【競馬・ボート・競輪】[競馬]共同通信杯 最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズが皐月賞へ向け始動2019年2月5日 紙面から クラシックの登竜門「第53回共同通信杯」(GIII・10日・東京・芝1800メートル)で、昨年の最優秀2歳牡馬に選ばれたアドマイヤマーズが今年の始動戦を迎える。無傷の4連勝で2歳王者となった今季初戦の走りを、しっかりと見届けたい。 朝日杯FS制覇から約1カ月半。最優秀2歳牡馬の称号を手にしたアドマイヤマーズが、リフレッシュ放牧を終え、いよいよ始動する。今季初戦に選択したのは、東京芝1800メートル戦の共同通信杯。皐月賞から逆算してローテを組み立て、調整に努めてきた。 「馬体重は10キロぐらい増えたでしょうか。いい成長をしてくれています。共同通信杯を選んだのは、間隔を空けてGIに向かいたいからです。皐月賞へ、というのは決まっていますからね」。大舞台を見据えた上での戦略だと、管理する友道師は話す。まず1冠目にベストの状態で臨むこと。4月14日の本番への道筋にこだわりたい、ということなのだろう。 デビューから4連勝で2歳王者に輝いた。起点となった昨年6月の中京でのデビュー戦で、M・デムーロは非凡な素質を見抜いていた。「走り方がきれいで、とても賢い。素晴らしい馬。そう思いました」。父ダイワメジャーを名手が皐月賞馬へと導いたのは、2004年のこと。クラシック初戦では、父子制覇を目指すことにもなる。 栗東CWで7F97秒7-39秒3-12秒1を刻んだ1月30日の1週前追い切りでは、やや力みが見られたが、見届けた師は「フレッシュな分、行きたがったのかもしれませんね」と分析。「前向きさと捉えていますし、気をつけながら調整していきたいと思っています」と話した。5連勝で次のステージへ。ここで立ち止まるわけにはいかない。 (山田数夫)
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