中日の松坂大輔投手(38)が5日、チームを離れ渡米した。球団発表によると、グリーンカード(永住権)の取得手続きのためで、4日に沖縄から東京に移動し、5日に日本を離れた。
西山球団代表は「(米国から)日にちを指定されました。キャンプインする辺りにその話になった。審査は終わっているので、手続きをして、すぐとんぼ返りします」と説明。4、5日で帰国する予定だという。
中日ではビシエドが米国市民権を取得するため、シーズン中に離脱したことが記憶に新しい。一昨年の6月中旬に渡米し手続きが長引き、7月に取得せず帰国。結局は昨年4月に取得したが、一頓挫あったことがある。ただ、関係者によると松坂はグリーンカードの更新のようで、同代表も「ビシエドのようなケースではない。第2クール中に戻ってきます」と明言した。
それでも松坂は今キャンプ一度もブルペン入りしていない。スロー調整を示唆しているが、さらに調整遅れを余儀なくされることになりそうだ。与田監督も「決してプラスになる話じゃない。でもどうしようもないこと」と表情は硬く、今季の沖縄での実戦登板については「低くなる可能性はありますが、ゼロとは思っていない。戻ってから状況を確認します」と話すにとどめた。