横田 里菜さん
文理選択に悩んで親と揉め、挙句の果てに担任の先生を交えて三者面談することになりました。結局自分の学びたいと思う学問を考え、文系に進むことに。合格した今だから言えることですが、自分の意志で選択してよかったと思います。高校生になりたてということもあり、勉強も含め、高校生活はとても楽しいものでした。高校になって初めての体育祭、文化祭は大変いい思い出です。家では2時間ほど勉強していました。ほとんどが学校や塾の宿題などで、自主学習はほとんどしませんでしたが、宿題の内容はしっかり理解するようにしていました。空いた時間には読書をよくしていました。
文理で授業が分かれ、世界史、日本史が始まりました。この二つの授業は楽しいですが、暗記の量がとても多いので苦心しました。結局どちらもそこそこにしか勉強できず、模試では悪い結果ばかりでした。コツコツやればよかったなあと思っています。この時期に英検の準1級を目標に英語の勉強に力を入れ始めました。これがセンターや二次の対策になりました。
志望校をぼんやりと考え始め、勉強にも力が入ってくる時期でした。しかしまだ受験生という意識が薄く、緊張感はなかったように思われます。1年生の時から宿題はしっかりやってきたので基礎の力はしっかりついており、センター模試の点数、主に英語と国語が大きく上がりました。記述模試でも英語と国語は良い結果が出せていました。しかし数学と世界史は依然として点数が上がりませんでした。アクシスの先生に相談し、映像授業をとるなどの措置をしました。
夏になり、やっと受験生という自覚を持ちました。志望校をアクシスの先生と具体的に決め、第一志望の慶應大学に必要な科目だけにしぼって勉強しました。チャンスは多いほうがいい、ということで推薦入試と一般入試どちらにも挑戦することにしました。英語の京大オンラインの先生とは慶應の過去問をしました。受験を経験した先生ならではのアドバイスがたいへん効きました。小論のほうはベテランの先生のオンライン講座をとり、小論の技術をつけるところから始めました。一般入試、推薦入試のどちらも中途半端にするのではなく、どちらも受かるつもりで本気で勉強しました。
書き直しも含めて毎日2、3回、小論文を書きました。また、学校の先生やアクシスの先生にすすめられた小論に関する本を片っ端から読み、知識も増やしました。なかなか良い小論が書けず苦しかったですが、慶應に行きたいという思いを強く持って続けました。英作文は、毎日2、3題にとどめましたが、ポイントや重要な表現はノートに書きため毎日見直しました。慶應の自己推薦の入試に行く前日にアクシスの先生に励ましの言葉をもらい、楽な気持ちで行くことが出来ました。本番ではやはり緊張し、試験はじめの15分ほどは内容が頭に入ってきませんでしたが、集中することで何とかすべてやり遂げました。ここで受かるとは思っておらず、次の一般に向けて気を抜かず勉強していました。
古典の先生が言っていました(笑)。毎日コツコツやれということらしいです。