アトマイザーのリキッド漏れでお悩みの方へ

初心者の方から購入後に一番多いお問い合わせが「リキッド漏れ」です。
リキッド漏れに関して結論から言いますと漏れないアトマイザーは存在しません
という回答となってしまいますが、少しでも改善出来ればと思い、注意する点などをまとめさせていただきます。
そもそも、なぜリキッドが漏れないのか?私にとってはこちらの方が疑問です。

アトマイザーの構造はコーラの入ったペットボトルをイメージして頂けるとわかりやすいと思います。
このペットボトルの底に小さな穴を開けて、その穴にコットンを詰め込んでコーラの流出を防いでいる状態です。
それはコットンの表面張力とタンク内外の気圧の差でリキッドを保持しているからです。
私達が生活している空間の気圧を10とすると、タンク内では9.8と少しだけ気圧が低い状態「プチ真空」となっています。
もともとリキッドの入ったタンク内は下方向へ水圧がかかり、コットン側へ流出しようとする力が働きます。
この力をコットンの表面張力とタンク内のプチ真空で引っ張ることでリキッドが垂れるのを防いでいるのです。

このことから、表面張力を上回る圧力がタンク内部からかかるとリキッドがエアフロー内部へ漏れてしまうのです。

ではどのような時に圧力が高くなるか?

それはリキッドをチャージする場合です。

まずトップキャップを開けた時点でタンク内は外圧と同じになり、プチ真空状態で働いている引っ張る力が0となり、既に漏れやすい状態となります。
次にリキッドを一杯注ぎ込むことで更に水圧が高くなります。
最後にキャップを締める時に、上部に残った空気の出口が無くなります。
無くなった後に更にキャップを締め込む為、タンク上部の空気が圧縮されて水圧にプラスされます。
この時コットンの表面張力が限界を迎え、エアフロー外壁を伝って最終的に漏れ出てきます。
ある程度漏れるとタンク内の圧力が減少し、またプチ真空状態となり漏れが自動的に止まります。
ですので、リキッドが全て漏れるようなことは滅多にありません。

「長時間立てておいておいたら漏れた」という話を良く聞きますが、実は数時間前に漏れたリキッドがエアフロー内部に長時間滞留して、漏れ出てきてる場合もあります。

先程のコーラの例に戻りますが、
コーラの入ったペットボトルの底に穴を開けた状態で、その穴にコットンを詰め込んだ状況を想像してくださいと言いました。

リキッドチャージ時はその状況で上部のペットボトルのキャップをあけてそこからペットボトルに息を吹き込んでいる状態を想像してもらうとわかりやすいと思います。
なんとなく漏れそうですよね。。

リキッド漏れの原因

・コイルの推奨ワッテージ以下で運用している。
・こまめにリキッドを継ぎ足す(トップキャップの開閉を頻繁に行う)
・リキッドが多く残った状態で継ぎ足す
・コイルの個体差(製造誤差が大きいです)
・コイル内部のコットンのヘタリ、保持力の低下
・コイルとコイルベースの接合部が緩い場合。
・リキッドの粘度 (VG:PG) PG比率が高い場合の方が漏れやすい傾向にあります。

漏れへの対策

・コイルの推奨ワッテージ内で使用する。
・DL(肺直)用のアトマイザーをDL(口吸い,タバコ吸い)で使用しない。
・なるべくリキッドを使い切ってから継ぎ足す
・ジュースコントロール機能があるアトマイザーはシャッターを閉じた状態でリキッドをチャージする。
・アトマイザーを分解しコイルベースとコイルの接合部が緩ければ少し強めに締め込む(外せる程度に)
・全てのパーツの締め込みが甘い場合、リキッド漏れなどを誘発する場合があります。
・多く漏れる場合コイルを予備コイルへ交換してみる
・リキッドをVG比率の高い物に変更してみる 等

※アトマイザーが固くて分解出来ない場合は厚手のゴム手袋にて作業すると外れやすいです。
※アトマイザーの分解作業はお怪我などされないよう、慎重にお願い致します。

ざっと注意点をいくつか書きましたが、当店に「漏れるので一度チェックしてほしい」ということで返品されたアトマイザーのうち一番多い原因がデッキへコイルを取り付ける際の締め込み不良です。
過去にチェック依頼を受けた7割程度のアトマイザーがこれに該当しています。
説明書やブログ等でも解説されていないことが原因だと思われます。
特に開封直後のアトマイザーはコイルが緩くセットされていますので、このままリキッドを注入してしまうと「ジュルジュル」状態となりエアフローからリキッドが漏れ出してしまいます。
漏れてしまった場合の対処法
エアフローコントロールリングを全開の状態にし、ティッシュペーパーでエアホールを包む。
ドリップチップ側から思いっきり吹き込むとティッシュにリキッドが付着し、エアフロー内部に溜まったリキッドを一掃することが出来ます。
吸う時ジュルジュルするような違和感があれば一度確認してみて下さい。
※iCareなど自動で電源の入る機種では実施しないで下さい。
※トップエアフローの機種(iSub ApexやGuardianTank)などでは改善しない場合があります。

今後ステップアップされRTAやRDAのビルドをする場合にも同じように壁にぶつかることがあるかと思います。
こういったことも基礎知識の一つとして知っておいて損はないかと思います。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。


ストアトップへ






Copyright 2016 Sakuravapor inc.