2016年06月28日
2016年06月28日
無が転職エージェントに相談
先日、DODAという転職サイトのエージェントと会って話をしてみたのだが
やはり職歴3ヵ月の男を受け入れる会社はほとんどないのが現実だった。
DODAは某都市の綺麗な高層ビルの20fぐらいの場所にあった。
ビル内は入り組んだ構造になっていて、エレベーターも数階上までしか行かない小エレベーターとか中エレベーターとか
種類が色々あって混乱したから警備員のおじさんに「すみません。20fまで行くエレベーターはどこにありますか?」
と尋ねたら「そこにあるやんけ」て指さして教えて貰ったので、敬語ぐらい使えねえのかと思いながらお礼を言ってDODAオフィス行きのエレベーターに乗る。
DODAはピカピカの壁と床に囲まれた綺麗な一室にあった。
受付で名前を伝えると、資料と部屋番号の書かれたプレートを渡され、部屋に向かってエージェントを待つ。
しばらくするとエージェントが部屋に入ってきた。その手にはカップに注がれたお茶が握られていた。
お茶まで用意してくれるなんて、そんなお客様待遇してくるのかと少し驚いた。
名刺を貰ってお互いに簡単な自己紹介を済ませると、まずはDODAの活用方法の説明から始まった。
そこらへんはどうでもいいから割愛させてもらう。
本題に入る。
とりあえず一緒に求人状況を見てみましょうと部屋に置いてあるPCで求人検索をすることに。
サイトに登録した時点で職歴や希望職種等、基本的な情報は登録してあったが、
口頭でもお客様の利益とかビジネスとかとはもう距離を置きたかったので営業は絶対NG、無理ですと要望を伝えておく。
そして求人を探してもらう。
そして出てきた求人は関西圏では3件。
全国でわずか10件。涙も出なかった。
エージェントの方が言うには、職歴3ヵ月というのももちろんネックになっているが、そもそも事務は「利益を生まない仕事」なので需要がない。
事務の職歴があっても転職できる人は少ないとのこと。
こういう事態になることは覚悟していたが、だからと言って絶望しないわけではない。
絶望して無になった僕が蚊の鳴くような声で「簿記2級ぐらい取ったら……」と聞いてみても「派遣という形なら可能性は……」という無が返ってくるだけだった。
無「派遣という形で事務の職歴を積んで、そこから正社員を目指すという道はありますか?」
エージェント「一度派遣という立場になってしまうと、正社員になるのは中々厳しいんですよね……」
抵抗は続く。
無「病院事務なら……前に最終面接まで行ったことあるし可能性はあるのでは」
エージェント「病院はまさに女性の職場ですからねえ~。最終面接までいけたのも新卒だったからだと思いますよ」
この時は心の底から新卒で事務に入り込まなかったのを後悔した。
エージェント「営業ならあるんですけどね~(それでも全国で50件とか)」
無「ははっ」
方向性を変えてみた。
無「工場とかどうですか……黙々とやれるような仕事で……」
エージェント「営業に疲れたから工場でゆっくり仕事したいって人いるんですけどね。ただ工場の求人も少ないですよ」
工場なんて誰でも雇ってもらえるやろっ、なんで求人ないねんと思うかもしれないが、
そういう誰でも雇ってくれるような会社はわざわざDODAのような転職会社を利用してエージェントを介してまで人を選別しようとは思わないのだ。
エージェント「工場ならハローワークさんの方で探してもらった方がいいと思います」
無「はい」
今後はエージェントが可能な限り求人を探すので、事務の求人が見つかったら全部に応募していくぐらいの気持ちでやっていきましょうと言われ、その日の面談は終わった。
面談中に病院事務を目指せないかと聞いたが、実はDODAに来る前にハローワークの方でも相談をしていたのだが、
病院での男の事務員は立場が弱く、医者や看護師から板挟みにされ、エージェントが言っていたように女の職場なので陰湿ないじめ嫌がらせも珍しくないらしい。
ハローワークにも精神を病んだ男の事務員が転職を求めて相談しにくることが多いとのことだった。
僕も営業という仕事自体も自分に合わないと感じていたが、そもそも僕が無理になる引き金を引いたのは職場の人間関係だったのだから、そんな女の職場に入り込んでも結局無になってしまうのでは……と不安がある。
仕事は人間関係で決まるという言葉が分かるようになってきた。
いつも人間関係で無になる僕がやっていける仕事とは……
とりあえず簿記2級は取っておこうと思って、ちょっとずつ勉強してる。
取っても就職は厳しいのは分かるけど何もないよりは確実にマシだと思うので。
やはり職歴3ヵ月の男を受け入れる会社はほとんどないのが現実だった。
DODAは某都市の綺麗な高層ビルの20fぐらいの場所にあった。
ビル内は入り組んだ構造になっていて、エレベーターも数階上までしか行かない小エレベーターとか中エレベーターとか
種類が色々あって混乱したから警備員のおじさんに「すみません。20fまで行くエレベーターはどこにありますか?」
と尋ねたら「そこにあるやんけ」て指さして教えて貰ったので、敬語ぐらい使えねえのかと思いながらお礼を言ってDODAオフィス行きのエレベーターに乗る。
DODAはピカピカの壁と床に囲まれた綺麗な一室にあった。
受付で名前を伝えると、資料と部屋番号の書かれたプレートを渡され、部屋に向かってエージェントを待つ。
しばらくするとエージェントが部屋に入ってきた。その手にはカップに注がれたお茶が握られていた。
お茶まで用意してくれるなんて、そんなお客様待遇してくるのかと少し驚いた。
名刺を貰ってお互いに簡単な自己紹介を済ませると、まずはDODAの活用方法の説明から始まった。
そこらへんはどうでもいいから割愛させてもらう。
本題に入る。
とりあえず一緒に求人状況を見てみましょうと部屋に置いてあるPCで求人検索をすることに。
サイトに登録した時点で職歴や希望職種等、基本的な情報は登録してあったが、
口頭でもお客様の利益とかビジネスとかとはもう距離を置きたかったので営業は絶対NG、無理ですと要望を伝えておく。
そして求人を探してもらう。
そして出てきた求人は関西圏では3件。
全国でわずか10件。涙も出なかった。
エージェントの方が言うには、職歴3ヵ月というのももちろんネックになっているが、そもそも事務は「利益を生まない仕事」なので需要がない。
事務の職歴があっても転職できる人は少ないとのこと。
こういう事態になることは覚悟していたが、だからと言って絶望しないわけではない。
絶望して無になった僕が蚊の鳴くような声で「簿記2級ぐらい取ったら……」と聞いてみても「派遣という形なら可能性は……」という無が返ってくるだけだった。
無「派遣という形で事務の職歴を積んで、そこから正社員を目指すという道はありますか?」
エージェント「一度派遣という立場になってしまうと、正社員になるのは中々厳しいんですよね……」
抵抗は続く。
無「病院事務なら……前に最終面接まで行ったことあるし可能性はあるのでは」
エージェント「病院はまさに女性の職場ですからねえ~。最終面接までいけたのも新卒だったからだと思いますよ」
この時は心の底から新卒で事務に入り込まなかったのを後悔した。
エージェント「営業ならあるんですけどね~(それでも全国で50件とか)」
無「ははっ」
方向性を変えてみた。
無「工場とかどうですか……黙々とやれるような仕事で……」
エージェント「営業に疲れたから工場でゆっくり仕事したいって人いるんですけどね。ただ工場の求人も少ないですよ」
工場なんて誰でも雇ってもらえるやろっ、なんで求人ないねんと思うかもしれないが、
そういう誰でも雇ってくれるような会社はわざわざDODAのような転職会社を利用してエージェントを介してまで人を選別しようとは思わないのだ。
エージェント「工場ならハローワークさんの方で探してもらった方がいいと思います」
無「はい」
今後はエージェントが可能な限り求人を探すので、事務の求人が見つかったら全部に応募していくぐらいの気持ちでやっていきましょうと言われ、その日の面談は終わった。
面談中に病院事務を目指せないかと聞いたが、実はDODAに来る前にハローワークの方でも相談をしていたのだが、
病院での男の事務員は立場が弱く、医者や看護師から板挟みにされ、エージェントが言っていたように女の職場なので陰湿ないじめ嫌がらせも珍しくないらしい。
ハローワークにも精神を病んだ男の事務員が転職を求めて相談しにくることが多いとのことだった。
僕も営業という仕事自体も自分に合わないと感じていたが、そもそも僕が無理になる引き金を引いたのは職場の人間関係だったのだから、そんな女の職場に入り込んでも結局無になってしまうのでは……と不安がある。
仕事は人間関係で決まるという言葉が分かるようになってきた。
いつも人間関係で無になる僕がやっていける仕事とは……
とりあえず簿記2級は取っておこうと思って、ちょっとずつ勉強してる。
取っても就職は厳しいのは分かるけど何もないよりは確実にマシだと思うので。