「第112回京都記念」(GII・10日・京都・芝2200メートル)に挑むダンビュライトはハイレベルだった昨秋のオールカマーで3着。2200メートルでGII勝ちがあり、この距離は得意。鞍上が過去2戦全勝と好相性の松若に戻って、タフな馬場への対応に秀でたアピールポイントをフルに発揮しそうだ。
ダンビュライトは5日、栗東坂路を馬なりで単走。4F59秒3-15秒7でまとめ翌6日の追い切りに備えた。「変わりなく来ている。テンションは若干ましになったぐらいですが、ゲートは安定してきました」と浜田助手は順調ぶりを伝える。
連覇を狙った前走のAJCCは直線で伸び切れず6着。「ちょっと消極的な競馬だった。切れ味勝負では分が悪いですし、スローの時点で動いてほしかった」と厳しい表情でレースを振り返った。
今回は17年12月の準オープン戦以来、久々に松若の手綱に戻る。「2戦2勝ですし、手が合うんじゃないかな。京都は菊花賞(5着)以来だけど、今の時計がかかる馬場はいいと思う」と歓迎ムードだ。
「近走はこの馬らしい競馬ができていないけど、それでも着順はそこまで崩れてはいない。脚を使えるこの距離なら」。1年以上勝利から遠ざかっているものの、その走りから陰りは感じられない。実績ある距離で強い4歳世代を撃破し、輝きを取り戻す。