10年前、2004年の自分は
「WinMX」にガチガチにハマってました。
懐かしいですね!WinMXの思い出・・・。
寝るときも、学校に行くときも、絶えずPCをつけっぱなしにして起きた時や、帰ってきたときに、どれくらい落とせたかどうか確認するのが楽しみでしょうがなかったです。
また、これだけ依存してしまった大きな理由は、「茶室」の存在ですね。
ちょっと、いろんなことを思い出してしまったので、恒例の書き込んでみます。
■WinMXの思い出
【WinMX】
2003年頃(?)から流行りだしたファイル共有ソフト。
僕自身は2004年から始めて、バージョンは3.3と3.51とかだったかな?3.51のバージョンアップで大きくUIが変わったんですよね。
当初はアメリカのサーバーでした。取締りで一時使用不可になりましたがすぐに、スウェーデンだかフィンランドのサーバに移行し利用できるようになった思い出があります。
【日本語化ツール】
WinMXはもともと海外のソフトなので、デフォルトは英語表記です。それを日本語にするツールあり、まずMXをDL(ダウンロード)したら初めにこのツールを入れてあげます。
【猿人でもわかるWinMX教室】
MXを導入するにあたり、初期設定や日本語パッチ、利用方法など、やさしく記述しているサイトです。
ちなみに、まだありましたが・・・?
http://page.freett.com/kaburana2/
こんなデザインだったかな??当時とは別サイトかも。
【Q】
Qとは欲しいファイルを相手にリクエストすることです。
例えば、僕が特定のファイルを探し、検索すると検索結果にずらーっと出てきます。その中でAさんのファイルをDLリストに入れると、AさんへQしたことになります。
Aさんが他にもたくさんQされていると順番待ちになります。
ex:Q13=自分の前に12人DL待ちの人がいる。
【UP0】
UP0とはアップロード0(ゼロ)の略です。
MXは初期設定で、自分が共有しているファイルに相手からQされるとQ1の人から、勝手にUL(アップロード)を開始してしまいます。それを防ぐのはUP0というツールです。
これを入れてあげることで、MXの設定の同時UL数をデフォルトでは1以下までの設定を0にすることが可能です。
【帯域】
MXはDLとULの帯域を設定することが可能です。例えば、上り下りともに100kbpsが限界だとして、半分の50kに制限したら、それを越えないようにMX側で調整されます。僕自身は当時ADSLだったので、上りと下りの速度が違ってULは80kbps、DLは150kbpsくらいが限界だったと思います。
相手が光だったり、自分が共有しているのが大きいサイズだったりすると性格の悪い人は、帯域をいじって同じ時間にお互い終わるように調整してきます。
あと、酷いのは同時交換と言った直後に帯域を絞られ、持ち逃げされるというとんでもない輩もいました
【IM】
インスタントメッセージの略。
MX上で相手へ個別にメッセージを送ることができる機能です。人によっては、Qをする前にまずIMを送れ(挨拶をしろ!)とかありました。
また、音楽協会を装った人からIMが来ることは日常茶飯事でしたね。
【カウンター、MXモニター】
カウンターとは、お互いがQをしていて、相手がUL開始するとこっちもULする行為の事です。
これを自動化させたのがMXモニター、通称「MXモニ」です。このツールは日本語ツールやUP0のようなパッチツールではなく、MXとは別に起動が必要で、連動するツールです。
これを起動しておけば、自分自身がPCから離れていても欲しいものにQして放置→それをみた相手が自分側のファイルにQしてUL
→勝手にUL開始→交換成立(自動)というすばらしいツールでした。
【虫籠】
無視リストのこと。
MXモニで禁止ワードやいくつ以上の同時Q、はたまたIMナシのQなど自身が設定した条件をされると、その相手はQリストにはいかずに虫籠をいってしまう。
ブラックリスト的なものです。
【MX上のHN(ハンドルネーム)】
MX上の名前は任意ですが、みんなそれぞれ自分の環境や、要望などを書いていたりしましたね
例①
あまけん(モニ・火・光)
《モニ》
上記のMXモニター使用しているので同時交換可能だよってこと
《火》
火とはファイヤーウォールのこと。※ポート開放で説明します。逆に火じゃないこと(開放してる人)を「非」と呼んでいた。
《光》
光ファイバーのこと。これは当時はADSLやISDNのほうが割合を占めていたので光というのは他から神扱いされていた。
例②
あまけん(●●連合No.13)
これは、よく茶室(チャット部屋)等での馴れ合いで、こういった連合とかを作っていて、HNに記載しているのをよくみかけました。
例③
PV音楽大募集(基本交換のみ)
このHNは俗にいう、ステハン(捨てハンドルネーム)です。こういったHNは茶室等では嫌われ、相手にされません。MXでコミュニケーションをとるなら避けるべきです。
【茶室】
チャット部屋のこと。
茶室の検索一覧画面があり、そこに多数の茶室があった。ジャンル別に、喧嘩部屋、交換部屋、アニメ部屋、仲良し部屋など。。
同じ部屋に入り浸る常連のことを住人と呼び、チャット部屋の作成者を管理人と呼んでいた。
茶室は誰でも作れるわけではなく、ポート開放している人のみ作れた。
管理人にだけできる機能が、いくつかあり、茶室の非公開、特定の人を追い出す(ban)、二度と入場できないようにする(永久ban)などあった。
また、管理人の権限は、一部分けることもできて
管理人の下(サブ)みたいなこともできた。
【主クラ】
交換機能を持たない、チャット機能だけをもったクライアントのこと。正式名称は忘れたが、主クラやぬしと呼ばれていた。
このツールもMXとは別に起動するもので、とくに本体(MX)との連動もなく本当にただ、茶室に入るだけのクライアントツールです。
【ポート開放】
これは、環境上難しかったり、理解ができなかったりなどして開放できない人はたくさんいた。
簡単にいうと、ファイヤーウォールを解除して開放することです。
当時ポート開放する為には3つのファイヤーウォールの解除が必要だった。
①OS(XP)のファイヤーウォール
②セキュリティーソフトのファイヤーウォール
③モデムのファイヤーウォール
①と②に関してはPC上で設定できるので、自分自身で可能だが③はプロバイダーの契約番号等が必要な為、当時実家住まいの僕は無理でした。
※ダメもとで親に頼んでみたが、すごくしかられたのを覚えている
③の理由はADSLやCATVだけに発生していた理由かもしれない
よく覚えていないが、ISDNや光はそもそも開放されているのかも
開放できてない人を「火」と呼び、開放してる人は「非」と呼んだ。火だといくつか制限があり、まず速度が若干落ちる。それと火同士(開放してない同士)だと交換ができない。あと茶室を作ることもできなかったはずです。
【共有ファイル】
相手のプロフィールを見るような感じで、相手の所持しているファイル一覧を見ることもできました。
共有ファイルは多い人だと何千、何万も持っている人もいたので一覧がすべて表示するまでに相当時間がかかってしまう人もいました。そういう人は、共有上は整理していて、実際のファイルは退避して、リストだけを共有しとくって人もいましたね。
ex:(退避)ドラゴンボール全●●話
共有ファイルの拡張子は、映像ファイルはaviかmpg、音楽ファイルはmp3、音楽アルバムや漫画などはrarやzip等のアーカイブで共有されてましたね。
mp3ばかりの共有者は一見多く見えるが、内容がたいしたことないので嫌われてました。
逆にアニメなどはDVDで詳細も明らかなのが好まれていました。
ex:《DVD》【ドラゴンボール】第1話「●●の巻」(●m●s、△△bps)←大きさや映像時間など
あと、共有ファイル内をAAにしてる洒落た人とかいましたね。たしか、それようのツールもあったはずです。タイトルがAAになるようなファイルを作るソフトが。
(; ゜Д゜)ふー。
色々思い出したー!
まだまだ、ありそうですが
これぐらいにしときましょうかっ!
以上!
WinMXの思い出でしたー。