【競馬・ボート・競輪】[競馬]共同通信杯 ゲバラ、クラシック戦線に革命起こす2019年2月6日 紙面から
まだキャリア1戦の身ながらゲバラが「第53回共同通信杯」(GIII・10日・東京・芝1800メートル)に格上挑戦する。スタートで後手に回って追い込むという粗削りな走りながら高い素質を見せつけ、新馬戦を完勝。その名の通り、クラシック戦線に革命をもたらすか注目される。 ◆新馬戦は楽勝素質が違う。ゲバラの新馬戦には、大器の片鱗が随所に見て取れた。スタートはゆっくり、ダッシュがつかず後方2番手から。だが追走ぶりは余裕十分。勝負どころで他馬の鞍上のアクションが激しくなる中、軽く気合がつけられただけで直線に向くと外から一気に前に並びかけ、最後は1馬身突き放した。 このレースぶりに伊藤大師は「4コーナーでは鳴くし、直線では物見して外、内と寄れるし」と苦笑い。それでもきっちり勝ち上がったあたりを評価。「完成度という点では劣るかもしれないが、一度使って良い意味で馬に余裕が出て、体に柔らかさも出た。上積みは大きい。伸びしろの分でここに挑戦させようと決めた」と期待する。 ◆府中合いそう初戦を京都にしたのは、中山が除外ラッシュだったことと、広いコースの方が合うと感じたため。「そういう意味で東京コースは良いと思うし、向正面が長い東京の1800メートルという距離も合うと思う」と同師。 ゲバラといえばキューバ革命を成功させた政治家。重賞勝ち馬2頭を筆頭に一気に相手は強くなるが、その名の通り今春のクラシック戦線へ向けて革命を起こしたい。 (美浦取材班)
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