このホームページは,栄光ある帝国陸海軍の消滅を心から哀惜し,その真面目 (良いことも悪いこともすべて) を後世に伝えるために,さまざまな資料を勉強をしている,一個人が運営しております。
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軍装界には,大小さまざまな研究会があり,隆盛を誇っておりますが,わたしは,そのいずれにも属しておりません。
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最終更新日 平成17年 2月20日 このホームページは数ヶ月ごとに、不定期に更新しております。
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帝国陸海軍が消滅してから,60年になります。
思えば,日清・日露の戦争で勝利した時を頂点に,それ以後の日本陸海軍は,シベリア出兵で無名の師を起こして,世界の鼻つまみ者となり,ついには満州事変を引き起し,「国民党政府を相手とせず」などど、三歳児にも劣るような思考停止状態に陥り、あげくの果てにはやけのヤンパチで世界中を相手に戦争をはじめ,ついには日本を滅亡に追いやりました。
明治時代に栄光に輝いた日本陸海軍が,なんで,こんなバカな戦をしたのでしょうか?
いくら考えてもわかりません。いくら本を読んでもわかりません。
でも,いくら愚鈍な私でも,中年を過ぎてようやくわかりかけてきました。
原因は,日露戦争で獲得した利権にあったのではないでしょうか?
貧乏人が,10万人の犠牲と,二十億円の国帑を費やし,アメリカのルーズベルトという絶妙の「止め男」を奇跡的に味方にして,薄氷を踏む思いで,ようやく講和に導いた日露戦争。
そのときに,樺太の南半分だけで満足していればよかったのに,満州の利権と朝鮮を手に入れてしまった。
昨日までは,食うや食わずの貧乏人が,たちまち,店子付きの長屋と蔵を手に入れてしまったようなものである。
その,長屋と蔵を守るために,いかに悪辣な手段を使っても,ちっとも良心の呵責を覚えることがなく,そればかりが,隣の家や土地までをも欲しがり,みじめに自滅したのが,日本の昭和史ではなかったか?
結論を言いましょう。貧乏人は、持ちなれない金を持ってはいけないのです。貧乏な日本は、思わぬ財産を手にして、気が狂ったのです。
孟子の中に、「狼疾の人」というのがあるそうです。指一本の損失が惜しいばかりに,肩や背中までを失ってしまうことに気がつかない人のことだそうです。
指を,おのれの自我,と考えたのが,小説家の中島敦でした。指を,満州の利権,と考えたらいかがでしょう?
現在の日本だって,「指」はいくらでもたとえられます。会社での地位や面子だって,マイホームだって,学歴も,収入も,大切な仕事も,こどもの進学も,みんなみんな,「指一本」かもしれません。
まるで,日本人のためにあるような、含蓄のある言葉です?
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