広告
厚生労働省が発表した2017年の実質賃金の統計が、前年比でマイナス0.2%となり、案の定「アベノミクス失敗」というつぶやきがいたる所で見られます。
ですが、実質賃金とはどのような性質を持っているのか。それをきちんと理解していれば↓の様な批判は無くなるんじゃないかなと思います。
実際には国民の所得は増えていますからね。
実質賃金が2年ぶり下落 「アベノミクスっていつ結果出るの?」という声が相次ぐ 2018/2/8 キャリコネニュース
https://news.careerconnection.jp/?p=49834
『厚生労働省が2月7日に発表した毎月勤労統計調査によると、2017年の実質賃金は16年に比べて0.2%減少し、2年ぶりのマイナスになった。名目賃金にあたる現金給与総額は0.4%増加したものの、物価の伸びに賃金の伸びが追い付いていない状況だ。
この報道を受け、「アベノミクス失敗」「私が死ぬまでにアベノミクスって結果出るの?」と経済政策の見直しを求める声が相次いでいる。(後略)』
うーん。私の記憶が正しければ、昨年(2016年)は実質賃金が上昇してて、その時は「実質賃金が上がったが、インフレ率が上がっていないだからアベノミクスは失敗だ」と言われていた気がするんですが・・・違いましたかね。
まあ、2年ぶりに実質賃金が下落したということで、『実質賃金教』の方々が食いついたということなんでしょうね。
案の定、この方(三橋貴明氏)も飛びついておりますし。
なぜ、実質賃金が低迷するのか?
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12355860055.html
ちなみに実質賃金とは実際に労働者が受け取る名目賃金から物価の変動の影響を取り除いたもので、以下の様な関係となります。
実質賃金変化率 = 名目賃金変化率 - 物価変動率
昨年の実質賃金の下落はこの物価変動率の上昇、つまりインフレによってもたらされていると考えられます。昨年の名目賃金は0.4%の上昇でしたので。
実質賃金が下がるという事は、例えば
月収が20万円から21万円に10%増えました。しかし物価が10%も上がってしまうと、これまで毎月20万円かかっていた生活費が22万円も必要になる。1万円給料が増えたけどこれでは実質的に1万円の給料が減ったことと同じだ~ってことになります。
物価が上がると同じお金で買えることができるモノの量が減ってしまうので、実質賃金が下がるということは実質的に国民の購買力が落ちているということになります。
実質賃金が低下=国民が貧しくなっている
実質賃金を強調する人はそう主張しているわけなのですが、これらの方々には実質賃金が平均賃金であるという認識がゴッソリと抜け落ちている感じがします。
例えば、この場合 (月収です)
Aさん、Bさんがそれぞれ月収40万円、30万円で働いていました。この時の平均の賃金は35万円です。
そこに翌年、新たにCさんが月収20万円で雇用された場合、この三人の平均賃金は30万円と、Cさんが新規に雇用される以前に比べて5万円も減ってしまいました。
さてこの場合、Aさん、Bさん、Cさんは平均賃金が下がったことにより、貧しくなったのでしょうか?
貧しくなってないですよね。
Aさん、Bさんは賃金が変わっていません。(実際には微増すると思うけど)
むしろCさんは新たに職を得られたことにより、ゼロだった所得が20万円も増えています。よって、三人の賃金の合計は70万円から90万円に増えました。
新規に雇用された人は、これまで働いていた人よりも当然低い賃金で雇用されるケースが多いと思います。2013年から雇用者総数は250万人近くも増えたわけですので、平均賃金に下方バイアスがかってしまうのは当然のことでしょう。
平均賃金だけを見ていると、このような平均値の罠にハマって、本当の経済状況がわからなくなってしまいます。
この場合、見るべきは雇用者全員が受け取る報酬の総計、雇用者報酬を見るべきだと思います。
雇用者報酬については消費税増税の影響で、一時的に実質値が下がっている時期があるものの、名目、実質値共に上昇傾向にあります。
要するに、新たに職を得た人が給料を受け取るようになって、国民全体の所得合計は上昇しているということですね。
あと、豚丸さんのデータによると、フルタイム労働者(正規社員、派遣が主)の賃金指数は上昇している模様。
実質賃金の計算にはパートやアルバイトの賃金も含まれるため、増加したパート、アルバイトの人も含めて賃金を平均し、均したら当然下がりますよね。
労働時間はフルタイムの人に比べて、短いわけですから。
と、考えると実質賃金を上げるのは簡単かもしれません。
パート、アルバイトを規制してクビを切り、豚丸さんが仰っているように主婦や老人は働くな! とすれば実質賃金は自ずと上昇するでしょう。
でもそのような事をして実質賃金を上げたとして一体何の意味があるのか?
実質賃金を引き上げることが経済政策の目的では無いはずです。
あ、だからといって正規社員が増えていないというわけではありませんよ。
正規社員は安倍政権になってからV字で回復していますね。
非正規雇用だけが増加しているわけではありません。
あと、パートタイムの方の時給も増えていますよ。
前年比2%強で増加しています。
ただ、これはあくまで時給なので、昨年のインフレ率0.6%と比較して実質で見てもプラスだとは単純には言えないんですけどね。
(パートの労働時間が前年と同程度の人なら実質でプラスと言えますが)
要するに、
実質賃金は正社員、派遣、パート、アルバイトすべてをひっくるめた賃金の平均値を取っている。
よって、フルタイムに比べ賃金水準のパート、アルバイトの雇用が増加している現在、それらの賃金を含めて平均化すると実質賃金に下方バイアスがかかってしまう。
特に新規に雇用される社員の給料は、既存の雇用者よりも低い傾向にあるため、平均値を押し下げやすい。
入社したばかりの新人がいきなり高給取り・・・なんてケースは稀だと思いますので。
(幹部候補をヘッドハンティング・・・ならあり得るかもしれませんが、そもそもその人は前の会社でも働いていたわけで・・・)
しかしながら、フルタイム労働者限定で見ると名目、実質賃金は上昇しており、
パートとアルバイト限定で見ると、時給は前年比2%以上増えている。(単純に実質換算はできないけど)
また、雇用者全員が受け取る報酬の合計、雇用者報酬は名目、実質でも増えている。
すなわち、労働者全員の賃金を平均化した実質賃金指数だけを追いかけても、本当の賃金、給料の状況を把握することはできない。 ということです。
たしか、三橋氏は一つの指標を見ただけで判断するな~! って言っていた様な気がするんですけどね。
いまだに「実質賃金が―!!」って噴き上がっている連中は実質賃金の性質を全く理解していないか、それとも知っててわざとミスリードしているのか。そのどちらかだと思います。
前者だとただのバカ
後者だと支持者に対して「木を見せて森を見せない」を徹底している悪質なデマ屋さん。
どちらにしても碌なもんじゃないですね。
2018年3月1日 at 23:47
>新規に雇用された人は、これまで働いていた人よりも当然低い賃金で雇用されるケースが多いと思います。
おそらくこの文章で新規雇用者が若者であるという印象が、実質賃金の下落がありながら「景気は悪くなってないんだ」という意見を支持している様に見えます。
実際は第二次安倍政権発足後の就業者数を見ると、
● 高齢者 212万人増加
● 女性 212万人増加
● 生産年齢男子 49万人減少
でございますので、おっしゃる通りパートの賃金も正規雇用の
平均賃金が上がっても結局日本は経済環境が良くないということ
になります。だって賃金が上昇するであろう若者を雇用せず
高齢者を安く嘱託で、女性を安く雇用し置き換えているのですからね
>三橋氏は一つの指標を見ただけで判断するな~! って言っていた様な気がするんですけどね。
>後者だと支持者に対して「木を見せて森を見せない」を徹底している悪質なデマ屋さん。どちらにしても碌なもんじゃないですね。
いやぁ見事なブーメラン記事を一生懸命書いてお疲れ様でした。
正直、三橋氏に経済分析で勝てる人はいないと思いますよ。
2018年4月1日 at 21:32
若者・・新卒は史上最高と言われるぐらい就職率は良い。
生産年齢男子が減ったから自動的にその分雇われるわけではなく、企業業績と雇用需要による。そして、企業業績は良くなり、雇用を増やせる手持ち資金は増えてる。
高齢者雇用が増えることも年金支払が減り、年金の安定性が増しているし、女性にしても増えることは経験を積めるのでで悪いことではない。そして、パートの賃金も正規以上に急速に増えてる。
総合的に考えると財政出動が少ない状況でもこれだけ良くなっているとしか言えない。
三橋は、現状を否定的にしか見れてないし、金融緩和を否定する時点でトンデモ。
2018年5月19日 at 09:13
三橋はどうでもいいが、
その通りですね。
2019年1月31日 at 21:49
生産年齢男子が減少してるのは単純に人口の推移によるものでは?少子高齢化になってきてるのご存知ない?(皮肉ですよ)
若者の就職率が良くなってるのは確かですよ
2018年3月1日 at 23:58
いや〜、この超人手不足の時代に呑気なコメントを書いている人がいるみたいですね。就職内定率とか転職市場とか見てないんでしょうか?
2018年3月2日 at 01:26
>sibuya kahota
>若者を雇用せず高齢者を安く嘱託で、女性を安く雇用し置き換えているのです
時代は超売り手市場ですよ。
それを「若者を雇用せず」はちょっとないんじゃないですかね。
生産年齢男子の減少は、団塊世代等の人口の多い世代の高齢化を表しているだけで、若者を雇用していない証拠にはならないです。
若者を雇用した上で、さらに高齢者を雇用しているというだけかと思います。
2018年3月2日 at 02:12
匿名さん
>生産年齢男子の減少は、団塊世代等の人口の多い世代の高齢化を表しているだけで、若者を雇用していない証拠にはならないです。
上のコメントですが、この理屈でいうと
「平均の罠の話をしても記事で例の示したような働いてない人が雇用されて賃金が低い人が増えているとは限らない」
というのも同じ理屈です。
印象操作ですね。数字がしめす様に
実態は高齢者と女性の雇用が増えていたという事です。
つまり、高い給料の人を安く再雇用、女性を安く雇って
働き手の穴を埋める。
実質賃金が下がっているため日本の景気は悪いという
判断は正しいという事です。
doildさん
今が超売り手市場という意見ですが、
学生の就職率は上がっていますね。喜ばしい事です。
「賃金が上昇するであろう若者を雇用せず」
という文章が誤解を与えた様ですが、
「将来的に賃金が上昇する若者で労働力不足を補うのではなく」
という意味で使用しました。
日本は未だに需要の増加がイマイチであり、
それが経済成長を妨げている一因です。
需要とは仕事の量だと私は考えています。
私が言いたいのは「若者を雇用していない」のではなく
「例え失業率が下がっても、少ない仕事の量を多くの人数で
分け合っていては意味が薄いだろう」という事です。
前回発表された設備投資の金額が増えてましたね。
こういったニュースがよく聞けると嬉しいものです。
2018年4月28日 at 13:25
>実態は高齢者と女性の雇用が増えていたという事です。
>つまり、高い給料の人を安く再雇用、女性を安く雇って
働き手の穴を埋める。
>実質賃金が下がっているため日本の景気は悪いという
判断は正しいという事です。
今までなら定年でサヨウナラしてた層にも残ってもらう必要(労働力需要)が出てきたということでもあります。
そもそも景気が良かろうが悪かろうが新人よりは仕事をわかってる人のほうがいい。
女性の非正規がよく伸びてるのは、いざ人を増やそうとすると正社員よりまずはパート・アルバイト・派遣で賄おうとする企業と、時給が上がってきたので「それならやってもいいかな」という人がマッチした結果です。
なんにしても労働力需要が増えてて、正規非正規とも労働力人口も給与総額も増えてるのに景気が悪いという理屈がよくわかりません。
「景気がいい」というのはどういう状況を指すのか。
>「例え失業率が下がっても、少ない仕事の量を多くの人数で分け合っていては意味が薄いだろう」
ブラック企業問題にしても働き方改革にしても、「不満なら辞めてもいいんだぜ?他に取ってくれるとこなんかあんの?」と安い給料で長時間労働を押し付けてたのが問題になり、労働者が増えて給与総額も増えて、人手不足倒産や営業時間縮小、背に腹は変えられず中小企業が大企業以上の賃上げ率なんてニュースが流れてる時代ですよ?
2018年3月2日 at 04:51
>>正規社員は安倍政権になってからV字で回復していますね。
してないですね。図を見る限り安倍政権が減らして安倍政権が戻したとしか読み取れません。
2018年3月2日 at 05:07
視力大丈夫ですか??
2018年3月2日 at 07:01
▼2015年度の実質賃金は上昇に転じる
>図1の実質賃金指数をもう一度見ていただければわかりますが、すでに実質賃金は2014年10月に底を打ち、上昇し始めています。この調子ならば、消費税増税による2%分の物価上昇の下駄が外れる、4~5月以降は前年同月比でもプラスに転換するかもしれません。2015年度の賃上げ率は昨年を上回りますのでその可能性は高いと思います。
https://nikkan-spa.jp/861466
予想からすでに3年経ってますが、実際に物価上昇を伴った実質賃金上昇はあとどのくらいかかりますか?
2018年3月2日 at 07:09
数字も間違えてるし、計算式も……説得力 なくないか?(´゚ω゚`)
2018年3月2日 at 11:54
2012年から2015年にかけて団塊世代の大量退職があったことを考慮するべきかと。
これを全て相殺して回復に持っていった点は高く評価されるべき。
2018年3月2日 at 11:57
あれ?ブログのコメントがツリー化されない。
上のコメントは以下のように返信するつもりでした。
>2018年3月2日 at 04:51
>>>正規社員は安倍政権になってからV字で回復していますね。
>
>してないですね。図を見る限り安倍政権が減らして安倍政権が戻したとしか読み取れません。
2012年から2015年にかけて団塊世代の大量退職があったことを考慮するべきかと。
これを全て相殺して回復に持っていった点は高く評価されるべき。
2018年5月30日 at 14:35
そもそもGDP下がってるのに景気が良いとか言ってる安倍信者はもうどうしようもないな
日本が好きなんじゃなくて安倍総理に恋してるんだよね、こいつら全員w
政治家でまともなグループは自民党若手の日本の未来を考える勉強会くらいのもんだ
2018年11月20日 at 23:14
GDPのみで景気の良し悪しを測るのはちょっと古いです。それに実質GDP、一人当たり実質GDPは上がってます。問題視されているのはその成長率が低いということで、決して下がっているわけではありません。
もっとも、単に富裕層が儲かっているだけでもGDPって上がりますし、一人当たりGDPの増加も人口減少によるものである可能性を否定できません。まあこういう理由があるからこそGDPという指標はかつてほど強力ではなくなったのですが。
2018年3月2日 at 16:15
グラフを見ると、2014年の1-3月で退職による減少が発生しています。2014年の1-3月といえば65歳定年で正規社員ではなくなる人が退職しているので、ちょうど団塊の世代の1番人口が多い世代(1949年)が退職しているのが影響しているのかもしれないですね。
2018年3月2日 at 16:37
>>>正規社員は安倍政権になってからV字で回復していますね。
>してないですね。図を見る限り安倍政権が減らして安倍政権が戻したとしか読み取れません。
おそらく読み方を間違っているのではないかと。
第2次安倍内閣発足が2012年12月、正社員増加が主に新卒の入社だとすると、2013年4月の新卒者は野田内閣時代に就職活動していた学生で、安倍内閣の下での新卒者を見るなら2014年4月以降となります。
むしろ季節に関係なく正社員数が右肩に上がり続けている2016年以降の動きが面白いと感じます。
2018年3月2日 at 19:45
このブログってリフレ派の出鱈目理論はスルーなの?
2018年3月3日 at 07:40
ありえない、安倍信者のたわ言にしか聞こえん
ひろの寝言ってタイトル替えたらいかが?
2018年3月4日 at 01:02
総雇用者所得こそ、全労働者の合計の賃金なので、労働者が増えれば伴って増えるのは当然であり、あまり意味のない数字であるように思われます。
確かに実質賃金の低迷の原因には高齢化などがあるかもしれませんが、仮に実質賃金の低迷が日本経済にとって全く問題ない事態であるとすれば、個人消費が四年連続で下落するなど、消費状況が低迷しているのはひろさんはなぜだと思われますか?
また、建設など一部職種では有効求人倍率が六倍を超えるなど大変な人手不足になっているが、仮にパートが増えていても、そういう状況ですら実質賃金が伸びないということは問題ではありませんか?
2018年4月28日 at 13:39
>総雇用者所得こそ、全労働者の合計の賃金なので、労働者が増えれば伴って増えるのは当然であり、あまり意味のない数字であるように思われます。
給料もらえる人が増えるというのは意味のないことですか?それは景気がよくなったとは言わないということですか?
2018年10月21日 at 23:47
例えばタクシーの需要が増えてタクシー会社が大量に運転手を雇ってもその日給が千円だったら労働者の生活は豊かにならないだろ?しかも他の業者も横並びで日給千円だったら転職しても意味ないだろ?実質賃金が低下しているっていうのはそういう労働者の生活が豊かになってないという問題なんだよ。わかるか?
2018年11月27日 at 16:57
新規に雇われたドライバーの日給1000円は、それ以前にはそもそも存在しなかった収入なのでは?
当然、その雇われた当人にとっては「大幅賃金上昇」ということになります。
0→1000なんですから。
そして熟練していけば次第にこれも上がっていきます。
賃金の上昇というのは時系列的に変化していきます。
まずは雇用者数の増加が先行し(この段階では平均の賃金は下がる)、それが労働需給を圧迫していっぱいいっぱいになると今度は賃金そのものが上昇する。
この春の賃上げの数字が表すのは、日本経済もこの段階(本格的な賃上げ)についに入りつつあるということです。
経団連などを中心に「深刻な人手不足」などと言っているのは、この段階に入ったからこそ、これ以降の本格的な賃金上昇に対応したくないという本音を言い換えているだけなのです。
2018年3月5日 at 15:28
● 生産年齢男子 49万人減少について
これは、「賃金が上昇するであろう若者を雇用」していないというのは違うと思います。
生産年齢は日本の場合、15歳~65歳です。2010年で男子は約4070万人、5年後の2015年では約3840万人で、230万人の減少です。これは、生産年齢を超える人が多くて、生産年齢に達する人が年々減っているためです。
上記はちょっと古いデータですが、現在もトレンドは変わっていないはずです。生産年齢人口が230万人も減っていながら、生産年齢男子の就業者数が49万人減少にとどまっているのは、生産年齢の方でも就業できるようになっているということではないでしょうか。
第二次安倍政権発足が2012年で、約5年経っているわけですね。2012~2017の生産年齢人口の減少はちょっと分かりませんが、同じことがいえると思います。
2018年3月6日 at 00:26
>特に新規に雇用される社員の給料は、既存の雇用者よりも低い傾向にあるため、平均値を押し下げやすい。
確か前のエントリーで”労働市場は売り手市場だから、社畜精神でも無い限り、そんな会社辞めちまえ“みたいな事を仰有ってられましたね?ローンとか抱えてたら、上記の状況では、社畜じゃ無くても簡単に転職する人なんて、そうそうに居ないのでは無いですか?
もうエントリー毎に条件等の主張変えるの止められたらどうですか?
2018年3月6日 at 16:02
横から失礼します。
先の衆院選の演説で、安倍氏も繰り返し演説していた通り、中小企業の業績についてはプラスに転じたのはごく最近だと聞きます。
一方、個人消費の延びというのは賃金が上がってからであって、景気回復のプロセスとしては、「失業率の改善→労働の売り手市場化→賃金の上昇→消費の増加」と、最後に現れる現象だと聞きますから、今個人消費が増えていない事を指して景気が回復していないとするのはおかしいのではと思います。
更に思うのですが、
「団塊の世代が定年し、低賃金で再就職」
「無職が統計に含まれないために、雇用改善で逆に数値が悪化」
の二つが、これ迄実質賃金が定価傾向にあった要因だというのは多々指摘されていることとして、
前者によって国民の総所得も減る要因になり得るし、国民一人当たりの賃金も減って、個人消費の引き下げ要因にもなり得ると感じますが・・・
【そもそも団塊の世代がこのタイミングで定年する事は、別に「安倍のせい」じゃ無いですよね?】
個人消費が下がっているから安倍が悪いはずだじゃなくて、政策問わず起き得る数字の引き下げ要因、それを差し引いた数字で評価しないと政策の成否なんて把握できないと考えます。
2018年3月6日 at 19:21
通りすがり農業者様へ
>そもそも団塊の世代がこのタイミングで定年する事は、別に「安倍のせい」じゃ無いですよね?】
↑なら、正規社員がV字回復したのは、安倍政権関係無いですよね?
皆さん、ブログ主様のロジックがオカシイと指摘されてるだけでは?
2018年3月7日 at 06:30
「リーマンショックからのV字回復そのものは民主党政権下から起きており、これを指してアベノミクスを評論するのはおかしい」というのは、菅原晃氏なども指摘しています。
ただし、同時に菅原氏などは、そこでなく、有効求人倍率など、「企業の未来への投資の度合い」を指して、アベノミクスによる著しい好転を論じています。
「安倍政権が無くても、民主党の路線でも現在の有効求人倍率、就業者数が達成できた」とするの説は、私が知る限り主流ではないと承知します。
なにより重要なのは、「安倍の評価」とかではなく、「どんな政策が必要か」だと考えますので、
「アベノミクスが無くても(どん底の)リーマンからどちらにせよ回復はした」
は是であっても、
「ではその回復基調がアベノミクスでより好転したか、鈍化したか」
=「政策の路線を変更する方が良い結果になるのか、否か」
を読まねばならず、更に
「変更するとすればどのような政策(代案)が考えられるか」
「その代案は学術的に指示を得ているか」
までがセットと認識します。
というか、失礼ながら『ここまで言わないと分かりませんか?』という話です。
返信するかも迷いました。
他人のロジックを云々言う以前に、あなたは他人の論旨を読もうとする努力が見られず、自分の求める結論に相手の書いている文章を結びつけるために、言葉尻を拾っている様にしか評価出来ません。
2018年3月7日 at 12:49
通りすがり農業者様へ
仰有られる通りですね。特に
>なにより重要なのは、「安倍の評価」とかではなく、「どんな政策が必要か」だと考えますので、
「アベノミクスが無くても(どん底の)リーマンからどちらにせよ回復はした」
は是であっても、
「ではその回復基調がアベノミクスでより好転したか、鈍化したか」
=「政策の路線を変更する方が良い結果になるのか、否か」
を読まねばならず、更に
「変更するとすればどのような政策(代案)が考えられるか」
「その代案は学術的に指示を得ているか」
までがセットと認識します。
↑このお考えには大賛成です。
ここのコメント欄が安倍憎しになってる感は確かに否めません。ですが、今回のエントリー内容がアベノミクスの肯定的な評価に(私には)読める事、及び現在が安倍政権である以上、安倍政権の評価(肯定的になるか否定的になるかは個々人によって別れますが)になるのは必然的ではないでしょうか?
私に対する評価はその通りですね。第三者の冷静な評価が聞けるのは欠点であっても大変ありがたいです。ここは素直に有り難うm(__)mです。
2018年4月1日 at 21:44
>「アベノミクスが無くても(どん底の)リーマンからどちらにせよ回復はした」は是であっても、
これを所与のものとして扱うのはどうかと思う。
少なくとも労働人口が減っている民主党政権下でも、総就業者数は増えなかったわけだし、その意味では同時期の雇用は回復してない。
企業業績も安倍政権のそれとは比較にもならない。
安倍政権とその前の民主党政権の経済政策で違ってるのは金融緩和、インフレ目標ですし、その点で考えるとアベノミクスはある程度効果があったと考えるのが正しいでしょう。
2018年4月10日 at 14:30
安倍信者って、雇用者数がーって一つ覚えに叫んで精神を保とうとするけど、
エンゲル係数の上昇、GDPも増えていない事と、実質賃金の減少を関連付けて思考することもできないのかな
2018年11月27日 at 17:24
GDPなら増えていますよ。
2012年当時500兆円を割り494兆円だったGDPは557兆円(名目)に、実質でも498から537へ増加しています。
そもそも雇用者数そのものが減り続けていたそれ以前と比べて、まずはそれが反転して大幅な増勢になっていることの意味が認められないのは、経済情勢の変化が時系列的に起こること(需給の逼迫が先行して起こり、価格の変化はその後で起こる)が分からないからなのでは。
ただし、単純な商品市況などと異なり、この変化はかなりゆっくり起こります。一時5%ほどにもなった失業率が現在の2%台半ばにまでさがるには、よほどの需給改善が必要だっただろうことは想像に難くありません。そして2%台半ばあたりというのは、インフレ率(つまりは賃金にも)に影響を与えずに労働需給が引き締まる限界の数字でもあるそうです。
現にこの春の賃上げはこれまでになく高い水準であったと聞きます(安倍内閣が求めた3%には届かなかったようですが)。
一つ覚えとおっしゃいますが、このことを踏まえれば、雇用者数の増加=労働需給の逼迫がまず第一に認識するべきであることは明らかだろうと思います。
2018年4月10日 at 14:36
人手不足も低賃金、悪い労働条件のブラック企業、介護、運送、飲食、五輪バブルの土建等ばかりが倍率を釣り上げているだけ。
それを証左するように外国人労働者が激増している
2018年4月10日 at 14:39
本当に雇用者や賃金が上昇しているのなら、GDPも増えているはず
この一言で信者は黙る
いい加減現実を見ろ
2018年4月26日 at 09:31
通りすがりの者で申し訳ないのですが、色々なサイト見たんですが、GDPは緩やかに回復してるように思うのですが
2018年6月4日 at 22:15
色々なサイトってなんだよ
内閣府の統計を見ろ
カスみたいな成長率を見ろ
2018年4月27日 at 07:10
どうしようもない右翼記事
なら安倍政権になってからエンゲル係数が激増していることはどう説明するのか
この記事の内容では説明できない
2018年4月28日 at 13:28
>なら安倍政権になってからエンゲル係数が激増していることはどう説明するのか
エンゲル係数なんて「ちょっと余裕できたしいいもん食べようか」でも上がっちゃうんですよ。
給料20万で食費4万が、給料22万で月に1度5000円のディナーしてみたとか、98円の豚肉買ってたのを128円のにしてみたの積み重ねとかで食費4.5万になっても上がるっていう。
2018年4月29日 at 21:51
内食が増えているのはデータもあったと思います。
我々農業者も意識してます。
時間節約のためなどで自炊を買い食いにするとエンゲル係数爆上げでしょうが、それってどちらかというと贅沢な暮らしですよね。
2018年5月8日 at 12:07
「エンゲル係数が上がったのは食生活の変化だ!」とか「高齢化だ」」と言って現実逃避している下痢信者がいますが、総務省自身がエンゲル係数3.6%の上昇分のうち、高齢化や食生活の変化によるものは0.2%程度であり、1.6%が個人消費の下落、そして1.8%分が食料価格の高騰であると指摘していますが。
実際に、エンゲル係数急上昇が始まった26年以降、消費税大増税の暴政によりエンゲル係数の分母となる個人消費の指数は大幅にマイナスになっており、食料物価も8%近く上昇しています。
「贅沢したから」なんて論外ですね。エンゲル係数を全く分かっていない。エンゲル係数は食費そのものではなく、生活費に占める食費の割合を示しています。
もし贅沢した、ということであれば、そもそも個人消費が全体として上昇し、その中で食費が増えるので、エンゲル係数は上がりません。重大な問題なのは、個人消費が消費税増税以降7%も下落しており、その中で食費の割合が増えているということであり、これはエンゲル係数の上昇が消費の縮小を示しているとしか言いようがない。
2018年4月29日 at 12:24
平均値の罠が原因なら、実質賃金も名目賃金も、同じ割合で変動しなければならないんだが。
しかし、名目賃金は上がっている。平均値の罠説は全くお話にならない。
ここで出てくる雇用者報酬は、雇用者全員の報酬を足し合わせた値。
雇用が増えれば上がるもの。一人当たりの賃金が増えた根拠としては使えない。
2018年5月2日 at 08:16
給料ってどういう理屈でどういう順番で上がってくか考えてみたことあります?
2018年5月9日 at 18:27
むしろ未だにリフレ派やってる奴いるほうが驚きだよ。痴呆ですね。
実質賃金は雇用者が増えると下がる。これは以前安倍総理が言ってた事ですね。
その理屈はあってますよ。ただし日本経済には当て嵌まりませんが。
そもそもの話、リフレ派はなぜか実質賃金を語るのに名目賃金と物価上昇率を無視します。実質賃金の統計の出し方知ってます?名目賃金から消費者物価指数を除することで求められる物です。
日本の名目賃金どうなってるか知ってます?アベノミクス以降は特に変化なくやや上昇気味ですよ?その時点で新規雇用者によって平均が下がる論は通用しません。
じゃあなぜ実質賃金は下がったの?その理由はあんたらリフレ派が物価上げたのに対して名目賃金上昇が追いつかなかったから実質賃金下がったんですよ?だからリフレーション政策の権威クルーグマンが日本はスタグフレーションに陥りかけてるって言ったんですよ。
http://president.jp/articles/-/14177
エンゲル係数の話だってアベノミクス以降急激に上がってるのも上記の事から答えが導き出せるでしょう。
実質賃金ガー批判ってあなたが嫌ってる三橋と一緒になってアホなこと振りまいてた上念一派なんかがよく言ってますが、彼らも当初は実質賃金は上がってきてる!とか言ってましたよね?実際はそんな事起こらず物価上昇によって民間消費に悪影響が出ちゃったもんだからその批判逸らしで実質賃金ガーって言い始めたんですよね。
随分と都合のいい脳みそしてらっしゃるんですねリフレ派って。
2018年5月23日 at 23:17
>もそもの話、リフレ派はなぜか実質賃金を語るのに名目賃金と物価上昇率を無視します。実質賃金の統計の出し方知ってます?名目賃金から消費者物価指数を除することで求められる物です。
>日本の名目賃金どうなってるか知ってます?アベノミクス以降は特に変化なくやや上昇気味ですよ?その時点で新規雇用者によって平均が下がる論は通用しません。
実質賃金が平均値であることは理解されているんですね。ですが名目賃金も平均値であることは理解されていないようです。名目賃金も平均値なので、新規雇用者によって平均が下がる論は通用します。そもそも、平均値を消費者物価指数で除すると平均値ではなくなるとなぜ思い込んでしまったんでしょうか。理由を知りたいです。
2019年1月20日 at 01:59
> 実質賃金が平均値であることは理解されているんですね。ですが名目賃金も平均値であることは理解されていないようです。名目賃金も平均値なので、新規雇用者によって平均が下がる論は通用します。
文盲すぎないか?
上の人は,「新規雇用者によって平均が下がる論が正しいならば,名目賃金 (平均値) も実質賃金 (平均値) に合わせて下がるはず.しかし,実際には名目賃金は下がっていないので矛盾している.」と言っているのだが.
理解していないのはあなた
2018年5月11日 at 12:02
「月収が20万円から21万円に10%増えました。」とか書いてる時点でアホ丸出し。
2018年5月20日 at 07:58
私は金融緩和のアベノミクス第1の矢は正しかったと思っています。しかし、消費税増税は大失敗でした。政策面での第2、第3の矢は言っていることとやっていることがかなりずれていると思っています。一方で緩和し、一方で引き締めているわけですから、成功するはずがないでしょう。しかし、反リフレ派の円高・デフレ指向の考えには賛成できません。20年以上におよぶ長期景気低迷を引き起こしたのは円高・デフレ誘導の金融政策だったからです。大企業優遇、国民無視の政策は改める必要があると思いますが、過去の歴史を歪めて反リフレ派を正当化することは絶対にできません。今、少しづつ景気が回復基調になりつつあると景況指数が示していることは大変好ましいことです。若者の平均年収はまだまだ低いままですが、今後改善されていくことを切に願っています。
2018年5月21日 at 14:44
>月収が20万円から21万円に10%増えました。
釣りかと思ったが真面目に色々書いてるので釣りではないのか?
上記レベルの自称経済学者(笑)の戯言を真に受けている人達がいるのも事実。
今話題の懲戒請求で提訴告訴されてガクブルになってる中高年ネトウヨ。
2018年5月29日 at 13:41
で、皆さんどうですか?
賃金増えましたか?
生活良くなりましたか?
数字をこねくりまわして議論も楽しいですが、私にとっては「どれだけ金が入ってきたか」これが全てで、現実はまだまだ厳しいですね…
2018年5月29日 at 16:37
まあ景気はいいんじゃないですか、やっぱり
名目雇用者報酬、21年ぶりの高い伸び 1~3月期、雇用者数の増加や賃上げで
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HFV_16052018000000/
2018年6月4日 at 22:17
実質で見ろよ
2018年6月17日 at 09:58
ケインズが言うように労働者の体感的には名目の方が重要。そもそもブログ主がグラフにしている雇用者報酬(実質)では激増してますよ。人に言う前に自分が見ろよ。
2018年6月21日 at 01:53
体感的とか訳わからんこと言ってないで、事実的には増えてるわけなじゃないんだよ
ネトウヨの世界じゃ戦後ドイツやジンバブエが超経済大国にでもなったんか?ww
2018年6月29日 at 22:11
マクロ経済学の父であるケインズの言うことをわけが分からないと言われても・・・。そちらこそ事実的と言うのであればエビデンスを出すべきでは。
それと勝手に人のことをネトウヨ認定してるけど私は左翼です。アベノミクスは本来左派の政策という話ぐらいは聞いたことあるでしょ。ドイツやジンバブエのような極端な例を上げてはいぱ~いんふれになる~とオオカミ少年ごっこをしても、もう聞く耳を持つ人は少ないんじゃないですかね。ところで日本と同じ経済政策を行ってきた超大国アメリカという国はご存知ですか。
2019年2月5日 at 11:49
「労働者の体感的には名目の方が重要」という概念は貨幣錯覚が起こる要因として指摘されている。つまり名目賃金が一応上昇している現状の日本では労働者が好景気を「体感」していないとおかしく、NHKでも官邸の発表そのままに「景気回復」を報じてきたが、実際には貨幣錯覚は生じておらず大半の労働者はずっと不景気を実感し、デフレからも脱却できていない。
結局、ケインズ経済学の観点でも、名目賃金の上昇率が低すぎるんだよ。政府は本当は物価上昇させるつもりないだろ。
ケインズを引用するにしてもちゃんと概念を理解してからやれ。
経済学はお前の難癖を補完するためのものじゃない。
確かにそこらのネトウヨではなさそうだけど、その反対の政治的左派でもなさそうだな。単に無教養なネオリベに見えるが。
2018年6月15日 at 14:33
私は賃金はそこそこ上がったよ
生活は苦じゃないけど休みは欲しいな
2018年6月2日 at 20:42
どうでもいい事かもしれませんが、
財政出動しましょうよ
近々に迫っている脅威は北朝鮮ばかりじゃありませんよ、
南海トラフの地震の備えは仕分けされたままになってますよ、
安部君を信奉しすぎで民主のクソミソの
処理怠っちゃダメです
スーパー堤防でも作って世に資本をばら撒いてください
2018年6月29日 at 02:27
経済は普通成長するから、国民の全体の賃金は増えるのが当たり前。2%増が普通じゃないかな。このグラフはうまいですねえ。実際には全然増えてない。1%くらいじゃないか?
その下のグラフもリーマンショックからまだ回復しきれていないということを示している。騙されてることに気づいてくれ。頼むから。お前らのせいでどれだけの人間が不幸になってると思ってるんだよ。大手企業に就職して、初任給手取り17万。これが普通だと思うのは感覚が狂ってる。少なすぎるんだよの。全部安倍支持者のせいだよ。お前らさえいなければもっといい暮らしができるんだよ。勘弁してくれ。
2018年6月29日 at 22:19
安倍政権以降、初任給を引き上げた企業が続出しているのをご存じないようですな。
http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/086.pdf
2018年7月27日 at 03:11
三橋はネトウヨだが、アホノミクス批判は的確だと思う。
ただのサラリーマンにしか過ぎないブログ主ごときが、太刀打ち出来る相手ではない。
2018年7月31日 at 06:40
まず安倍政権は大企業優遇政策を施行してる。
企業は安い人が欲しいから政権は派遣法や高プロ法を導入。そして同時に高齢者の再雇用を法整備、パートの税金の壁を少し緩和。
その結果が記事の内容。
けど、その政策に投じた税金の分各種控除の減額や廃止、各種税金の増税、各種保険料増額…実際年収ごとの手取りは減り続けてる。
日銀がインフレ達成目標を再三の延期の末に諦めたわけで景気は良くなってないのは明らか。
2018年8月7日 at 05:32
まあブーメラン記事だね。添付のグラフ見れば一発で仕組みがばれる。もうちょっとフェアな記事を書けばいいのに
2018年8月27日 at 11:57
10年、20年前の実質賃金を見てから出直して下さい。
圧倒的に悪くなってます。
2018年9月1日 at 04:13
総雇用所得が上がったら景気がよくなる理由がわかりません。
例えば、アルバイターの雇用が100万人増えて雇用者報酬が増えても、ベースの給料が低ければ需要が増えていくとは思えません。
低賃金で、高級車やマイホームを買おうとはならないと思います。
生活していくだけで精一杯、当然生活するためには安い商品を求めにいくことになるでしょう。
購買意欲の低下で、インフレ率も低下しそうです。
2018年11月27日 at 17:53
その新規雇用された100万人は、それまでなにも支出してないわけです。いやまあ、その世帯の誰かからもらった小遣い分はあるかもしれませんが。
新たにもらうようになった給料がいくらであれ、そのうちのある程度はなにかに使うでしょう。それが100万人。まあ実際には300万人なんですが。かなりのインパクトにならないわけがない。
その人達が買いに行く「安い商品」はそれまで買われもしなかったものなわけです。これは有効需要の増大ですよね?
それで儲かったその商品を作っている企業は従業員に今ままでより給料を払うようになる。給料の増えた従業員は今までより少し良いもの、あるいは多く消費する。それで儲かった企業はまた少し給料を増やし、と以下スパイラルが続きます。
ただしこれには条件があり、そこで給料を増やさないと従業員に逃げられる、あるいは労働力を集められない、というくらいに労働需給が逼迫していることです。
実はここまでこないと賃金というものは上がらないんです。
(もちろん、中にはそこまで行かなくても儲かったら従業員に還元するという優良な経営者もいるでしょうが、市場全体で実現するにはここに到達する必要があります)
一般的に、経済の回復過程は川上から川下までのタイムラグが有り、その中で賃金の上昇は一番後で遅れてくると言われています。
一時期5%ほどもあった失業率はいま2%台半ばで、これが賃金を上げずに失業率が下がる限界だと言われています。そして事実この春の賃上げは近年にない水準になったと聞きます。
2018年9月6日 at 05:24
「景気が良い」というのは、簡単に言うと、消費者がお金をたくさん使い、企業もお金を使っている(設備投資している)状態です。
そうすることにより、血液に例えられるお金が社会を循環している状態になります。それが好景気。
で、みんなが意味もなくお金を使いすぎると、インフレだったり、バブル景気になったりするわけです。
さまざまな批判があっても、やはりアベノミクにはある程度の効果はありました。決して失敗ばかりではありません。
しかし、デフレ脱却には程遠い状態。その点は三橋氏の言うとおり。
個人消費が弱く、企業にいたっては、ほとんど設備投資をしていない状況。儲かった分をすべて貯め込んでいます。
また、それを人件費に使っているかといえば、そうでもない。その証拠として、労働分配率はほとんど上がっていない。
だから、政府は何とかして、国民にお金を使ってもらおうと、あの手この手を使いますが、それでもなかなか個人消費は上向きませんね。
高齢者に嫌われる覚悟がなければ、政治家は大胆な政策を打ち出せないし、デフレも止まりません。
2018年11月16日 at 13:33
契約関係で見ると分かり易いかな。
>消費者がお金をたくさん使い
此処までは良いのだけど問題はその先。
企業が設備投資に回す確約はなく
企業が従業員に対する賃金を
上げるという確約はなく尚且つ
「年金は破綻するのでは?」という
先行不安が何十年も横たわったまま。
この状態で勇敢にも(愚かにも)一人橋を渡り
渡った先で後ろを振り返っても誰も付いて
来ていないではないか!ということに
なり兼ねない。また自己責任が
蔓延るこの国では困った時は誰も
助けてはくれない。
また核家族化しているので濃密な
横の繋がりが薄い人も多い。
>個人消費は上向きませんね
「お前らが使わないからだ!」
個人(全体)を責める人を多々見掛けるが
上記が頭に浮かぶので金を使わないのは
致し方ないかなとも思う。
2018年11月16日 at 13:49
>企業が設備投資に回す確約はなく企業が従業員に
>対する賃金を上げるという確約はなく
役員でも一従業員でも良いけどこれまた
賃上げされたとしてもその人達が
使うという保証は何処にもない。
今度外国人労働者を入れるらしいけど
労働力+頭の弱い人達に生活ギリギリになるまで
(あわよくば借金してまで)金を使って
貰おうという思惑でもあるのかな。
全てはバランスなのだろうけど浪費推奨なり
過剰宣伝なりは社会不安を引き起こした
サブプライムローンにもなり兼ねない。
此処に於いて「使う・使わない」に於いて
必ず庶民は当事者として立たされメリットを
甘受しつつ無視出来ないデメリットも
被るのだけど他方で富裕層の人達は
当事者として立たされない。それが何だが
卑怯な感じがしなくもない。
でも真っ先に影響を受けるのは何処でも
末端だから何もおかしくもないのか。
2018年9月10日 at 11:57
いやいや馬鹿すぎる
新規雇用が増えて平均賃金が下がったという理屈なら名目賃金も下がる
デマブログは邪魔なので即刻削除しろ
2018年9月15日 at 02:24
体制を擁護したいんだろうけど、ブログにまで書いて必死だね。
言い訳しようともアベノミクスは失敗だよ。
ETFの買い支えがなくなった時点で急落。偽物。
ま、そのときにはアベは逃げていなくなってるだろう。後任がかわいそうだね。
いずれにしろ日本はめちゃくちゃになる。
2018年9月21日 at 22:02
進む国民の貧困化 実質賃金はピークの1997年から15%減
これが現実だよ。
雇用が増えると実質賃金が下がる理由は最初にパートやバイトが増えるから下がると。
その後に正社員が増えるから実質賃金が上昇する。そのためにタイムラグがある。
そのタイムラグがいつまで続くんだよボケ。安倍内閣が誕生してから6年経つのに、未だにデフレ、実質賃金は下がったまま。そして来年更に消費税10%増税へ。
更に国民は貧困化するわな。
2018年9月28日 at 13:55
こんな間違いだらけの記事がグーグル検索の「実質賃金」の上位2番目に位置してる絶望感
2018年11月16日 at 10:52
>こんな間違いだらけの記事が
>グーグル検索の「実質賃金」の上位2番目に
>位置してる絶望感
人が変わればコメント不可にしているから
コメント欄を開放しているだけマシかね。
下方の見苦しいコメントすら
消されてないし(その部分はマイナス)
2018年9月29日 at 00:08
『嘘つき安倍政権①』三橋貴明 AJER2018.9.25(5)
今年1月に厚生労働省は、賃金統計を取る際の企業のサンプルをごっそり入れ替えた。
1万社の内、前年の5千社外して新たに新規事業所を5千社入れたわけ。つまりサンプルが半分入替ちゃったわけ。サンプリング半分変わって前年比と比較するのはおかしいでしょ!同じ事業所=会社でやれよ。
対前年比でやるんじゃなくて、前月比でやれよと!
要するに実質賃金が上昇して3.2%プラスに見えたのは、こういうインチキトリックがあったわけだw
2018年10月15日 at 00:43
名目賃金が上昇するのは当たり前やろ
為替の影響無視してるアホは何なんだ?
名目賃金は通貨安の影響を受けないからプラスで、実質賃金は影響を受けるからマイナスだろ
2018年10月15日 at 00:49
金融緩和で金持ちの資産を目減りさせて、それを労働者に還元してる状況が見えてないから、経済政策語るなよ
2018年10月22日 at 02:18
月収が20万円から21万円に10%増えました。
↑この計算が理解できません
20万円の10%増は22万円だと思います
2018年10月23日 at 01:07
「実質可処分所得は、新規の雇用者が増加すれば平均値はさがるので低くなってるように見えるだけ、
国民全体の資産の量である雇用者報酬はあがってるのでこれでよいのだ」っていうペテンも時々見られる。
雇用者報酬が上がっても一人あたりの実質可処分所得が減っていれば、
それは移民などで低賃金の労働者が国内で増えていっているに過ぎなく、
どんどん一般的な国民の生活レベルが低下していってることを意味している。
又、格差が拡大して、一部の人間が資本を増やすだけでも雇用者報酬は増える。
雇用者報酬の伸びやGDPなどはそういう罠があるので国民の生活レベルをみる指標に使えない。
それらが増えていても国民が苦しくなっていきえるから。
重視するべきは雇用者報酬ではなく、「実質可処分所得の中央値(平均値ではない)」。
これはごまかしがきかない。
全労働者の中間にあたる人の実質可処分所得が増えて行ってるかどうかがその国の平均的な国民の生活レベルと最も近似すると思います。
2018年11月1日 at 17:54
実質賃金の算出方法って詳しく知らないけど、名目賃金が元になってるんだから、名目と実質で同じように動かなければこの主張はおかしいと思うんだけど。
2018年11月5日 at 16:47
すごいなここまでフルボッコ状態とかw
ここまで的外れ詭弁垂れ流せるのも才能だね誇れよwネトウヨw
悔しすぎて精神病発症するねネトウヨヒトモドキくんはw
目から血出して発狂してそうw
実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金実質賃金
はいネトウヨヒトモドキさん好きなだけ発狂しなwよほど主張されると都合が悪いようだwエンゲル係数は外食が多くなったからダーwとかもっと面白い悲鳴聞かせてよヒトモドキウヨ猿くんwww
2018年11月20日 at 23:31
ありゃりゃ嫌儲からのお客さんかな?ネトウヨと同程度のクズはどうかハングル板のネトウヨとともにとぐろ巻いててください。
2018年11月5日 at 16:51
月収が20万円から21万円に10%増えました。
クソワロタwwwwwwwwwこいつ基礎的な算数もできてないぞこのバカウヨwwwwwwwww
中卒低学歴の受け皿がネトウヨ下痢サポになってるのは確実のようですw
月収が20万円から21万円に10%増えました。(ドヤヤヤヤヤ
塚本幼稚園で幼稚園からやり直せよ池沼ネトウヨヒトモドキサポーターズw
もうないからあの世で勉強し直しなw
2018年11月16日 at 10:45
>ヒトモドキ
ヒトモドキなのは君だろ。トランプですら此処まで酷いコメントはしないだろう。そもそも右翼は低学歴の専売特許ではない。左翼にも同じように居るだろう・・・どの業界でもピンキリという言葉があるように先端があれば末端あり。
2018年11月20日 at 23:34
>しかし物価が10%も上がってしまうと、これまで毎月20万円かかっていた生活費が22万円も必要になる。
その次の物価の話ではちゃんと計算できているので単純なミスですね。
まあ、記事投稿する前に見直すくらいしろよとは思いますが。
2018年11月10日 at 18:08
実質賃金だけで経済政策語る政治家いるよね
民主党の政策通と言われている人がテレビでやっててドン引きした
給料が上がらなくても不景気になったり為替が急騰して産業の空洞化が起これば
工場の移転にともない給料の安い期間工から切られていけば実質賃金が上がるケースもあるし、逆に雇用拡大で新人が増えたりパートが拡大すれば給料が増えていても実質賃金が減る事もある
2018年11月14日 at 12:46
・給料が上がらなくても~
→つまり購買力が落ちてる
・安い労働力が減る
→労働者は増えてるし、元が安い労働力が増えたからって主張だったよね
・雇用拡大で安い労働力が~
→名目が元なんだから、名目も落ちてないとおかしい
2018年11月12日 at 17:50
実質賃金は平均値だからあらゆる点において
「実質賃金が低下=国民が貧しくなっている」
とは言えない。色々なデータを見ましょう。と言っている。
でも、「少なくとも日本全体で見ればその傾向にある。」
ということは言える。平均値だから。
これだけの話なのでは?
2018年11月14日 at 12:53
そんな話じゃないでしょ
実質賃金という指標が役に立たないなら、なぜ役に立たないのかを説明しないと
2018年11月28日 at 22:35
なかなか数字に弱い人が記事書くとこうなるという典型。
全てのグラフを2000年からで統一しましょう。
働き始める人じゃなく辞める人の事も考えましょう。
なぜ非正規が増えているのか想像しましょう。
平均賃金は、財布のゆとりの平均。平均的にゆとりがない国民を生み出したのがアホノミクス。
2018年12月14日 at 21:37
現政権を擁護するのは本人の自由だが、あまりにお粗末すぎる
自称であれ経済評論家を語るならもっともっともっともっと勉強しましょう
このザマじゃツッコミコメントが殺到するのも当然ですよ
2018年12月16日 at 02:35
なぜかこの記事(およびネトウヨ界隈)では「実質賃金は平均だからシンプソンのパラドクスが生まれる」という、どこかで見たようなコピペ議論が展開されていますが、
あのさー、
名目賃金も平均ですから!
上記の理屈は名目・実質の比較には使えましぇーん
笑
そこ、気づいてた?まさか気づかないで議論してた?
気づかないで議論してたってことは完全コピペだってことだよね笑
2018年12月19日 at 16:23
私は経済学初心者のいち労働者です。自分の生活だけで必死で政治も経済もそこまで興味はありません。というより皆さんがしている議論のように数字の罠や色々な情報が錯綜していて考えるのをやめていると言った方がいいかもしれません。20代ですが個人的に収入が増えた実感は無く住宅も車も買う余裕は無いです。周りを見渡しても同じ感じです。というより景気が良い時代を経験していない世代なので景気が良いって何?って感じです。
皆さん、右翼、左翼等それぞれの立場で色々と難しい議論してますが、では実際『自分だったらどういう政策をしたら良いのか』を教えて欲しいです。
2019年1月13日 at 16:38
チートですね笑
2016年 2017年
Aさん 40万 35万
Bさん 30万 25万
Cさん なし 15万
平均額 35万 25万
合計額 70万 75万
ならどうです?
高橋洋一氏をはじめ、リフレ派はよくこういう印象操作をやりますよね
あなたたちもう、誰からも信用されてませんよ
クルーグマンさんみたいに反省すればともかく、チートを続ける限りあなた達は進歩しません
2019年1月31日 at 22:37
さぁ過去のこの記事を削除しますか?w
嘘ばかりの統計でできたもので机上の空論にさえなってない
まさに無様ですねwww
2019年2月2日 at 09:50
政府が作った嘘数字を信用して糞みたいな記事書くって糞ワロタww
無様ww
2019年2月3日 at 08:36
実質賃金ガー!って騒ぎたい人達にとってこのブログ記事は都合が悪いのだろう。
統計ガー!ってコメントしてる人は↓の記事も読んだほうが良いのでは?
これがアベノミクスの粉飾統計???
https://hirohitorigoto.info/archives/405
2019年2月4日 at 14:00
賃金偽装発覚で記念カキコw
2019年2月5日 at 18:45
哀れなネトサポブログ
2019年2月5日 at 21:23
結論。政権の転覆を目指す人間はテロリスト。