵として最高の見せ場になるでしょう。
 そして、戦いの後にはさわやかな友情が芽生えるに違いありません。 
 同人格闘ゲーム「マッスルファイト」では、こんなクライマックスを彷彿とさせるようなゼブラの姿を見ることが出来ます。
  
 キッドを思い出し、涙するゼブラ。
 そして、キッドの思いを受け、黒い影から解放され、クリーンファイターとして立ち上がります。
 彼の最大最後の技は、ペガサスを彷彿とさせる真・マッスルインフェルノだったのです。 
以上、キン肉マンゼブラのすごさを語ってみました。
 わたしたちはゼブラから学ぶことがたくさんあります。
 常にゴールを見据え、決して諦めない姿。
 自分はえらい超人になるのにふさわしい超人だと心の底から信じ、三大奥義を修得すら成し遂げた、とてつもなく高いエフィカシー。
 そして、命を投げ打ってくれるような最高の友を作ったこと。 
 もちろん、彼は非の打ち所のないような人物ではありません。
 親友を殺してしまったことは大きな過ちだったかもしれません。
 そんな悲劇を背負いつつも、徹底的に夢をみすえて、諦めること無く戦い続けた魅力的なダークヒーローだと思います。 
…たぶん、ゼブラをこんだけべた褒めしている記事は世界にこの1記事だけだろうと思うと胸熱です(笑
おおおお、こんな素晴らしい記事が・・・!
 ゼブラのエピソードはなんか急に描かれた感も正直ありましたが、改めて見るとすごいもんですね。
ゼブラといえばで思い出すことですが、彼、試合のほんとに最後の方までほとんどノーダメージなんですよね。
 「まだ俺には三大奥義の一つが残っているのを忘れてはいないだろうな」と言って最後インフェルノを仕掛けてきますが、
 それまではキン肉ドライバーをあっさり破ったり黒オーラで跳ね返したり。
 せいぜい喰らったのって「友情パワーは死なずー!」の弱点へのキックと、最後の未完成スパークのみ。
 未完成スパークもどこが痛いのかよくわからん形で、あまり納得いってませんでした。
ただ改めて思うと、キッドの真相の前から精神的にかなりダメージ溜まってるんですよね。
 どれだけ残虐攻撃しようが立ち上がってくる相手。
 いくら金を積まれようと友情という考えたこともない理由のために突っぱねるその仲間。
 作中ではロビンが妨害した分だけ弱点が露出した、となってますが、その弱点の大きさ=その時点のゼブラのとまどい、なんて考えてみたり。
そうしてみるとやっぱ完全ゼブラ見たかったですねw
 思うにこうも感情移入しやすいのは、彼が敵役の中でも「金」というわかりやすい人間味にあふれた存在だからではないでしょうか。
 悪魔だの神だの宇宙からの侵略だの、たいていボスキャラは漫画の世界ありきなのばかりですからねー。
 ・・・フェニックスはあまりにも小物すぎたからということで。
☆クロな人さん
 たしかに、なんか無理やり負けさせた感で違和感でしたよね。
 精神的ダメージが蓄積されていたというのはあるかも。
そもそも、当然、彼もお金なんかのためにキッドを殺したくなんかなかったし、もしキッドを殺していなければ、心の傷を抱えず、お金だけの超人にならなかったと思うんですよね。
 あそこで殺してしまったから、自分の行動を肯定するために、友情よりお金が大切という価値観で生きざるを得なかった。
 それまでは、えらい超人を夢見る善良な若者だったわけですからね。
 この辺の心の傷が黒ゼブラの残虐さになっていたので、あれって無理してた姿だったと思うんですよ。
 そう考えると、ロビンの部分だけ黒く染まらず苦しかったのも、奥におしやった良心が友殺しのトラウマに苦しんだのかも。
 さらに「お金よりも大切なもの=友情」といわれて、心の傷をえぐられた状態になって、相当に弱っていたのかもしれません。
 そもそも、残虐攻撃を続けられなかった時点で、彼本来の善良な心が出ていますからね~
お金のために過ちを犯し、心に闇を抱えたせいで、徹底的にお金で突き進むしかなかったとかんがえると、実にリアルで感情移入させられるキャラですね。
 現実世界にもそういう話はたくさんありそうです。
 王子のプライドとかもかっこいいんですけど、ゼブラは我々にとって身近な存在としての魅力があるのかもしれません。
 惜しむらくは設定はいいんだけど、ここまで考察しないと見えてこないことですね><
お疲れ様です。
 ゼブラがどうして偉大なのか知りたいとリクエストした者ですが、
 記事を読んで思いました。
 ゼブラは本当に偉大だった(笑)。
 メンバーを自力で集めたって凄いことですよね。もちろんキン肉マンだって自力で集めてるわけなんですが、明らかに知性の神の力を借りてるフェニックスよりずっとラスボスにふさわしいです。
 ゼブラとキン肉マンとの戦いを初めて見たのは僕がまだ子供の頃でした(当然か)。ゼブラの評価はあまり高くなかったのですが、その頃はまだお金の価値というのが分かってなかったんですね、多分。
 ちなみに僕の考察したところによると90億超人ドルは現在の価値に換算して9000万円くらいじゃないかと思います。1円=100超人ドルって感じです。
 メンバーを雇うのに必要な金額、くわ一本と愛馬の協力で稼げる金額の限界などを考慮して推測した数字です。
最後になりましたが、リクエストに答えていただきありがとうございました。
すごい考察です。
コーチングまで絡めて、、、
こうやって考えると世の中、物語はいろんな事が絡んでひとつなのだと思いました。
ゼブラがマジだから、キン肉マンが活きる。キン肉マンがマジだからゼブラが活きる。
しかしその熱さの中にどうしてもつじつまが合わないことが出てくるのが漫画。。。
しかしながらそれが ゆで設定 の一言で納得がいく、完璧でないのに完璧な それが魅力。
あらためてそれを感じるすばらっしい考察ありがとうございました!
ゼブラメダルというアイテムもカッコいいですね
 。
 チーム名とメンバーの個性が参加チームの中で一番合ってますよね。技巧だけあってマンリキ、モーターマン、バイクマン、パルテノンといずれもテクニシャンという感じがします。
 知性チームはマンモスマンは明らかにパワーで、飛翔チームは100㌧なんてとても空中殺法とは無縁だし。
 ゼブラ自身が威風堂々としてますしね。
・アニヲタWiki「キン肉マンゼブラ」より抜粋
>金払いは良く、チームメイトには既に依頼料を前金で支払っており、キン肉マンチームのロビンやラーメンマンも大金で引き入れようとした。
 >更に、金で雇ったパルテノンが試合中に金をバラ撒いてしまった時は、観客に金に触らない様に注意した事から、自分が払った金なら例え他人の金であろうと守る義理堅さもある様だ。
 実はかなり仲間思いなんじゃ…
ゼブラファンとしては嬉しい考察ですね
 実力ではフェニックスを上回っていたのではないでしょうか
 フェニックスってまともに戦っていたらアタルの敵ではなかったですよね あっさりナパームストレッチかけられて、マンモスマンの助けがなければ終わっていたのは間違いないでしょうから
 そのアタルが絶賛するほどの技のキレがあり、バッファローマンが驚くほどの怪力、そして残虐性、そうゼブラは超人に必要なエッセンスを全て持っていたと言っても過言でないと思います
後よく言われる邪悪の神が乗り移った時とゼブラとしての活躍の時間系列が合わないという矛盾がありますが、私が思うにそれぞれの邪悪の神は時間を遡って数年前の状態で乗り移ったのではないかと思います
 神そのものになったというより、火事場の糞力のような潜在的な力を覚醒させたのではないでしょうか
 一応超人強度1億パワーと紹介されていますが、実際はそれぞれ違うと思います
 ゼブラの超人強度は4000万パワーぐらいではないでしょうか
 すくなくともバッファローマンの1000万パワーは軽く上回っていたと思います
そして考察でもあるように愛馬キッドの気持ちを知った後のゼブラなら憎しみから開放されて、黒ゼブラと白ゼブラの融合を果たし、完全ゼブラとして完璧マッスルインフェルノを披露してくれたことでしょう
 完璧マッスルインフェルノは不明のままですが、特異なバランス感覚が必要と思われ、黒ゼブラのそれはパワーに頼りすぎたのでしょう
 そこに白ゼブラの技が加わって、スピードやキレが加わり、相手がどんなにもがこうともバランスが崩れない、もちろんキン肉マンのロデオスキップも通用しない、そんなものを想像します
 
マリポーサチームの飛翔は最下層からの飛翔だったのではないでしょうか。大将自体が下層民の出でコソ泥ですし、チームメイトも似たり寄ったりの境遇でしょう。マリポの王位継承はチーム全体の夢であり、飛翔する希望だったと思います。
 ゼブラチームは個々の自負により成り立っている金銭で契約するプロ集団で仕事を完璧に達成しようとする熱意は有れ、マリポほどの仲間意識はない感じです。
 マリポもゼブラも神の傀儡で終わる性格をしていません。マリポは王位に就いても神の支配から脱しようとするでしょう。ゼブラは更なる上昇、神を超えようとするかもしれません。
 知性の神は扱いが面倒なマリポとゼブラを卓チームにぶつけ消耗させる。仮にどっちかが卓チームを破り勝ち残ったとしても無傷で勝てる安い相手ではなく、決勝戦までに消耗が予想されます。決勝では噛ませ(強力、真残虐)としか対戦せず、ほぼ無傷のフェニチームと、あのフェニに有利に作られたギミックだらけのリングで対戦、まずフェニチームは負けないでしょう。放置しても問題がないフェニチームを優勝させるのが当初の予定だったと思います。
フェニチームが優勝したら
 卓や脅かす可能性のあるゼブラ、マリポを排除し、胸を撫で下ろし天界に撤収する神々。王位に就いたがどうして良いか解らないフェニは試合中ずっと自分を立てていたマンモスに依存するようになる。フェニの性格を把握していたマンモスは計画通りフェニを傀儡として裏から支配。
 オメガは争奪戦でネプが現れなかったので、捜索に戻り、サタンクロス、プリズムマンは用が済んだとフェニ(マンモス)に消されたと思います。
ゼブラチームの技巧はバイクマンはバイクの運転テクニックがありましたが、テクニックではなくテクノロジーの方の技巧です。
 ゼブラが王位に就いた後のチームメンバーは
 モーターマン=鉱山採掘、土木工事
 マンリキ=材料加工
 バイクマン=宅配、郵便、バイクショー
 パルテノン=芸術関係
 等で活躍できそうです。王位争奪戦の参加チームの中で戦いが無くなっても活躍の場が・・・むしろ、戦場以外が本業?産業振興的に考えると卓が王位に就くよりゼブラが就いた方がよかったのでは・・・あれ?
ゼブラは王位継承戦に向けパワフルマンに戻り自分の原点を見詰直す為に畑を耕していたのかもしれません。田舎の子沢山の貧農、農奴がゼブラのスタートですし、耕す行為は初心と渇きを取り戻す事が目的だったのではないでしょうか。
 シマウマは親友が心配で成仏できなかったキッドの霊で存在しなかった可能性もあります。偉くなる事が一人の夢ではない事に気付き友情パワーを発揮すればマッスルファイトであった完璧マッスルインフェルノが発動とか。
ロビンとラーメンマンは金を受け取らなかったですけど
 そもそもあの二人は受け取る必要がなかったんですよね。
 ロビンはロビン王朝というキン肉族に次ぐ名家の出でイギリス王家からも一目を置かれてますし
 ラーメンマンにしても超人百二芸の伝承者として一流超人としての地位は既に築いている
 テリーマンと同じでコーチとしていくらでも食っていく道はあるんですよ。
 それに比べてゼブラチームのメンバーはそういう権威とは無縁そうですし
| ケノン 口周り | ケノン あご | ケノン ワキ | ケノン もも | ケノン すね毛 | 
| ケノン お腹 | ケノン 足の指 | ケノン 襟足 | ケノン ひげ脱毛 | トリア ひげ脱毛 |