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【羽ばたけ中部勢】

享栄高ソフトテニス都築岳良 アジア大会へ練習励む16歳

2019年2月6日 紙面から

将来の飛躍を目指してラケットを振るソフトテニスの都築岳良=名古屋市の享栄高校で(川越亮太撮影)

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 アジアを中心に多くの選手がプレーし、昨夏のジャカルタ・アジア大会で日本勢が複数の金メダルを獲得するなど大活躍をみせたソフトテニス。東海地区の今後を背負って立つ可能性を秘める選手が都築岳良(16)=愛知・享栄高1年=だ。入学直後から公式戦に出場して先輩に劣らぬ活躍を見せており「テニスは硬式だけではない。ソフトテニスも面白いことを見せたい」と意気込んでいる。

 今は球を追うことが楽しくて仕方がない。コートに立ってラケットを振っている都築の表情は充実感にあふれている。将来への飛躍に向けて、練習で足腰やフォームを鍛え続ける毎日。たとえ左右に球を振られても、決して弱音を吐かない。

 「練習がとても楽しいんです。将来につながると思っていますから・・・。毎日成長を感じますし、やれるという手応えがあります」。こう語る顔にはあどけなさが残るが、球を追う時の眼光の鋭さは先輩顔負けだ。

 テニスは硬式の方がメジャーといわれている。今年も全豪オープン女子シングルスの大坂なおみの優勝が話題を呼んだ。しかし、都築は硬式への転向を考えたことが一度もないという。あくまでソフトテニス一本。母親の影響で始めたプレーの魅力を熱く説明する。

 「球の変化とか相手や自分たちの陣形だとか、いろいろ考えながらプレーできることですね」

 ソフトテニスはダブルスで行われることが多く2人のコンビネーションや相手との駆け引きが重要だ。さらに、球が軽いため、屋外なら風やコートの影響も受ける。全てをしっかり把握しなければ、勝てない。「将棋やチェスと同じかな…。ソフトテニスの方が断然楽しい」と都築は語る。

 ただ、高校に入ってからは戸惑いも覚えたそうだ。後衛を務めているが、球の速さは桁違い。対応しきれないことも多い。しかし、そこは負けん気の強い性格。公式戦では昨年12月の愛知県選抜大会の団体戦で3位に入るなど、着々と実力をつけてきている。

 そんな都築に同校ソフトテニス部の中川孝浩顧問(38)も期待をかける。最も評価するのは心のタフさ。「先輩と一緒のダブルスで普通は硬くなりがちだが、都築はそうではない。大きな可能性を持っています」。都築の最終的な夢はインターハイなど国内の大会で活躍して、国際大会でラケットを振ることだ。

 「上のレベルで勝つには一段も二段もレベルアップしなければ・・・。アジア大会とかに出られるような選手になります」。五輪の種目にはないが、2026年には地元・名古屋でアジア大会が開かれる。大きな志を実現するため、今はひたすらラケットを振って球を追い続ける。 (川越亮太)

 ▼都築岳良(つづき・たから) 2002(平成14)年4月27日生まれ、名古屋市出身の16歳。168センチ、58キロ。高針小3年の時にソフトテニスを始め、日進ジュニアクラブでプレー。桜山中時代は2年生の時に東海大会で3位に入る。享栄高では入学直後からインターハイ愛知県予選などに出場している。

 

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